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朝の恵みと、自然の学び

今朝はまれに見る清々しい目覚めだった。
この清々しさを与えてくれたのは、10時間以上たっぷりこしらえた睡眠時間もさることながら、やはり春の陽気からだった。
まだ大抵の人が起きる前、ガスなどに隠れず濁りなく降り注ぐ日光や、湿気に乗って運ばれる葉っぱや花の匂い。
こういった「朝の恵み」を味わえるものだから、生来の朝型体質には自分でも感謝している。

先日の、近畿自然歩道を少し歩き終えてひと段落してから、「自然から自分は何を学んだのだろう?」と夜考える時間をじゅうぶんに取っていた。
メカニズムは不明だが、自然の中で歩いたり、ただ木々を眺めでもしていれば、勝手に頭の中が整理される。
これら主に2つの話題について、主に考えることができた。


受け身の欲との付き合い方
自然と触れ合う習慣を四苦八苦しながら取り入れていても、大都市と消費からくる引力はすさまじいもので、2~3日街中に居れば(すなわち仕事中)、情報ポルノの渦に巻き込まれることは言うまでもない。
自身でもどこから降って湧いたのか分からない欲に対しては、最近は一旦立ち止まることができている。
だしぬけに購入、いや浪費した物たちを哀れながらすてた数多の経験と、自然からの教えが、そういったストッパーの裏付けになっている。


創りたい意欲の向上
心の奥底で産声を上げる、創作意欲。
突然、一瞬稲妻が光ったように思い出したのは、「写真集を出してみたかった」ということ。
長らくフィルムカメラで色々なものを撮り、大学での写真部を卒業してからは、専ら自分だけの嗜みになっていた。
しかしどうにも、スマホの中、或いはL判プリントで持っておくのは勿体なく、溜まったネガを再度写真にしてもらい、自分で再編して写真集にしてみようと思い立った。
また、木の板に印画紙を張り付ける更にアナログな作品に使う写真も、共に撮影中だ。
フィルムは撮影~出来上がりまでにどうしても時間がかかるけど、ゆっくり付き合い、楽しんでいこうと思う。
この「稲妻」に関しては、山道を歩いている時に、本当にふいに光ったものだった。
この光こそ、潜在意識から導かれたものなのだろうか?


これからも、健やかで居られるように、自然の習慣を取りいれ、そこで浮かんだ考えにはしっかり目を張っていきたいと思った。


クワズイモが開花を迎えた。
匂いや見た目にバナナの面影を感じると思えば、
両者とも原産地は東南アジアらしい。

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