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泰然

東南アジア弾丸旅は
3ヶ国目ベトナムにたどり着きました。

ここで相棒、はるきゃんの
ビーチサンダルの緒がちぎれる(笑)
そして2人で夜の公園にて
「ダーカウ」と呼ばれる
「蹴鞠」のような
しかし、鞠ではなく羽子板の羽のようなものを
地面に落とさないように蹴りあげる
遊びに参加しました。
そこで僕がタイで買った薄い生地のズボン、
知る人ぞ知る「タイパン」が
股から裂ける(笑)
ビーサンに、パンツ。
二人の旅の壮絶さを物語ます(笑)

「サイゴン」改め「ホーチミン」が
旅の起点。
僕たちはベトナム入国を祝い楽しい夜を
過ごした次の日
ベトナム戦争証跡博物館を訪ねました。
冷戦時にベトナムで起きた戦争。
社会主義と民主主義により
ひとつの国が北と南に分断され
アメリカやソ連を後ろ楯にして起きた
多くの命が失われる戦争。
悲惨さを物語る数々の
展示の中で、僕の心を惹いたのは
世界各地で起きた
ベトナム戦争に対する「反戦運動」の
写真などの展示でした。
日本でも行われていた運動、
世界中の人々がこの愚かな行為に
声をあげて反対したのです。
路上で旗を持ち抗議する人や
反戦の意を表すために
その身まで焼いて抗議する人。
中でも、特に僕の印象に残ったのは
兵士の銃口に花を生けていく人々。
人を殺める為でなく
愛するための武器。
その戦い方に感銘をうけました。
ここで人の醜さも美しさも目の当たりにし、
涙が溢れました。

夜には
カウチサーフィンにて知り合った人達と
バーへ。
原チャリの後ろに乗せてもらい
夜の町にて
荒れ狂う波のようなスクーターの群衆の中を
すいすい走っていったのは
とても気持ちがよかったです。
バーはルーフトップ、展望テラス。
僕にはファンシーすぎて
時期尚早な気がしました(笑)

ホーチミンから夜行バスに乗り
北上しました。
とその前に、
バスの発車時刻まで微妙に空いた隙間時間。

「どうする?」

男二人、東南アジア

多くは語りません(笑)

人生で初めての経験をして
蒸し暑くもスッキリとした夜の中
僕たちは夜行バスに乗り込んで
ニャチャンへと旅立ちました。
ベトナム名物の夜行バスは
席が個別の簡易ベッドのように
なっていて
実に快適でした。

真夜中にふと窓を眺めると
真っ暗な海沿い?に
浮かんでいた漁船?が灯していた
いくつもの光。
暗闇に転々と浮かぶ蛍のような光。
意図せずして偶然に絶景と出逢い
なんだかラッキーな気分になりました。

そして再び眠りにつきました。


ベトナム戦争証跡博物館でみた写真

Cảm ơn


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