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三(七)行月記(二〇二三)

二〇二三って、ヘッドスライディングみたいだな。
どっちかというとアウトっぽい。なんでかはわかんないけど。



今日は、バイクの練習に付き合ってほしいという友人と、冬のツーリングをしていた。友人が持ってきていたインカムというものをはじめて使って、喋りながらのツーリングをした。ヘッドホンとマイクをヘルメットにつけて、離れていても会話しながらツーリングできる、優れもの。

慣れない運転に緊張して、信号で止まるたびに「ふー。」って言って息をついたり、乗る前に「鍵どこやったっけ?」とか言う独り言が、耳元から大音量で聞こえてくるのがめちゃくちゃおもしろい。ツーリングしてないときも誰かとインカムつけて過ごしたいくらい。


そんな寒くて楽しい冬のツーリングの待ち合わせに向かう途中で聞いていたpodcastで、ある方が1年のふり返りをしていた。それを聞いて、自分もしてみたくなった。振り返るには、本当はまだちょっと早いけれど。

僕は一人語りのstand.fmをしてるんだけど、アプリが使えなくなってしまってそちらではやる気がでないので、noteで振り返ってみる。いつか友人がやっていた、1年を3行で要約して半生を振り返るのを真似して、1か月を3行(PCで書いたんだけど、スマホで読むと7行)で振り返る。密度は12分の1。それでもだいぶ濃いはず。手帳を亡くしちゃったのでうろ覚えだけど。



二〇二三年

一月
3月まで非常勤で続けていた福祉職の宿直の仕事や、募金のボランティアや初詣の予定で忙しい正月。大神神社のおみくじは久しぶりの凶。国家試験勉強と掛け持ち仕事に慌ただしい月。月末に近所の図書館のイベントに参加。

二月
海の近くの試験会場で2日間、精神保健福祉士の試験を受ける。初日によくできて安心。自己採点に集中し過ぎて2日目の帰りの電車を乗り過ごす。試験後は転職後のNPOの仕事が徐々に忙しく。プレッシャーを感じ始める。

三月
数年ぶりに友人と行った海遊館でなぜか酔う。くらげ。近くのお店の茶碗蒸しラーメンは美味。転職先の職場のプレッシャーが強まる。試験は合格したがその後のことを思い、喜べず。ふりかえると、このころすでに鬱っぽい。

四月
メンタル不安定になり、救急搬送後、精神科に受診し休職。転職先の人や友人、元の職場の先輩、心理士さんらにたくさんサポートしてもらう。先輩に「人に迷惑をかける練習をしなさい」と言われる。川上村の宿で一泊。雨。

五月
ツーリング、畑作業と五目並べ、CI、体へのアプローチ、人と話すこと、noteに書くこと、トラウマの勉強、読書、ボルダリングなどで徐々に回復。「休む人のためのカフェ」に初参加。母の30回目の命日に、ある方と話す。

六月
知り合いにWRAPの本を借りて実施。休職後の生き方を考えるため、農家の知り合いを尋ね石垣島へ。「ものづくりをした方がいい」の言葉に背中押される。立ち飲み将棋。エリック・ホッファーの「波止場日記」にはまる。

七月
友人と鳥取へ。自分で店を改築した本屋さんと話す。休職期間中、自分の暮らす家を自分で建てた人3人と出会い、憧れる。”wish you were hereの対話”(stand.fm)のテキストコンテンツ化を進める。もぐらっちかわいすぎ。

八月
休職最終月。やめる職場の人たちの温かい言葉に泣ける。これからも応援。podcast、あいだの生き方ラジオのパーソナリティー開始。中旬に名古屋でlove life projectに参加。最高。その後久々にぎふメディアコスモス。好き。

九月
住み込みで柿収穫のバイト開始。初日は疲れすぎて終了後ぶっ倒れるようにベッドへ。阪神優勝の日に寮に同居人来て唐突な共同生活スタート。気の合う人で安心。仕事後の吉野川の夕陽が癒し。うまい店と安いスーパー開拓。

十月
暑さが和らぐとともに収穫作業にも慣れる。キャンプ用チェアを買って、新しい番組、ACEサバイバーズRADIO(仮)をwifiの繋がる屋外でZOOM収録。スーパー銭湯の10回の回数券買ったが帰りが寒くて行くのがおっくうに。

十一月
友人の結婚式で感涙。二次会も楽しく幸せ。10日、同僚に誕生日を祝ってもらう。収獲以外でビニルハウス解体も手伝う。優勝パレードや出身大学の学祭に行くなどする。収獲早く終わり、早めに仕事終了。お世話になり感謝。

十二月
親戚に荷物運びを手伝ってもらい、自宅での暮らしが再開。温かい家が幸せ。図書館もまた近くなり、通う頻度が増える。奈良市のイベントで図書館好きの人と出会い、大阪城公園でのウォーキングも。年末が近づく。




こうやって書くと、密度濃い1年送ってたなあと。
12月になって無職に近い状態にまた戻って、すでになんだか焦りを感じてるけど、多忙な日々が長かったんだから、いまは今しかできない時間の使い方をしておこうと思う。

働いていない時期にしかできないこと、たくさんある。

お金に還元されない価値をもっと大事にしておこう。

この1年は、本当に、いろんな人に支えられまくった年だった。関わってくれた人に感謝だな。


そうそう、休職期間中、noteに有料の記事を書いていたら、たくさんの人に購入やサポートしてもらって、自信の回復につながったし、励みになりました。ほんまにほんまに、ありがとうございました。そのことがあったおかげで、いまは、ライターの仕事にも挑戦しようと思っています。


wi-fiが自由に使える環境に戻って、書きたいこともたくさん出てきたので、またちょくちょくnote書いていきます。
よかったらまた、興味あるのだけでも、読みに来てくださいね。

寒くなって来たけれど、良い年末を!

たまには遠くを眺めてぼーっとしようね。