今日もオリンピックでは各競技で熱戦が繰り広げられているが、特に卓球混合ダブルスとバドミントン女子ダブルスの逆転劇には感動した。どこからあのメンタルが生まれるのか?　自分を信じ、相棒を信じ、勝てるという自信。対戦相手も同じ気持ちだと思うが、どこで明暗が分かれるのか?。神のみぞ知る、といったところか。明日の競技も楽しみ。

さて今日は抗がん剤治療の副作用( 脱毛編 )なのだが、その前に、　

ちょうど２年前にヘナ染めをしている髪の健康を重視した美容院で初めて「香草染め」というものをしてもらった。当時はヘアドネーションをしたいと髪を伸ばしている最中でそこそこ長かった。その２日後、朝ほっぺたをさわったらざらざらしているのに気がつき、その後顔がむくんでいるのに気がついた。職場の同僚いわく、前日からむくんでいたとの事。少し息もしづらい気もしてきて、食べた物が悪かったのかと考えても思い当たることはなく、普段と変わった事と言えば、いつもと違うもので髪を染めた事しか思い浮かばなかった。いままで自分で染められる安い物を使っても何にもなかったのに、年がいくと体質も変わるのかとか、仕事も忙しくストレスもあったのでそのせいかとも思っていた。

そして去年の５月、やっと髪が規定の長さになったので、念願の

ヘアドネーション

をすることが出来た‼️　まさかその１年後に自分の髪の毛が抜ける事態になるとは思いもしなかった。

髪を染める事で出る「ジアミンアレルギー」になったこと、他にも変なかゆみが出たり、疲れやすかったりと、今思えばちゃんと自分の体が、

[ 異常があるから早く気がつけよ ! ! ]

と信号を送ってくれていたんだと、がんと言われて気がついた。

やっと本題に。

抗がん剤の副作用と言えば、嘔吐と脱毛というくらいで、身近でも見ていたのだが、何回か治療しているうちに抜けてくるかと思っていたら、なんと

たった1回の抗がん剤治療で抜ける

主治医からもらった冊子をよく読むと、抗がん剤治療してから2週間後から抜け始める、と書いてある。ほんとにその通りに抜け初めた。手ぐしを入れると、手についてくる量が普段の数倍かなりビビった。１番困ったのがお風呂に入って髪を洗うと、尋常じゃなく抜け続けるので、ただでさえ体がしんどい時で早く出たいのに出られず。無理やりタオルで頭を巻いて出てきた。次からはお風呂に入る前にできるだけ髪の毛を抜いて入るようにしたが、人間の髪の毛の量に驚愕した。しばらくは髪の毛を拾うことが趣味のようになっていたが、約１ヶ月ほどでほぼ抜けたように思う。

私の場合は全部の髪の毛が抜けたわけではなく、生え際が少し残っていた。

そして脱毛というくらいだから、眉毛も抜けた。ここは書けばよいので出かける時は書くのだが、絵心がないので毎回左右対象にならず苦労している。

眉毛がないのも印象が変わるが元々薄いので自分では許容範囲。

ただ、髪の毛のない頭だけは見ないようにしている。副作用で辛いときは抗がん剤治療なんてするもんじゃない、とは思うけど、自分ががんである、という認識があまり無い。髪の毛の抜けた頭を見てしまうと、ほんとに自分は病人なんだと思いそうで避けている。家の中の鏡があるところへは必ず帽子をかぶっている。お風呂の中も。

同居の夫と長男は見ている。暑くなってきて薄い帽子とはいえ蒸れるのでたまに脱いでいる。

夫がここ２日ほど前から、「すごい！髪の毛が生えてきてるよ！」と驚いている。自分は見ないのでよくわからないが、最初の説明では、抗がん剤が終わったらまた映えてくるから、と言われていたので、不思議である。

最初、主治医や看護師さんから帽子やかつらをはやく買うように言われて買った、かつらというか髪の毛が付いた帽子、お値段も少し高かったやつはいまだに箱に入ったまま。そのままかぶると髪の長さが不自然で、自分合うようにカットしなければいけない。自分ではできないのでこのままだとかぶらないまま終わりそうである。

今度髪の毛が生えてきたら、今までやったことのない髪型にしてみようと思う🎵