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1日100フェルミ推定 21日目-2 日本に教会はいくつあるか?


日本にある教会の数が知りたければ神に祈りなさい。


制限時間は10分です。
祈って求めるか、フェルミ推定で求めるか迷いましたがフェルミ推定で求めていきます!

よーい。アーメン!



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結論

日本に教会は2万堂と推定しました。

アプローチ設定

キリスト教徒が参拝する教会と結婚式場としての教会とを分けて考えました。(※あとで調べてわかりましたが結婚式場は教会ではなくチャペルでした。)

キリスト教徒が参拝する教会 =
      信者数 ÷ 1教会あたりの信者数

結婚式場としての教会=
      年間の結婚式の回数 ÷ 1教会の年間結婚式数   

こちらの式の合計で求めていきます。

モデル化

キリスト教徒が参拝する教会

まずキリスト教徒が参拝する教会を求めていきます。
信者数は私の間隔ですがすごく少ないイメージです。いままでキリスト教徒だという人はあまり聞いたことがないです。ですので日本の人口の3%と仮定します。
1教会当たりの信者数を推定します。
教会施設の平均キャパ 50人 平均礼拝数 週1回 と仮定します。 
1教会あたりの信者数300人と考えると1日平均40人、だいたいキャパ的にそのぐらいだと思うので300人ぐらいと考えましょう。
キリスト教徒が参拝する教会は
1億2000万人 x 3% ÷ 300人 = 1.2万堂


結婚式場としての教会

次に結婚式場としての教会の数を求めていきます。
年間の結婚式の回数は
既婚者の組数 ÷ 平均結婚期間 という式で求められます。
既婚者の組数は20代以上の人口のうち60%が結婚していると仮定します。
平均結婚期間はだいたいが20~30代で結婚して離婚せず死ぬまで結婚を続けるとして50~60年、離婚なども考え50年と仮定します。
 20代以降の人口 1億2000万人 x 80% ≒ 1億人
 1億人 x 既婚率60% ÷ 2人(1組)=3000万組
 3000万組 ÷ 平均結婚期間50年 = 年間結婚式数 60万回 
このうち教会で結婚式をしないまたは、結婚式をしない人もおられるはずです。そのことを考慮し教会での年間結婚式数は50万回とします。

1教会の年間結婚式数を考えます
結婚式可能回数 x 稼働率
で求めていきます。
基本的に休日に結婚式は行われる。1日に3回まで行えるということで考えます。
結婚式可能回数 年間休日数100日 x 3回 = 300回
結婚式場の稼働率は30%と仮定します。
1教会の年間結婚式数は 300回x30% = 90回となります

結婚式場としての教会は
年間の結婚式の回数 50万回 ÷ 1教会の年間結婚式数 90回
≒ 5000堂

計算実行

合計すると約2万堂となりました。

現実性検証

文化庁の宗教統計調査 によると 全国の教会数は7,119教会だそうです。今回教会ではないチャペルも教会として数えてしまいましたが、チャペルの数は平成14年における結婚式場数は、2853事業所だそうです。
そして年間の結婚数は日本の年間結婚件数は661,899件(平成23年実績)だそうです。

以上です。


次回は缶ビールの市場規模を推定していきます!

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