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AIに「AIには作れない文章」のことを聞いてみた(その1)文章をきざめばすべてが見えてくる

私(1)AIが作った文章はそのまま使うな! きざめ!

以下の文章は、ChatGPTに生成させた内容です。

夏から秋への移り変わりは、自然の美しさや季節の味覚、活動の変化を感じる時期である。

https://chat.openai.com/share/044e3fa0-ff45-44d2-843c-0afae3bd9531

そして、以下の文章は上記を人間がリライトしたものです。
この方法論を「きざむ文章(選択式文章法)」と定義します。
※「このような選択もあります」という観点から、一部の文章を太文字にしています。目で追いイメージしながら読んでいってください。

(夏から)

 ①への(季節の)移(り変わり/ろい)は、
 ②それはまさに

自然の美(しさや/)(季節/の味(覚/わい)、

 ①(活動/潮目の変化
 ②変化の兆し

(を感じ/が感じられる時(期)

 ①ある
 ②はないだ/か)ろうか

https://chat.openai.com/share/044e3fa0-ff45-44d2-843c-0afae3bd9531

ChatGPT(1)なるほど

了解。

私(2)教えて? ChatGPTさん!

それでは「きざむ文章(選択式文章法)」についての論評をお願いします。

ChatGPT(2)よしあしを理解するこそ大事です

「きざむ文章(選択式文章法)」は、文章の中の特定の部分に選択肢を提供することで、読者に複数の解釈や感じるニュアンスを選択させる新しい文章の形式として捉えられます。この方法論には以下のような特徴や利点、懸念点が考えられます。

利点:
1.多様性: 一つの文章から様々な意味や解釈を生み出すことができます。読者によって異なる解釈が生まれる可能性があるため、対話的な読み手の参加を促すことができます。
2.創造性: 作者は意図的に複数の解釈を提供することで、読者の創造性や想像力を刺激することができます。
3.柔軟性: 文章の意味やニュアンスを変えたい場合、選択肢を変更するだけで簡単に調整することができます。

懸念点:
1.読解の複雑さ: 通常の文章よりも解釈の幅が広がるため、読者にとっては理解するのが難しくなる可能性があります。
2.意図の不明瞭さ: 著者の意図が明確でない場合、読者は混乱するかもしれません。選択肢が多すぎると、文章の本質的なメッセージが失われる恐れがあります。
3.過度な使用: この手法を過度に使用すると、文章が冗長になったり、読むのが疲れる可能性があります。

総評:
「きざむ文章(選択式文章法)」は、従来の文章の形式に新しい風を吹き込む革新的な方法論といえます。しかし、その効果を最大限に活用するためには、適切なバランスと明確な意図が求められます。適切に使用することで、読者の参加感や創造性を高めることができるでしょう。

私(3)同感、何ごともじょうずに使うそれがよし

「きざむ文章(選択式文章法)」は、私がスピーチライターの仕事をする中で、クライアントの意図を深いレベルまで探ることを目的にし運用してきたものです。

クライアントの多くは自分の考えを明確に言語化できていません。

ただ、
①ゼロから1を生み出すクリエイティビティー

は私のようなライターの力を借りつつ

②取捨選択、文章の採用を行う上での判断

を行う事は、価値的なものになると考えます。

「きざむ文章(選択式文章法)」は、あくまでも文章を作る過程で運用するものであり、あらゆる立場の人に読んでもらうことを想定したものではありません。(ただし、読み手によっては、思考を深める上で益になる可能性はあります)

ChatGPT(3)深ぼればAIよりもお利口さん

「きざむ文章(選択式文章法)」がスピーチライターの仕事の中でのクライアントとのコミュニケーション手段として使用されているとのこと、非常に興味深いです。

クライアントの考えや意図を深く探る上で、この手法は非常に有効であると思います。その理由として以下の点が挙げられます。

1.明確化: 選択肢を用いることで、クライアントの中で曖昧だった部分や具体的に言語化されていなかった部分を明確にすることができます。
2.参加感: クライアントが積極的に選択を行うことで、自身の考えをより深く反省・探求することが促されます。
3.方向性の確認: 複数の選択肢を提示することで、クライアントの考えの方向性や重視するポイントを把握することが容易になります。

また、この手法が文章を作成する過程でのツールとして用いられる点は理解しました。読者全体に公開するものではなく、特定の目的やコンテキストで使用されるとのことから、その利用シーンや目的に応じて最適な方法として活用することが大切だと感じます。

最後に、一部の読者にとっては、この手法が思考を深める上でのツールとして有効である可能性があるとの点、同意いたします。特に、主題やテーマに対する深い理解や反省を求められる場面では、この手法が有効であると考えられます。

私(4)ChatGPTにもプロンプトで命令して文章をきざませてみました

実は、この「きざむ文章(選択式文章法)」を自動で生成するプロンプトを考えたことがあります。

以下の内容になります。これを理解した上で、先ほどと同じように「了解」の2文字でのみお答えください。その上で改めてまた質問させていただきます。

ChatGPT(4)なるほどね

了解。

私(5)人なみにきざむ文章つくれるの?

