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外腰掛け

お茶事において露地に出て外腰掛けで待つことには意味がある。
外腰掛けを作らせていただきました。

まずは建てる位置を決め、基礎工事から…
基礎が凸凹なのは柱部分を建ててから埋めるため、中の石の周りも最後に鉄筋を継ぎ足しコンクリートを打ちます。
今回は柱を先に加工してから小屋組の加工へ移りました。

基礎が出来たら土場で小間と同じように材料を選んで仮組みの作業

現場での作業を短縮するため貫、下地窓、座面なども仮組みしています。

仮組みが完成したら解体し現場に持ち込みます。足元は柱と束石を貫通させたボルトで基礎のコンクリート緊結します。

光付けした柱と石を繋いで基礎に緊結して行きます。
屋根はこの形で搬入
建て方が終了、この後左官工事と屋根工事に移ります。
外腰掛けはモルタルに聚楽塗りで仕上げて行きます。
足元に差し石、愛媛ですから青石を使用。
聚楽の仕上げ塗り
三和土をして大分完成に近づいてきました。
竹樋の取り付けを準備
完成です。
外腰掛けから見る小間…この景色最高です。


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