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旅行02日目(ウルムチ→ウルムチ)(06/20火)


※新疆ツアー第二陣以降に参加予定の方は同じ旅程とは限りませんが、ネタバレになる可能性があるのでみない方が良いかと思います🍀



ぐったり寝て、朝食時間ぎりぎりまでだらだら話しながら過ごす

カーテンをあけウルムチの街を見てみる
昨日は移動だけで暗くなり、街をみれなかった

ホテルの上からみるウルムチは大都会だった!
新疆ウイグル区人口2500万人以上
ウルムチ市人口は360万人
高知市の人口は32万人ほど

部屋にあった果物をかじりながら街を眺める
08時前だが雰囲気は早朝5時くらいな感じがする
あまり人が動いていない

疲れ果ててベッドから動けなかった息子もゴソゴソと起き始めたので
朝食を食べにいく

ホテルの朝食の形
ビュッフェ

中華の辛いイメージと新疆の香辛料のイメージが重なってる感じかな?
と想像しながら会場へ入る

パッと見、赤い辛そうなものもあるが適当に取っていく

赤いものは総じて辛い!(知ってた)
赤くないものでも辛いのある!

普通のサラダに見えるものも味付けが独特、不思議な味がする
おいしい!

辛くなさそうなものも辛い

このピザカットされたナン?は思った通り、湿気を吸った上にカチカチになった感じのやつ!
思った通りの食感で、単体で食べるには不向きでした!
肉まんは美味しく食べた!

食べ物よりも飲み物の方が選択肢なかったなぁ

あと豆乳と牛乳どちらもあったけど、なんというかサラサラしてる
低脂肪な感じ?ちょっと違うかも

息子食べられるものが少ないけどがんばってチャレンジはしてた!

部屋へかえって一休みする
集合は09時45分


息子、すこしお腹ゆるいらしく
トイレットペーパーを使い切る
トイレ詰まる

父しばし固まって…


…さて解消する道具がない

フロントに頼むのも面倒くさい

頭の中で何回か躊躇して否定しつつも仕方が無いので実行に移す

素手にビニール袋を二重につけて、汚物水のなかでまぜまぜして圧迫していくことで、なんとか流すことに成功

息子から尊敬の眼差しをうける


ロビーに集合し、バスへ乗り込む

まず新疆で発掘されたものを展示している博物館へ向かう
何年か前から、中国では博物館などの施設がほとんど無料になったとのこと
これは羨ましい!いい政策!

なのですこし人多いかも知れないとガイドさん
でも平日だから少ないかな?とガイドさん

新疆は日の入りが遅いので、いろいろ始まる朝の時間帯が遅くて、だいたい09時30分くらいからお仕事を始めるらしい

博物館は10時00分開館

あとウルムチを走る公共のバスはどこまで乗っても
1元で乗れるらしい(日本円で約20円!やっす!)

30分ほど市内を走り、目的地の
「新疆ウイグル自治区博物館」に
到着する

車窓から見えた光景は、大行列!
観光バスも何台も止まってて、徒歩で博物館へ向かってる人も多く、大盛況の状態w

休日じゃなくてよかったよガイドさん!ほんとに

中に入るのに、空港にあるような検査場があり、そこを通過してから入る  

博物館正面のエントランスは広くて、小学生低学年くらいの子どもたちが集まってなにかを話したり歌ったりしていた
写真を撮っていたのは先生か親御さんかな

黄色い帽子で可愛らしかった

さて内部へ入る

縦に広いロビーで3階建てくらいに感じる
人はとても多くて引率からハグれまいと息子と手を繋ぎ早歩きで追いかける

2階→1階の順で見学する様子

ここには有名な(知らなかった)
「楼蘭の美女(ろうらんのびじょ)」
と呼ばれるミイラがある
※同名のミイラは他にもあり注意

タクラマカン砂漠から発掘された、約3800年前の女性、死亡時期は40歳頃とのこと

砂漠の環境によるものと思うが、言い方が適切かもわからないが、
とても状態が良く、髪や皮膚感、表情まで読み取れる、とても綺麗なミイラだった
美女と呼ばれるのもよくわかる

