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どうする確定申告? やらなきゃ損!

確定申告は思うほど面倒くさくない

フリーランスの方で「面倒くさいから確定申告をしない」という方があまりにも多いのでビックリします。確定申告は税理士さんに頼まなくても簡単に自分で出来るのに、もったいない話です。私の親しい仕事仲間でフリーランスの方がやはりずうっと確定申告をしないでいました。数年前にやっとその気になったので、2度ばかり会ってやり方を教えたらすぐに理解してくれました。自分で申告してもらったら、70万円も税金が戻ってきたと喜んでくれました。

源泉徴収されていた税金が戻ってきたら嬉しくないですか

フリーランスの方で収入の中から源泉徴収として所得税が天引きとなっている方も多いと思いますが、源泉徴収されていた税金が戻る可能性は大きいのです。戻ったら嬉しくないですか。普通のフリーランスの方であれば経費の勘定項目は極めて少ないので、領収書を全部取っておいていただいて、すべての経費をそのどれかに当てはめればいいのです。エクセルで作成してもいいし、インターネットで無料で使える確定申告ソフトを使えばいいのです。

今頃は確定申告の本が本屋にたくさん並んでいますので、パラパラとめくって読みやすそうなのを選んで買って読んでみてください。またnoteなどのインターネット上にもいろいろとやり方が載っていますので参考にしてください。

個人事業主として開業届を提出しましょう

まず初めに個人事業主として「開業届」を提出する必要があります。また、同時に「所得税の青色申告承認書」も一緒に提出しておいてください。一般的には過去5年間の所得に関する確定申告を行うことができますから、昨年の分の確定申告を今年やらない場合でも、来年申告することが可能ですのでご安心ください。この辺のことは税務署に電話をすれば詳しく説明してくれます。

法人を立ち上げた人は赤字でも税金がかかる

既に法人を設立している方は設立と同時に開業届は提出済みのはずで、青色申告の申請もしている方が多いと思います。ただ覚えておいていただきたいのは、個人事業主の場合と違って法人で申告した場合には、たとえ赤字の申告をして所得税がゼロになったとしても、地方税の均等割の7万円が必ずかかるということです。まだ個人事業主にするか法人にするかを決めかねている方はこのことを覚えておいてください。法人にした場合には、3月15日までではなく決算日の翌日から2か月以内に必ず確定申告を行ってください。

インボイス制度に関して

売上が1,000万円以下の免税事業者の方は今まで消費税の支払いが免除されてきましたが、昨年の10月から導入されたインボイス制度によって状況が変わりました。インボイス制度に関しては所得税ではなく消費税に関することなので、ここでは触れません。いつの時点で課税事業者(適格請求書発行事業者)になるかはクライアントの意向も大きいのですが、よく状況を見て判断してください。2029年10月以降は特例措置がなくなるので、いつかは消費税の申告をしなければいけないと覚悟しておいてください。

どうしても自分で確定申告ができない方は

本を読んでもインターネットを見てもよくわからない方や、はなから面倒で自分でやる気のない方で源泉徴収額の多い方は、是非とも税理士さんに確定申告をお願いしてください。コストに見合うだけの成果は十分あります。
でも、どこの税理士さんも今は大忙しで、なかなか受けてくれないかもしれません。その時は来年にお願いしてください。
来年のことを言っても、こればっかりは鬼が笑いません。

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