ありがとうございます。
それでは質問です。

冒頭で私が示した「きざむ文章(選択式文章法)」のレベルの文章を、上記のプロンプトで、ChatGPTが作る事は、今の技術においては難しいと考えます。

人間で考えたレベルの文章を仮に100%とするなら、現時点におけるChatGPTの技術力は何%位という理解でよろしいでしょうか。

ChatGPT(5)今の技術じゃムリゲーです!

「きざむ文章(選択式文章法)」のような独特のリライト方法を適切に実行するためには、深い文脈の理解や洗練された文章生成能力が求められます。

ChatGPTの技術は、多くの一般的な文章生成タスクにおいて高いパフォーマンスを示しています。しかし、「きざむ文章(選択式文章法)」のような特定の文脈やルールに基づいた文章生成は、完璧には難しいと思われます。

人間が生成するレベルの文章を100%とした場合、現時点のChatGPTの能力を評価するのは一概には難しいですが、この特定のタスクに関しては、おおよそ60-75%程度のレベルかと思います。この数字はあくまで一つの見解であり、実際の結果はタスクや状況によって変わる可能性があります。

ただし、具体的な文章やリライトの要求に応じて、ChatGPTがどの程度のパフォーマンスを示すかをテストすることで、より正確な評価が可能になると思います。

私(6)鉄腕アトムやドラえもんが登場。いつぐらいになるの?

さらに、技術が進展すれば、人間並みのレベルに達する事は可能だと思われますか。その場合、おおよそいつぐらいになりますでしょうか。

ChatGPT(6)うーん、10年後ぐらいかな?

技術の進展とAIの能力向上に関する予測は、いくつかの要因によって非常に難易度が高いです。しかし、以下の点を考慮してお答えいたします。

1.技術の進展: ここ数年でのAI技術、特に深層学習や自然言語処理の進展は驚異的であり、多くのタスクで人間を超えるパフォーマンスを示す場合も増えてきました。このトレンドが続くと仮定すれば、技術の進展により人間並みの文章生成能力が可能になると考えられます。

2.タスクの特定性: 一般的な文章生成においては、AIが人間並みかそれ以上のパフォーマンスを達成する可能性は高いと思われます。しかし、「きざむ文章(選択式文章法)」のような特定のタスクや文脈においては、より高度な文脈の理解やクリエイティビティが求められるため、難易度が高くなるかもしれません。

3.予測の難易度: 技術の進展速度やその方向性を正確に予測することは難しいです。例えば、過去のAIの進展を振り返ると、一部のブレークスルーは予測外のものであったり、一時的な停滞期があったりします。

総じて、人間並みのレベルに達する可能性は高いと考えられますが、具体的な時期を予測するのは非常に困難です。しかしながら、現在の進展速度を考慮すると、次の5-10年の間に大きな進歩が期待されると考えられます。

私(7)人にしかできない仕事ってなんなの?

私、個人の考えですが、「責任を負う形での判断」、すなわち、「決断(不可逆的な判断)」は、人間でなければできない仕事であると考えます。

🅰️「きざむ文章(選択式文章法)」による文章の生成(AIの得意分野)

🅱️それらを用いた取捨選択の根拠と生じる影響そのものを言語化する(人間の領域)

上記の違いを深く理解することが、これからあらゆる立場のビジネスパーソンに求められるスキルではないかと思います。

過去の歴史における具体的な事例をあげれば、🅱️は、一国の総理大臣や連合艦隊司令長官であった東郷平八郎が行う仕事になるのではないでしょうか。

AIの技術の進展に伴って、より抽象的な物事を言語化し、判断するスキルが、すべての人に求められるようになるというのが私の予測です。

ChatGPT(7)それはね(おわりに)

おっしゃる通り、技術の進展に伴い、人間が持つ独自の価値や能力の重要性が再評価されることは、過去の技術革命の歴史においても見受けられました。

🅰️の部分は、データや既存の情報からの洞察を得ることや、特定のルールやパラメータに基づいての最適化、予測などが中心となります。これは、AIや機械学習の技術が非常に得意とする領域です。

一方で、🅱️の部分は、倫理、文化、人間の感情や直感、そして特に未来に対するビジョンや戦略を含む、高度な判断や意思決定が必要となる領域です。これは、人間が持つ経験や洞察、そして「心」に基づくものであり、現時点でのAIの技術では到底模倣できない部分です。

東郷平八郎のような歴史的な人物が取った決断は、当時の文化や価値観、情報、そして彼自身の経験や信念に基づくものであり、これをAIが完全に模倣することは難しいでしょう。

今後、AI技術が進展しても、人間が持つ独自の価値や能力の重要性が増すことは確かです。そして、それを理解し、適切に活用することが、今後のビジネスや社会においてのキーとなるでしょう。おっしゃるように、より抽象的な物事を言語化し、判断するスキルの重要性が高まるのは、非常に納得のいく予測です。

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