※最初は何枚も写真を撮っていたが、あまりにもキレイな状態で、撮影しているという行為が憚られる気がして、撮影自体をやめた
※ここで写真を掲載するのもやめておきます
WikipediaのURL載せておきます
https://ja.wikipedia.org/wiki/楼蘭の美女

その時代の住居や生活様式、道具、人形での再現など、説明文は中文ですが、スマホの翻訳機能をつかえば大体意味はわかりますし、見どころは沢山ありました
また数々の古代国家の出土品も多数ありました
横山光輝三国志を読んた事あるなら見たことあるはずの「爵(しゃく)」爵位の爵の字ですが、お酒を飲む時に使われた酒器です

爵!

これのレプリカでお酒を飲みたいとずっと思ってたことを思い出しました

新疆ウイグル自治区博物館には沢山の遺物があり、本当に刺激を受けます
日本の近くにあれば修学旅行で見ても良さそうですのに、ちょっと遠いですね💦

見学を終え、出発前にすこし自由時間があったが、このとき息子は疲れてて、柱にもたれかかって座り込んでしまう

これぐらいで疲れる子ではないと思ったがすこし疲れてる顔をしていたので、ちょっと心配…
(ちょこちょこ咳もしてる)

新疆の周囲は高い山々と砂漠に囲まれていて、年間降水量が少なく湿度は低い
乾燥しているので喉を痛めやすい

今回はのど飴などを持ってきて喉のケアをするようにと事前に説明があった

あとでのど飴と、のどぬ~るスプレーをしてあげよう

また見学中に、次に訪問する箇所では子どもには刺激の強い表現があるので、息子は無理に参加しなくても良いと事前に気を遣ってもらった
(駐大阪総領事館の領事さんに)

息子ともぎりぎりまで相談して、見学に参加してみて、無理そうならすぐに出るということになった

次にバスで向かった先は
「新疆国際会議センター」
ここでは
デモ・極端化事件反対運動主題展示
という新疆ウイグル自治区で起こった古くから起こっていたテロ等(1990年代~2016年くらいまで展示物が多いみたい)
写真や関連物が展示されている

2009年頃のテロかデモかはニュースで見たり聞いたりした記憶が有る

展示の始まりは
ガイドさんがパネルを指しながら古代中国、古代新疆、西域36国のそれぞれの関係、現在の関係など、位置関係と歴史の話を聞く

漢歸義羌長銅印
(かんきぎきょうちょうどういん)

日本の金印に似ています
漢のあった時代に、漢と新疆の国は交流があったようです
金とか銅とかは相手国の格で違う
※参考
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/印綬


そののち世界のテロの話から新疆地区で起こったデモやテロの話へ

このあたりで、イスラム系活動家が人質を処刑する直前の写真などが出てきて息子は帰りたくなってそうな顔をしている

その後は、実際に被害のあった場所の写真(犠牲者そのまま写ってる)が多数あり、このタイミングで息子は外へ出ると訴えたため、ここで見学を中止する

外に出るとかかりのお姉さん達が、優しい表情で息子に水を渡し、座って休めるところに案内してくれた

息子に対して
「いまから世界情勢の話をする
暴力行為、テロ、誘拐、内戦、戦争などいまこの瞬間も世界のどこかで何かしらの事態が起こっていて、無念な死を迎えている人もいる
日本は世界でもかなり安全で見逃しがちだが、ここの展示で見たようなことは、たとえばウクライナとロシア間の戦争でも起こっているはずだ
単にニュースで「テロがありました」「紛争が起こっています」「銃の乱射があった」「デモ隊の衝突がありました」などと流れても、犠牲者はまず映らない
〇〇くん(息子)には見えない部分まで想像して考える事ができる人になってほしい」

