人生100年時代に「35歳」をどう捉えるか
人生100年時代ということは
平均70歳の人生から逆算すると1.4倍人生が長くなったということ。
今の60歳は全然定年ではない。
明らかに元気。まだまだ働いていける方々。
1.4を掛けると84歳。84歳でようやく引退…。うん、そんな感じがする。
18歳で成人ってわけではなくて25.2歳でようやく成人。
んー、これはどうなんだろ。わかるようなわからんような。
でも、まぁ18歳20歳22歳の新卒さんたちが大人になっているようには見えないで、そんなものな感じはする。
僕は今44歳のおっさんです。
なんか人生40代になってだいぶやりやすくなったなー。と感じます。
20代とか30代って、まだまだ若いから。という理由でずいぶん侮られたんだけど、40代になると、さすがに50代はただの先輩だし、60代からも「若いから」という理由で、無下にされることはない。
40代で、実績がなかったり実力がなかったり、評価が乏しいのは…そりゃさすがに、本人の責任だろう。とは思う。
つまり40代でようやくオトナ。40代で一人前説。
というわけで
30歳×1.4=42歳
昔は30歳ってそこそこ一人前の仕事や責任感があった歳が、今でいう所の42歳くらいなのかもしれません。
実態は100年時代なのに、頭の中が人生70年自体のままなので、必要以上に焦ったり、自己評価を低くしてしまう要因になってないかな。
そして僕が起業したのは35歳。
25歳×1.4=35歳です。
採用の現場からみても、
35歳がまだチャレンジできる歳なのか
変に凝り固まって雇用しにくい歳なのか
人それぞれ、会社それぞれだ。
ただ肌感覚としては、35歳はまだまだ若手扱いされているという事実。上に年長者が詰まっているので、責任あるポジションには就いていない35歳はけっこう多い。
これから雇用する側も、働く側も35歳をどう捉えるか?
は100年時代仕様にアップデートした方が良さそうだ。
子どもが赤ちゃん期から幼少期になる時期。
社会を見渡すくらいの経験がつめた時期。
基礎的な社会経験や修行を終えた時期。
上司や社長や会社はいつか自分を引き上げてくれる。
そう無邪気に信じられるのもこの時期まで。
親や友人や地域など、これまで育んでくれた人たちの
言葉を信じてやってきたのに
なんだかそれが機能してない、自分には適応してないことに気づくのもこの時期。
それを否定するのは
これまで愛してくれた人を否定するようで
心ではなく身体に痛みを感じるし、
これまで自分がしてきた経験や苦労をも
意味がないことだったのか…と
目の前が真っ暗になるものだけど
もう35歳。じゃなくて
まだ25歳くらいのもんなんだ。と思えれば少しは楽になるんじゃないかな。
僕は20代で若手ベンチャー起業家!に憧れたけど
それをやらなくてよかったと今は思っている。
35歳で自立してよかった。
逆に、ぶつぶつ不平不満を言いながら我慢する
40代にならなくてよかったとも思っている。
年齢なんてただの数字だから気にするな。
と言うには、日本の同学年教育で育った僕らにはムズすぎる。
ただ1.4をかけたり、わったりしてみることで
焦りや不満が和らぐのなら、やってみればいいじゃない。
ちなみにうちの子どもたちも
12歳じゃなくて8歳。
8歳じゃなくて5・6歳。
と、思えばまだまだかわいいw
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?