サッカー選手だった前園さんが、「イジメ、カッコ悪い」
なんてCMで言ってから
もう数十年以上経っていると思う。
（うろ覚え・・）

しかしそれでもイジメはなくならないなー。
「イジメ、カッコ悪い」
って本当に思えている人ってどれくらいいるのだろう？

本心は
イジメる側より、イジメられる側の方がカッコ悪い、
などと思っている人の方が
まだまだ多そうな気がする。

日本人に非常に多いメンタリティの特質として、
「舐められたくない」
というものがあると強く感じる。

「舐められたくない」
「イジメられたくない」

そういう風に思いながら生きている人、
めっちゃ多くないですか？

前園さんがあれだけ、
「イジメ、カッコ悪い」
って言ったのに、
結局、
わざわざ言ったことが話題性が出てしまうほどに、

本心では、
「いじめられるのがカッコ悪い」
「なめられるのがカッコ悪い」
と思っている人がめちゃくちゃ多かったのだろうし、

そのメンタリティが未だにアップデートされていない
２０２２年日本。

もうそろそろ、本当に常識にしたいですよ。
「え？イジメるのカッコ悪くないですか？」
「え？人をなめるのってめちゃくちゃダサくないですか？」

もういちいち伝えなくていいくらい、
常識にしたいですよ。

なんで
いじめられる側が恥ずかしい思いをしないといけないの？
なんで
なめられたら恥ずかしい空気になるの？

「舐められたくない」「いじめられたくない」
というメンタリティの何がタチが悪いかって、
そう思ってしまえば思う程に、
人を舐める奴、人をいじめる奴のご機嫌を取る結果となり、
ますますそういう奴らが助長するということなのである。

人を舐める奴、人をイジメる奴、
そういうやつが作り出す構造を支える一部に、
自ら成っているようなものなのだ！

普通に、いじめる人がダメだろう。
普通に、人になめた態度出せる奴の方が圧倒的にダメだろう。

この最低限の人間に対するリスペクトのラインが
全くもって一般レベルで揺らいでいるJAPAN。

なんでこうなったのかな？

黙ってたらそれは黙認ということになるんだろうな。

「シカト（無視）すること」という行為は、
他人を傷つける最もお手軽な方法ではあるし、
自分の心をひとまず守るには手っ取り早い方法ではあるが、
全くそこから関係性に発展性の無い、
空虚な手段に他ならない。

ひたすらなまでに、
細やかに他者の存在の機微を感じ取ろうとする力と、
自らの表現力を磨くことは、
両方、とっても大事なんことなんだろうなと思う。

人をいじめる、
人をなめる、
ただただダサい行為として、
認識される世の中になりますように！

私たちは、
いじめられないように、ではなく、
いじめないように、
意識すべきなのだ。
舐められたくない、ではなく、
ひとを舐めないように、
自ら気をつけるべきなのだ。