と話す
11歳でどこまで理解できるかわからないが、ここで話しておきたかった

その後、新疆でのテロのことを調べてて、ここがわかりやすかった⬇
https://japanknowledge.com/introduction/keyword.html?i=330

みんなの展示見学が終わり、再び移動する

こんどはコカコーラの製造工場へ
Theアメリカって企業ではあるが、中国に、それも新疆にあるとは思わなかった(中国国内に複数あるみたい)


可口可楽(コカコーラ)!文字が違うだけで、見た目はそのままである

まずはコカコーラの案内人のお姉さんが、コーラの歴史などを話してくれて、北京五輪のスポンサーの話、回収ボトルからのプラスチック製品への再利用、豆知識などを教わる

中国の廃棄物の分類、リサイクルの現実は全く知らないが、グローバルな大きな企業ではリユース、リサイクルなどの活動はもはや必須の世の中だなと再認識した

再生品はこのラベルが付いている

製造工場を2階部分から見下ろす形で見学する
残念ながら、製造ライン機器の洗浄中でボトリングなど見栄えのよい瞬間はみれなかったが、とても衛生的で日本の工場とも変わりがないと思える感じだった(日本のジュース製造工場みたことないけど)

1階に降りて、この工場でつくられた水やコーヒー、ジュースを取り放題でどうぞと言われたので、コーラ(赤)、ファンタ(黄)、モンスター(白)、をもらう!取り放題といってもみんな2本くらいですましていた
カフェラテを取ってる人が多かったきがする

味はどうかな…

記念撮影を終え、バスへ
ちょっと遅めの昼食へ向かう

地元にあるレストランへ
なかなか広くてお客さんもぞくぞくと入ってきていた

さて、いよいよ本格的に地元の味になる
中華らしく真ん中にターンテーブルがあり日本では見かけないような料理がならぶ


やはり赤色の唐辛子や、赤色に色ついた油の料理が多い

そして品数が多すぎる!中国の歓迎って感じがした

日本人用に控えめに作ってくれているということだがやっぱり辛い💦

自分は何とか食べられるが息子にはキツイだろうなという感じ(困る)

白いごはんもあってたすかった
息子はなんとか食べられるものと白ご飯でお腹を満たしていた

これは完全に思い込みなんだが、中国の白いご飯はインディカ米に近くて、めっちゃパラパラしててご飯同士がくっついてないイメージを持ってた
主に昔の映画で
※ちょっと脱線
初めて意識してみた中国映画は
13歳の頃、見るべきテレビもなく暇を持て余した正月映画が、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」で実在した人物「黄飛鴻(ウォン・フェイホン)」を主人公にしたシリーズ物
主演は李連杰(リーリンチェイ)現在の芸名は(ジェット・リー)

これを多感な思春期に観たことで、カンフー映画にはまる
出だしが李連杰だったので少林寺系の映画を借りれるだけ借りて観ていた(当時はVHSをレンタルしてた)
中国ドラマで1番好きなものはベタであるが「琅琊榜」、1番好きな中国映画と聞かれたら「大地無限マスターオブリアルカンフー」である
大地無限も実在した太極拳の始祖と云われている「張 三丰」(ちょうさんぽう)を主人公にした映画
主演はもちろん李連杰
その他のキャストもみんないい味があり大好きである
最近でも大活躍されていふミシェル・ヨーもこの作品に出ていて、スタートレックディスカバリーで久しぶりにみて、変わってないなぁと思った

大事なことだから書きますが
大地無限はDVD版とVHS版があるです
最高なのはだんぜんVHS版です
違いは吹替なのです!(声優が違う)
大事なことなので書きました!VHSですよ!

なぜ脱線したかと言うと、今あげた大好きな中国映画では、よくご飯を食べているシーンが映る
この頃のカンフー映画では大きなお茶碗に、長い箸でガツガツと掻き込むシーンが多い
ご飯中に戦うシーンも多い
このとき、ご飯粒が見事にパラパラと飛び散りながら落ちるのである
完璧な炒飯のように!

