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流氷初日【知床のコムヌプリだよりback no.69】

こんにちは。知床のコムヌプリだよりです。
今回は、知床から流氷が初めて見えた日のお話です。

はじめましての方はぜひこちらをご覧ください。

今週、1月21日についに知床は「流氷初日」を迎えました。
流氷初日とは視界外の海域から漂流してきた流氷が、視界内の海面に初めて現れた日のことです。オホーツク海の水平線上に白いすじのような流氷を目にすると、懐かしくて胸がいっぱいになるような、「おかえり!」と言いたくなるような、なんだか不思議な気持ちになりました。


流氷初日から一週間、流氷は南風と北風に交互に押され行ったり来たりを繰り返してなかなか岸に近づいてきてくれません。
。流氷の接岸を待ちわびる私たちはそんな流氷の様子に一喜一憂の毎日です。

皆さんにこのお便りが届く頃には流氷が接岸しているでしょうか。楽しみです。


おすすめブックのご紹介



シマフクロウは日本で最大のフクロウです。絶滅危惧種に指定されており、知床でもその姿を見ることは多くはありません。

稀に、その姿を見かけると、無性にこの絵本「ふくろうのこおっこちた」が読みたくなります。

絶滅が心配されている、生息地が少なくなっている。色々な問題を抱えている。
そんなシマフクロウだけれど、彼らはきっと今もどこかでひっそりと、逞しく、健やかに、暮らしている。そんなことを感じさせてくれる絵本です。
ぜひお手に取って読んでみてくださいね。


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