【うつ病日記 10】 頑張らないで生きる
7.4
みんな、
「休憩すればいい」
「好きなことをしなさい」
「やりたいことは何?」
と言ってくる。
心配してくれていることはわかるけど、私には「まだがんばれ」にしか聞こえない。
毎朝、起きると、
「また朝がきた。今日も苦しい一日が始まる。死にたい。」
そう思う。
お昼も、夜も、ずっとずっと、死にたいと思う。
やりたいこともないし、休憩したくもない。ただ、私が今したいことは死ぬことだけなのに。
結局それを誰も許してくれないから、私は今まで以上に頑張っている。
頑張って、頑張って、生きている。
〜この日記を読んで、今思うこと〜
大学に復学して、去年休学していたと伝えると、ほとんどの人が「休学して何をしていたの?」と尋ねる。
「病気療養で」
というと、気まずそうな顔をする。
休むのに、理由なんて必要ないのに。
「疲れたから」
こんな答えが当たり前になって、受け入れられる社会になったら。
ただ生きることが、どうしてこんなに大変なことになってしまったんだろう。頑張って目標を立てて、頑張って努力して、頑張って成果を出さないと、生きたことにならないのはどうしてなんだろう。
ただ、息を吸って、吐く。
それを「生きること」と認めたい。
(カバー写真は、スイスのPilatusにて)
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