書いてて思ったけど、
キョンシー映画でもそんなシーンあったわ
キョンシー映画は有名なところでは霊幻道士と幽玄道士とがある
霊幻道士はシリアスな感じで
幽玄道士はコミカルな感じ
幽玄道士(テンテンの出てくる方)で
キョンシーがご飯食べるときにジャイアン的なキョンシーがスネ夫的なキョンシーに嫌がらせをしてるシーンで手の形したお仕置棒みたいなのでしばかれるのだが、そのあたりでもご飯がパラパラしてた気がする
(ネットで画像があれば探してみます)



という理由から、そういうパラパラご飯をイメージしていたのだ

ただそれだけを伝えたくて脱線しました

2人してなんとかご飯を食べて
大きな玉でてきた璧をみたり、大きな香炉をみたりしていると、立体地図がありそれをパシャパシャ写真に撮る

玉で出来た璧
この大きな穴(タクラマカン砂漠)は日本列島が丸ごと入る

平面地図より遥かにわかりやすいし、三国時代の蜀の地、漢中、などが如何に守りやすかったかがよくわかる!この立体地図ほしい!

山に囲まれた蜀!まさに王者の地!その上の漢中も!


このツアーは数々の名所を訪れる予定だが
つぎの目的地は
「天山天池」
風光明媚!このひと言につきる

ここは一番行きたかったところなのだ


なかなかの長距離を移動し、

現地までもう少しの所に停車する

バスから電動バスへ乗り換えて、天池の1番いいところまで乗せてってもらえるらしい

普通のお客さんは少し離れた駐車場から歩いて登っていた

中年の足腰には有難い

到着してバスをおりたら、もう絶景
残念ながら雲とガスが出ているが、それでも十分きれい✨

なに思う
額紫陽花みたい 花弁がかわいい
パノラマ!

晴れた日なら、春と夏と冬が同居してるような絵みたいな感じにみえるらしい! 

晴れた日!

写真を撮りまくる
これでもかと撮りまくる

はぁきれいだ
ここでキャンプしたい…

空気もおいしい!
みたことない花や植物も!

私がジェフ・ベゾスならここに家を建てて、バカでかいバルコニーで古代ローマ式の寝そべりベッドに横たわって、お酒とつまみに囲まれて
景色に目をやりつつ、ひたすら漫画を読むだけの生活を死ぬまで続けるのに


はぁ、、、本当にきれいだったー


帰りのバスでは疲れ果てて父子ともに船を漕ぎながら帰りました

ホテルは昨日といっしょ
初日だけ同ホテルで2泊の予定

夕食はまた大円卓でこれまた大量の料理がならぶ
食べ切れるはずのない量がぞくぞくと来る
まだ来るっ!(逆シャア)って心の中で叫んだ、、、何回も💦

新疆ブランドのビールWUSU(ウス)
軽い飲み口で、ほんのり甘いビール
度数も若干低めで、いっぱい飲めちゃうビール おいしい!

有名な青島ビール これもおいしい!
こっちは日本のビールに近い飲みなれた感じ!

相変わらず辛い味付けのものが多いが息子はシシカバブの串など食べられるものでお腹を満たし、大人の会話が楽しくなくて、先に部屋へ帰った
ゲームかなにかをしたいのだろう

料理が辛いのでビールがすすむ
いい感じに気持ちよくなってきた所で部屋へ帰る

明日も早いのですぐにシャワーを浴びようとする
アメニティは更新されていた

しかし、昨日は問題なかったのに、シャワーがでない

翻訳したものの役にたたなかった

たぶんこのスイッチを使いこなさないとダメなんだろうけど、引いても押しても捻っても何をしてもシャワーがでない
ちなみに湯船の深さは私のひざ下くらいの激浅ゆぶねw

しかたないので、浅い浴槽にお湯を張り、日本からもってきた入浴剤(登別)を入れて、お風呂を終える


01時00分くらいに電気を消す
きょうもハードだったなあと
…就寝