HKK入院日記 9日目の補足
骨盤骨折した男の入院日記です。
ここまでの内容
→38歳(男)がニセコのスキー場にてスノボ中に左骨盤を骨折
→入院、手術(札幌徳洲会病院)
今回は書き忘れていたことを。
手術後、妻🐼が東京に帰ったあと1人病室で怪我してから初めて音楽を聞こうとiTunesを起動しました。
ツイートもしたんですけど音が耳に入ってきて、イヤフォンでその音だけで頭が満たされた時に、感情がおかしいことになって、涙がドバーって出てきたんです。
たぶん、 "生きててよかった" という感情がそのメインだとは思うんですがとにかく涙が出てきて。
手術が終わって成功して、妻🐼も一応は安心して東京に戻って。たぶん音楽を聞くってやっぱり体がきちんとしていないとできないというか。
骨は折れているけれど、精神が落ち着いて、骨以外は健康だからこそ音楽を聞ける状態になれたこと。
心から安堵したのだと思います。
生きていて、音楽を聞くことができて。曲に身を委ねることができて。ベッドの上で自由に動き回ることはできないけれども。以前は当たり前のように、毎日自然にできていたそのことが嬉しくて泣けたんだろうと思います。
たまたま聞いたのがシガーロスだったけどきっと何を聞いても泣いていたと思います笑
シガーロスは北海道の空気にピッタリだったけども。
Inní mér syngur vitleysingur - Sigur Ros
https://youtu.be/YwSOVqzcXW0
今まで経験したことのない大きな出来事があって、自分の精神も相当弱っていたんだと思います。妻🐼に支えられてなんとか保っていたところもあったんだろうと思います。
音楽はそういう時にめちゃくちゃ届きます。響きます。
そういう状況の人のためのものでもあるんだな。
すごいなあ。
続く
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