konjac - Teatro all'improvviso

イタリアと日本を行ったり来たり。子どものためのアートに携わり、旅をして、たくさんの風景…

konjac - Teatro all'improvviso

イタリアと日本を行ったり来たり。子どものためのアートに携わり、旅をして、たくさんの風景と人との出会いを楽しんで、翻訳をしたり、ワインを飲んだり。2011年の終わりに生まれた娘と、二回り以上年上のイタリア人パートナーと綴る日々。www.teatroallimprovviso.it

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繊細と情熱のあいだに生まれた優しい友情|ペッポさんと娘のこと。

Ponte in Valtellinaでのフェスティバル、Un Ponte di storieでは、たくさん楽しいことがありました。その中でも、とりわけ別に書いておきたいと思ったことが、クレーマ在住のマルチメディア・アーティストのPeppo Bianchessiさん(以下ペッポさん)と娘のことです。 こうやって、マスク装着して消毒液も持って、電車を二つ、乗り継いで、4時間ほどかけて、到着したのはソンドリオ。山の匂いがする!とはしゃぐ母と一緒に、迎えに来てくれたダリオ氏の運転

    • 10/7 プラート(Prato)の夜。

      無事にお仕事(公演)が終わり、今回のお仕事を紹介してくれた、ダリオの古くからの友人、ダビデさんの家へ。 ダビデさんも子ども向け作品を創るアーティスト。プロジェクションとダンスが融合したインタラクティブな作品で有名な、プラートを拠点とするTPOというカンパニーを共同主宰しています。海外ツアーも多く、過去に来日しています。 かなりのテクノロジーオタクでありながら、同時に植物オタクでもあり、前に会ったときには、「お願いだから日本から椿の種持ってきて」と頼まれたのが非常に印象的でし

      • 10/7 プラート(Prato)の美味しい桃。

        仕事場、スポーツ天窓劇場(笑)の横には 「色々な賞をとってる美味しいPasticceriaがあるから!」 と聞いていた私たち。 (ちなみにプラートには二つ美味しいお菓子屋さんがあるらしい) コーヒー飲むならせっかくだからそこに行きたい… とこっそり思っていた私、劇場を出るとすぐ右手に何やら人がたくさんいるBarがある?と思ったら、まさしくそこでした。 天窓劇場の隣には、なんと「Pasticceria Nuovo Mondo」、その名も… 「新世界パティスリー」!(じゃじ

        • 10/7 プラート(Prato)、ポリテアマ劇場へ。

          あっという間に11月に入りました。 ん、7月8月9月はどこに?!という感じですが、とりあえず10月に吹っ飛び、トスカーナはプラートへ。 プラートといえば… * 中国人がとても多い * 青い袋に入ったビスコッティ * 現代アートのCentro Pecci などがすぐに思いつくところですが、この辺りについてはまた改めて、で、今回はお仕事なので、劇場へ。 と簡単に言ってみるものの、人口19万人程度の割りに、劇場数が多い! 私も行ったことがあり、国からも支援を受けているのはこち

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        繊細と情熱のあいだに生まれた優しい友情|ペッポさんと娘のこと。

          めくるめくプロヴァンス(4日目)

          7/14 温泉行けない温泉地で何するよ… 温泉を目的に来たはずの温泉地で子どもと温泉(温水プールのようなものですが)に入れないことが判明した前夜。呆然とするも、気を取り直し、できることを調べてみたところ、何やらLes Eaux Chaudes(訳すとその名もホット・ウォーター)という大きなプールが近くに。だから家族はSPAには行かないのか、と納得。 プールは午後の暑い時間に行くとして、朝は涼しいうちにやはり山か。どうやらこの辺りはUNESCOのジオパークにも認定されている(

          めくるめくプロヴァンス(4日目)

          めくるめくプロヴァンス(3日目)②

          Digne-les-Bains(読めないよ、ディーニュ・レ・バン)に何がある? 前回の3日目日記は、到着時のことまで書く心の余裕がなかったので、気を取り直して、3日目日記パート2、Digne-les-Bains に到着してからの時間を綴りたいと思いますが、そもそもなぜここに? アビニョンに行く旅を決めた時点では、海岸沿いのVenceでマティスのチャペルを見たりしようかなんて思っていたのですが、ふと、いや、フランスの温泉地に寄ろう!と思い立ち、地図上で○○○○-les-Ba

          めくるめくプロヴァンス(3日目)②

          めくるめくプロヴァンス(3日目)

          7月13日 アルルを出発して、温泉地・Digne-les-Bainsへ まずは目指せラベンダー修道院!(正式名称はセナンク修道院) 夏のプロヴァンスといえば、そういえばラベンダー!?と思い出し、移動中でどこか見れるところはないかなぁと探してみたところ、この記事に遭遇、あまりにも綺麗だったので、寄り道することに。 アルル郊外から修道院に向かう間、小さな山を登り下り、古代ローマ遺跡があるGlanumというところを通り抜けた(通った瞬間はまさか本物の遺跡とは思わず、ハリボテか

          めくるめくプロヴァンス(3日目)

          めくるめくプロヴァンス(2日目)

          7月12日 アヴィニョンとその近郊&アルル 10時 @ 11 Avignon 今回の旅の目的。去年お世話になり、来年もまたお世話になる、スイス、ジュネーブの劇場Am Stram GramのOzを観に。 子供達のグループも多く、満席!ムンムン! どのキャラクターも、演出家のJoan氏に見えてくる、ポジティブにカオスでエネルギッシュな1時間。対象年齢は7歳以上。フランス語でキツイかなと思っていたけれど、意外と娘も一緒に笑って楽しみました。 オズの魔法使いの登場人物とかあらすじ

