部長に指名されて、アメリカアトランタで開催されたDIAへ参加。会社の出展ブースでの対応という名目でのご褒美旅行で、DIAの最新のセッションを聴講して、ランチョンセミナーに参加して、ブースで参加者へ宣伝する合間に色々楽しませてもらいました。

アトランタと言えば「風と共に去りぬ」
♪アトランタ～アトランタ～～っ宝塚の歌がぐるぐるｗｗ

英語が苦手だったので、指名された当初はすぐに行きますと言えなくて、上司に相談したら、絶対いい経験になるから行ってらっしゃいと、英語は教えてあげるからと、そうその上司は英語ペラペラだったんです。で、必要と思われるフレーズをレコーダーに吹き込んでもらってそれだけ覚えて挑みました。セッションも何を聴講すればいいのか迷って、上司などに色々相談しながら、スケジュールを組んだり。社内参加者は6，7名だったかしら。それぞれの部署からの代表なので、初めましての人も多くて、事前に何度かミーティングして色々打ち合わせして、いざアトランタへ。

現地では、現地法人の方が色々と心を配ってくださって、宿泊もDIAのオフィシャルホテル。海外のグループ会社の方々との会食や大リーグ観戦もセッティングいただいて、自由時間には観光・ショッピングも楽しめました。

英語力の問題もあり、せっかくのセッション聴講も全てを理解することはできませんでしたが、とても刺激的で、展示ブースでは、日本からの参加者の方もいらして、クライアントの担当者の方がわざわざご挨拶に来て下さったり、まったく我が社を知らない方が足を止めてくださったり、質問される内容から「あ、今はそういうことが求めれているのか」と気づきがあったり、片言英語でも、迷ったら現地法人の方につなげられるので安心だったので、楽しかったなぁ。展示ブースを色々回ってノベルティを貰ったり、早々似顔絵も書いてもらいましたよ(笑)

グループ会社の方との会食では、お隣になったシンガポールから参加された方に、つたない英語で必死にシンガポールに行ったときの話など色々話しかけてみるも、気持ちが載らなくてなかなか盛り上がらず、ごめんなさいねと謝られて落ち込んで、好きだった歌の話題で場を盛り上げた先輩から「日本語でも英語でも同じこど、皆で共通の話ができるネタをいくつか用意しておくとよい」と教えていただいたり。
ちなみに、お隣さんと話が盛り上がらなかったのは実はお相手の方の体調不良だったことが翌日判明。翌日ブースに来てくれた彼女が満面の笑みで、駆け寄ってきてくれて、「昨日はごめんなさいね、体調が悪かったの。シンガポールの話もしてくれたのにありがとう。話が盛り上がらなかったのはあなたのせいじゃないのよ。」と言ってくれて嬉しくて、でもその嬉しい気持ちをきちんと伝えられるだけの英語力はなくて💦

大リーグ観戦では、誰か日本人選手が登板して、盛り上がった気がしますが、何せ野球に疎いので全く覚えてません💦💦
それよりも、川原泉の漫画「甲子園の空に笑え」で知った『Take Me Out to the Ball Game』を歌えたことに大感激。

コカ・コーラ博物館で各国の様々なコーラを見て、真っ赤なコカ・コーラTシャツ買って、当時の家人にコカ・コーラトランクをお土産に買ったり。ちなみにこのTシャツ着心地良くて、まだ今でも着ています(笑)
http://www.link-usa.jp/us-dictionaly/archives/2008/05/26_141726.html

もちろん、風と共に去りぬのマーガレット・ミッチェル・ハウスにも行きましたよ！https://tavitt.jp/spot/margaret-mitchell-house/

そして、決して生涯忘れられないだろうと思う出来事があった。
ある夕方、ふとマーティン・ルーサー・キングの生家へホテルから歩いて行けそうだと一人で歩き始めたら、ブロックを超えたところで、黒人男性に「マダム」と声をかけられた。このブロックから先は治安が悪くて一人で歩くのは危険だから帰りなさいと。
はっとしました。事前に色々調べてわかっていたつもりでも、つい浮かれていたと。
丁寧にお礼を言って回れ右しようとしてふと目が合って手をおずおずと出された。あ、そうかと、手持ちの少額ドルでお礼を渡して、つくづく自分の甘さを痛感した出来事でした。
あの時の彼の目を忘れられない。チップをねだることへの恥じらいとやるせなさを宿した目。でもね、チップ社会では親切にしてもらったらチップでお礼するのは至極当たり前のこと。それなのに何故それを感じたのか。まだ完全には無くなっていない黒人差別を体感した出来事だったと思う。
https://4travel.jp/os_shisetsu_tips/14083803

思い返すと色々気づきがあったとても貴重な経験をさせてもらった初の海外出張でした。ちなみに往復ともデルタ航空、帰りの機内で「フラガール」をみてぐすぐす泣いてたら、気さくな日本人男性クルーに話しかけられて、それいい映画だよね～～泣いちゃうよね～～って(笑)。ええ、これがこの旅の最後の思い出でございますｗｗ