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シルエットを見極める。

上賀茂のぞうべ こと庭キチです。端末変えてパスワードを忘れてしまい、なかなかログインできなんだでした。
今日の画像は、剪定ゴミを捨てに行く途中に賀茂川沿いで撮った写真です。
山の裾にぼんやり朝霧がかかりええ具合に赤やら黄色やらに色づいて。市内でも北の方はかなり紅葉も落ち葉にかわり、冬の訪れを予感させられます。
とある寺の和尚の話によれば、亀虫が多い年は雪がよく降るそうで、確かに松の剪定をしていたらよく付いてました。葉っぱと一緒に握ったときには臭いんですわ。
写真の話に戻ります。庭キチは庭を造るとき必ずシルエットを大事にします。シルエットを見極めると必要な庭石の形や量もわかりますし、人の動線も考えられます。そこまでわかれば、工程もわかります。なので、シルエットを先に考えると仕事も早く決めることができます。
じゃあ、シルエットをどのように表現していくのか。そこは庭師のセンスや技に委ねられますが、基本的には[石積み]ができるかどうかだと考えられます。

写真の石積みは上賀茂の石積み名人 吉田建設さんのお仕事。僕の親方の石積みの師匠です。人によって作風があります。僕はこの会社の石積みの大ファンです。よく探しては、写真を撮って研究しました。
このような場合のシルエットは面でみると四角形です。四角形の角には角に適した石を天端には天端に適した石を根石にはそれを、、、といった具合で見極めて積んでいきます。

庭の中でも同じように、決めたシルエットに沿って適した石を組んでいきます。
また、その石の素材としての良さも考えて積んだり組んだりします。

詳しくはワークショップでも解説しますので、お問い合わせくださいませ。

今回は、とりあえず説明だけになりますが、また機会があれば模型付の解説します。また見てください。
ありがとうございました。