チェロの弾き方 解体新書


来年の目標はチェロの弾き方解体新書を作る事。
画像のように、チェロを弾く際の一つ一つの動きで、どこの筋肉や関節が使われてるか、
見直してマップにして、それぞれに適した練習をするのが絶対いいと思います。

最近、フースラーのボイストレーニングメソッドをやっています。
歌声には使いにくい変な声(笑)の声量や音域を拡張するトレーニングで、
今まで使ってなかった筋肉が活性化し使えるようになり、
無駄な筋肉の緊張がほぐれるという、メソッドです。
これがとっても良いです!!!

これはチェロやバイオリンにも必ず活かせそうで、
やはり身体の使い方や、弦と弓の動きを具体的に頭で理解して、
何が足りないかを見出し、そこを補う練習をする!
そのプロセスが当然1番の近道であり、誰にでも適用できると思います。

美しく白鳥の最初の3音を弾くときに大事なのも
弓元から10cmの位置からダウンで、弓の配分は
2cm 毛一本が触れただけで引く
10cm 弓圧→徐々に肩の力を抜き、弓の位置が下がり毛が沢山付いていく
   ボーイング→肩を中心の動き
10cm 弓圧→肩から肘の回内へ弓圧の掛け方をシフトし、毛はより多く付いていく
   ボーイング→肩中心から肘の伸びへ徐々にシフト
10cm 弓圧→肘の回内で弓圧はかけ終わり弦の振動を止めない程度の弓圧で
   ボーイング→振動を止めないよう十分な弓の速さで、肘の伸びの動きのみで
5cm→徐々に弓圧はゼロになりそのタイミングで弓速もゼロになった瞬間、
   肩(又は体幹)からアップ方向に関節を持っていき、肘手首指の関節の屈伸を経て伝わり、
   アップが始まる。

と、、、
本当はこれくらいたくさんの仕事を腕は数秒でやってるんです!
この中のどれかの要素ご足りないから、綺麗な音にならなかったりします。
どの要素が必要か、知りたいじゃないですか。
知れたらその動きを練習する。
例えば「なるほど、弓圧を掛ける力のシフトが出来なかったから、弓先の音が良くなかったのか」
と分かれば、それ専用の練習をする。
そしたら絶対に次は綺麗な音が出そうじゃないですか?

そういう上達プロセスを作りたいです。来年の目標。
明日は今年最後の本番。表参道のウォールアンドウォールで、2公演。
演奏活動も良いけど、やっぱり、多くの人が音楽を楽しんでくれるのが好きなので
その手助けができたら幸せですねー♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?