見出し画像

大津絵ってご存知ですか?

以前、山東京伝の『骨董集』を取り上げた際に、「大津絵」というものを知りました。

そのまんま、「大津」の「絵」です。

滋賀県大津市で江戸時代初期から名産としてきた民俗絵画で、さまざまな画題を扱っており、東海道を旅する旅人たちの間の土産物・護符として知られていた。

ウィキペディア

さらに、『鯰絵』という古本を読んでから、「瓢箪鯰」というものが大津絵を代表する題材というので、どんどん関心が高まり、このたび、めでたく大津絵10枚セットを購入できましたので、さっそくお披露目したいと思います。

なるべく多くの絵が揃っていることを最優先にしたので、これは残念なことに印刷なのです。ですから、安く手に入れられたのですが、そうなるとやはり手書きのものが欲しくなりますね。次回の課題とします。

それではご紹介。

(左)大津絵といったらこれは外せない絶対王者「鬼の念仏」

(右)鬼と見分けのつかない雷様「雷公(らいこう)」

(左)目と目の間をあけてほしい「瓢箪鯰」

(右)これも大津絵の代表選手紅一点の「藤娘」

(左)道中安全祈願を意味する「奴」

(右)三井寺みいでらに引摺り鐘伝説の残る「弁慶」

(左)なんでそんなに頭がデカいの「寿老人」

(右)生まれ変わったらこれになりたい「鷹匠」

(左)ワンちゃんは見えていません「座頭」

(右)父の仇討ちを題材にした歌舞伎「矢の根」


以上、いかがでしたでしょうか。

現代ゆるキャラに勝るとも劣らない、秀逸な絵たちでした。

そもそもがお土産の絵ですから、楽しめればそれでいいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?