          めくるめくプロヴァンス(2日目)

          めくるめくプロヴァンス(1日目)

          2023年7月。気づけば、2年も日記を書いていないことが判明。 コロナが明けて、あれよあれよと日々に猛殺されていたなぁ…。 2021年の6月から2023年の6月まで、走り続けていたのかと思うと唖然とします。楽しいこともたくさんあったし、成長できる出来事もたくさんあったけれど、それと同時に自分の色々を犠牲にすることが特に多かった2年間のようにも思います。ということについての色々も、もう少し経ったらきちんと言葉にしたいし、最近は短い日本滞在中にBOOKOFFで仕入れてきた日本語の

          めくるめくプロヴァンス(1日目)

          5/21−22|旅鴉一座、トリノ・アスティへ!

          5月21日、金曜日、16時。 学校が終わったと同時に、旅鴉一座はトリノへ。約250km、いざゆかん。 Interplay Festivalという、コンテンポラリーダンスに特化したフェスティバルで上演される作品を観に。読書と外を眺めて3時間ほど(娘はお昼寝)で、無事に劇場に到着。 そういえば前回この劇場に来た時は、この作品の創作&上演のため やぶさんと野村さんと一緒だったではないか!と気付いたわけですが、2019年はブイブイ、色んなところにツアーして作品上演していたなぁ

          5/21−22|旅鴉一座、トリノ・アスティへ!

          動物と過ごす日曜日

          移動が許されるようになり、春らしい天候にも背中を押されて、少しずつ、週末に外に出るようになっているこの頃。1週目は旅鴉一座になってボローニャと郊外の丘に足を伸ばしましたが、2週目は地元マントバ県内で行われている Per corti e cascine というイベントの一つに参加してきました。 マントバ県内の農場・牧場がこぞってOpen Dayをしているようなイメージで、通常は確か週末1回だったと思いますが、コロナのお陰で、5月〜6月の日曜日4回にチャンスが増えた今年。(ポジ

          動物と過ごす日曜日

          春のアスパラ三昧&小さな【お知らせ】

          5月です。しばらくご無沙汰している間、我が家はアスパラで盛り上がっていました。これまでは、茹でアスパラが主流だったのですが、最近はさっと炒めるアスパラが優勢。確かに味と食感のバランスがたまりません。 加えて、以前は捨てていた、根元の硬い部分の皮をむいて、さっと茹でて白だしにつける浅漬けというのもかなり美味しく。脳内が一気に日本へトリップ!!! そういえば、最近初めて支援したクラウドファンディングでも、アスパラの根元部分をクラフトジンに使っていたような。 (終了してました

          春のアスパラ三昧&小さな【お知らせ】

          復活祭よ、2021年よ、。

          エイプリルフールだ!と思った4月1日から、イースター休暇に入りました。学校(といってもオンライン授業ですが)がお休みなので、私たちもお休みです。 Good Friday、venerdì santoと呼ばれる聖なる金曜日は、家の周りを娘と自転車で。すると、いつもは閉まっている、個人宅横の小さな教会の扉が開いている!これまでに一度も入ったことがなかったので入ってみました。 (プライバシー保護をしたかったわけではなく、、アスファルト舗装されていない道を農業トラクターが通っていく

          復活祭よ、2021年よ、。

          【お知らせ】年度末ですが、お楽しみください。

          みなさん年度末で御忙しいかと思いますが、今月は、急遽イタリアから遠隔で、こんな企画のお手伝いをさせていただき、現在絶賛オンデマンド配信中のようなので、こちらでもお知らせします〜。 私が住むイタリアは、90年代、物凄い勢いで、子供のための演劇が発展したと思われます。そのイタリアの児童演劇、いや、ヨーロッパ、世界の児童演劇を牽引し続けてきたとも言えるのが、ボローニャを拠点に活動する、ラ・バラッカというカンパニーのロベルトさん。 毎年2月末から3月に行われるフェスティバルは、彼

          【お知らせ】年度末ですが、お楽しみください。

          春のオンライン授業(無料相談つき) ←じゃないよ!読むよ!歩くよ!コロナだよ!!

          気づけば、もう3月も半ばになってしまいました。 また軽やかにロックダウンのイタリア、こんなアホなタイトルでも書かないと、なんとも言えない気持ちになってしまう最近ですが、春らしくなってきた、というのがせめてもの救いです。 旅鴉をした年末年始の旅のまとめなどもしよう、と思っていたのに、日本から帰ってきての14日間隔離のギャップと切なさ、隔離期間が明けてからも、寒い冬の日々となかなか夜明けの見えない日々に完全にノックアウトされながら、連日事務業務に勤しんだ2ヶ月でした。そうしてい

          春のオンライン授業(無料相談つき) ←じゃないよ!読むよ!歩くよ!コロナだよ!!

          【お知らせ】 1月のモレッティ家と協力企画。

          2021年になりました。 新年早々、寒空の下、荒れる日本海の前で垣間見た光を心に宿しながら、今年も進みたいと思います。 昨年は、なかなか難しかったですが、本年は、たくさんの出会いと再会を重ねることの出来る年になったらと心から願っています… まずはみなさん、健康第一で…! さて、1月、実は既に二仕事ほどさせていただき(後日記事にしたいと思っています)、残すところはこちら、次の週末(1/16、1/17)の秩父宮記念市民会館ホールでのワークショップと公演です。 WSに関しては、

          【お知らせ】 1月のモレッティ家と協力企画。