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お見合いは釣書を書くべし-こなの結婚話5-

こんにちは、こなです。
引き続き結婚話です。
前回の話はこちら↓

周りの大人たちのスピーディな対応によりお見合いをすることになった私。

「じゃあ、早いうちに釣書用意して」
ナンダソリャ?

釣書とは、簡単にいうと自己紹介書なのですが、
・自分の名前と生年月日
・住所
・家族構成
・学歴と仕事先
・趣味や特技や資格
・身長や体重
などなど・・・項目に決まりはないと思いますが、
自分という「人」を知ってもらうためにプロフィールを相手様に見せる必要があるんです。
手書きで。

めーんどくさい。
いや、面倒ではないな、手書きに自信がない!

「ええ~これいつまでに書かなきゃなの?」
「そりゃ早く出さないと、相手様も待ってあるでしょ
明日持って行く。」
「明日!?ああ~また書き損じた!もうお見合いしなくていい!」
「こら!いいから書きなさい!」

ドタバタと大慌てで釣書を書く。
お見合いってこんなこともしなきゃなの?
前もって準備してるものでもないから大変だな。。

うーん、うーん
趣味:乙女ゲーム・・・は、印象宜しくないから、、、旅行(オタクのオフ会でたびたび東京に行っていたから嘘ではない)
特技:一度歩いた道は覚えてる
母「変よ」
・・・却下。もう特技なしでいいや・・・。
身長:162センチ。体重は・・・絶対書かない

ほんとにお見合いする気あるのか、私?
でもどうにかこうにか書いた釣書は、、、
うん。スッキリと纏まっている気がする。


「あと、写真も一緒に提出するよ」
ええええ~~~~;;;

そりゃそうだ。相手様も写真見せてたもんね。
私は当時、太っている自分を写真に残されることが嫌いで、写真を撮られることを常に断っていた。
どうしても写真を撮るような家族写真は本当に嫌々で。例えるなら、らんま1/2に出てくる玄馬(パンダ)みたいな。「撮れるもんなら撮ってみろ」と言わんばかりの鋭い目つきの写真しかないんです。
可愛げないったらありゃしない。

「これから撮る?」
「いや・・・もうこんな疲れ顔で笑えないよ」
(※仕事帰りで日付が変わる頃のやり取り)

数少ない写真から漁る漁る。ほぼない。
どうにか選び抜かれたのは、
その年のお正月に撮った親族全員写真(クラス写真みたいなやつ)を、私だけ拡大したことによりややピンボケ気味。前列に座るおばあちゃんたちの間から顔を出してるから体形も気にならない。
良いではないか。

「こんなんでいいの?」
「仕方ないよ・・・唯一笑ってるし、大丈夫だよ、一応顔分かるし」

きっともっと本格的な縁談話だったらきっとダメだと思います。
私の場合もダメだと思いますが。
相手様の写真も普段着の写真だったのでセーフということで。

会ってみたい気持ちはもちろんある。
でも釣書で事前にジャッジされる不安。
包み隠さず自分を見せなきゃいけない釣書でなんか正直に表せない自分。

ほんとにお見合いするのか、私よ。

♡ありがとうございます。
次回に続きます。