見出し画像

出し抜けに朝食を抜いてみる

昨日の朝にふと思い立ち、朝食を抜いてみたら自分の活力はどうなるのかと気になり、実践してみた。
元々昼食を摂らない生活を続けており、何かを咀嚼するのは晩ご飯のみということになった。
朝こそエネルギーを蓄える、エネルギーの必要な仕事の日はよく食べる、などの当たり前の定説に疑ってかかってみた。
果たして、その日はこんな結果だった。


・種々の雑念からの解放
大抵、疲れていたり心がいつもより神経質な日は、こんな行動を取っている。
-メールを送ろうにも何回も書き直し、送ろうとしない。
-夜、しかるべきメッセージを友人に送ったか、誤字は無いかと気になり、眠れない。
-足りないものを探すようになる。

しかし、このような雑念からすっかり不意に解放されてしまった。
ポジティブとはまた感覚が違うが、生が滑らかに、滞りなく流れて進んでいく感覚だった。
人とも流暢に、しかしぶっきらぼうではあるがしっかり話すことができ、何かしらの些細なきっかけから生じる被害妄想も鳴りを潜めた。

充実した1日とは、おそらくこのような感覚のことを言うのだろう。


・意志力と集中力の強化、継続
生活の中でやるべき事で、少しだけ面倒臭いことでも、他の事(後でも構わない遊び)へ逃げずに踏ん張って取り組め、その後の余暇活動に対しても後腐れなく遊び尽くせた。

個人的に驚いたのは、朝ラッシュは避けるにしてもまだまだ人の多い電車の中でも、毅然としていられたことだった。
視界がやかましいことには変わりないし、うるさいものはうるさいままだが、幾分か耐性があった。

また、集中力においても底力を引き出され、4時間ほど休憩無しに作業をしていても、反動による疲れはとても少なかった。



この経験は、少なからぬ衝撃を与えてくれた。
食べることは、予想以上に疲れる行為なのかも知れない。
また、HSPなどの疲れやすい体質というのは、心だけでなく、臓器もひっくるめて言及出来るものなのだろう。

とは言え、ただでさえ昼食を摂らない生活をしており、朝食抜きを毎日行うのは栄養的に難しい。
内臓の休憩や自分のリセットのために、週に数回ほどは取り入れても良さそうだ。


断食による活力は、
朝早く自分を外へ駆り出させてくれた。
朝雨に濡れたサツキは、
雨上がりの明朝にしか拝めない
金色の雫を纏っていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?