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【2019 J1 27節】ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス マッチレビュー

初めまして 大学1年のマリサポです。小4の時にマリノスのスクールに入り、それからずっとマリサポです! 戦術については勉強中の初心者ですが、自分自身が感じたことをまとめていきたいと思います。

1.はじめに

リーグ戦3連勝中と好調のマリノスですが15年ぶりのリーグ優勝を掴み取るために今節も勝利し、東京、鹿島との勝ち点を詰めたいところです。一方、仙台も前節は札幌に3-1と勝利し、調子は良いと思われます。前節2アシスト、開始早々に精度の高いフリーキックを放った永戸の左足には注意しなければいけません。

2.スタメン

j1 27節 スタメン

ベガルタ仙台

 前節同様4-4-2の布陣だが右SBを蜂須賀から大岩に変更

横浜F・マリノス

・累積で出場停止の喜田、ティーラトンの代わりに渡辺、高野が先発         ・GKは杉本に代わり怪我から復帰のパギが先発              ・高野は怪我から約7ヶ月ぶりの復帰

3.前半 

 予想通り開始早々からマリノスがボールを握る展開になりました。仙台の2トップは前からプレスをかけず、中を締めてマリノスのボランチへのパスコースを切る守備をしてきました。

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そうするとこのように2トップの脇にスペースが生まれます。マリノスはこのスペースを使い、CBが大外に張っているWGにパスを出し難なくゾーン1を突破します。さらに、相手のSHはかなり敵に食いつきます。しかしマリノスはシュートこそ打ちますが相手の最終ラインをなかなか崩せません。そんな中マルコスの何気ないプレーで仙台の守備が崩れ、スコアが動きます。

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マルコスのトップと中盤のライン間に下りてくるプレーによってマリノスの中盤の枚数が増え、仙台の右SH道渕が畠中→渡辺のパスコースを切るために中央によっていきます。するとマリノスの左サイドは敵SBとマテウス、高野の2対1の数的優位な状況になります。そこに扇原からのロングボールが大外のマテウスに入ります。敵SBはマテウスの守備対応のためにつり出され、ハーフスペースがぽっかり空きました。そのスペースに高野が侵入しボールを受け、敵CBのシマオマテをつり出し、ここでマリノスの必殺技グラウンダーの高速クロス!それに合わせたのはなんと右SBの松原。松原!?と僕も驚きましたが最終ラインからの素晴らしい崩しだったと思います。得点後もこの形を意図的に作っていましたが相手ボランチにハーフスペースを埋められ、崩しきれず得点も奪えず前半が終了してしまいました。一方で仙台は長沢の高さ、ポストプレーを起点にチャンスをつくりヒヤヒヤする場面もありました。

4.後半

 仙台が前からプレスをかけてきて剥がせる場面もありましたが決定的なシュートは打てず、60分が経過しました。仙台は61分に関口→石原 66分に道渕→ジャーメインを投入しより攻撃的に前に出てくるようになりました。仙台の裏のスペースがかなり空いてきましたが常に狙っているの仲川のみ。それでもパスは出てこずショートパスをひたすら繋いでいるだけで効果的な縦パスも入りませんでした。73分にはマルコス→大津、マテウス→遠藤を投入、仙台は79分に大岩→蜂須賀を投入しました。83分40秒には大外にいる遠藤にボールが入りシマオマテをサイドにつり出すことが出来ましたが、大津がスプリントを怠りハーフスペースを使うことが出来ず、遠藤の大外からのクロスは精度を欠きシュートまで運べませんでした。すると徐々に仙台の前からのプレスに耐えられず、クリアばかりになりセカンドボールを仙台に回収されるようになりました。すると87分30秒高野が同サイドで裏抜けしている仲川にパスを出さず、逆足でサイドチェンジ。しかし松下にカットされ最終ラインでボールを回されます。マリノスは疲れからか前からプレスがかからず大外で高い位置をとっているキック精度の高い左SB永戸にフリーでボールが入ります。これでマリノスの守備が右に一度揺さぶられます。永戸から逆サイドのジャーメインにボールが入り再びマリノスの守備が逆方向の左に揺さぶられます。中央にいるハモンロペスにボールが入りマリノスの選手が寄せきれずシュートを打たれてしまいます。このシュートはポストに当たり、ゴール前に詰めていた永戸にこぼれ球をきめられてしまいました。その後マリノスも反撃しましたが試合終了。最終スコアは1-1と優勝を目指すマリノスにとっては手痛い引き分けとなりました。

5.さいごに

 マリノスは交代枠を1つ残しましたが個人的には李忠成を使ってもよかっとのではないかと思いました。シマオマテはかなり自分の背後を空けて対人勝負をしてきます。李に縦パスを入れて食いついてきたシマオマテの背後のを他の選手が使えればもっとチャンスが増えたと思います。李を使わなくても仲川のスピードならプルアウェイで裏をとれたと思います。実際に仲川は何回も裏を狙っていましたがそこにボールはでてきませんでした。後半開始直後にエリキから裏にボールが入りましたがこの1本のみ。チームとして相手CBの背後のスペースは意図して使っているようには見えなかったです。優勝を狙うためには必要なプランになってくると思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。図が見づらいと思いますがこれから見やすく改善していきます。まだまだ大雑把なことしか書けないし、試合中の事象も簡単なことしか気づきませんが今できる精一杯のことはやりました。色々な人に読んでもらって、意見をどんどん言ってほしいです!もっと濃い内容のレビューが書けるように勉強します。

 


 








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