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採用広報の取り組み方 【RPO企業が教える5つのステップ】ベンチャー企業向け

こんにちは、月額制の採用代行”まるごと人事”を運営する、BeGlobal代表の今 啓亮(@konkeisuke)です。当社は2020年11月現在で130社以上をご支援してきた、6期目の採用代行(RPO)企業です。

本記事では採用広報の前提も含めて、下記5つのステップまで解説します!

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まるごと採用広報”という採用広報の代行サービスもやっていて、Wantedlyストーリー記事の作成などを形にしてきました。

採用広報という言葉がいろんな使われ方がされるようになり、定義がふわっとしてきたこともあり、「採用広報ってほんとに意味あるの?」って思われている方もいると思います。

今回は採用広報の意味と取り組み方について解説します!その前に、採用広報の前提を3つだけお伝えさせてください!

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前提1:広報と採用広報は違う

まず大前提として

 ・広報は「会社認知」
 ・採用広報は「職場認知」

という違いがあります。

社名を知っていても、働く職場としてはイメージがつかない企業ってけっこうありますよね。例えばTwitterというサービスのことは知っていても、Twitter Japanの職場環境や規模について知っている人は少ないと思います。これが広報と採用広報の違いです。

応募したことがない会社でも、「あの会社、すごい高学歴でエリートな人が多そうだよね」とか「あの会社、営業としてキツそうだけど成果報酬は高そうだよね」とか職場イメージを持っている会社もあると思います。こっちが採用広報の領域になります。

前提2:採用広報がないと、全体的に採用が大変

例えば

・「あの会社は営業会社でしょ?」って思われていて、エンジニア職から応募が来ない
・「すごい歴史ある会社だよね」って思われていて、若手や新卒が働いてる会社だと思われていない
・「そんな会社、聞いたこと無いな」と思われていて、BtoB企業でシェアや会社規模が大きいのに認知されていない

などが起きます。

前提3:採用広報は大事。ただ、時間はかかる。

採用広報は有効応募を増やすため、スカウトの返信率を高めるため、面接の質を上げるため、内定承諾率を高めるため、などいろんな効果が狙えます。

ただ期待しすぎるのも要注意です。あくまで正しい職場認知を作るためのもので、ストレートにすぐに結果が出るものではないです。

▼採用広報で持っておくべき期待感
− 短期では結果は見えない。長期目線の施策。
− 応募の量は増えない。応募の質を良くする目的。
− 記事は勝手に読まれない。届けるための行動も必要。
− 毎日更新ではなく、クオリティの高いものを。

上記のことを理解した上で、じっくりと取り組むのが採用広報です。

さて、やっと採用広報のやり方の解説です!

バズ企画、テレビ取材、プレスリリースなどいろんな方法があります。ただこれらは成功しても再現性が低いです。

当社BeGlobalがおすすめしているのは、やはり媒体における「ブログ記事・ストーリー記事」です。特にWantedlyストーリーや、自社の採用オウンドメディアなどに載せる記事ですね。

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▼採用広報の5つのステップ
1)読者となるターゲットを決める
2)どんな職場として認知してもらいたいか決める
3)読んでもらうタイミングを想定する
4)狙いたい目的に応じたコンテンツを企画する
5)取材し、編集し、ターゲットに届ける!

ということで解説します!

まず1)と2)は自社で採用をがんばっていらっしゃる方なら、もうご自身で考えていますよね…!?ということでばっさりと割愛します!(笑) 

・採用ターゲットがわからない、、
・どんな職場として認知してもらいたいかわからない、、
ということであれば、採用広報の前に一度社内で関係者と言語化してみてください!(←アドバイスがざっくりすぎるw)

ということで3)から解説します!

3)読んでもらうタイミングを想定する

主に下記のタイミングで、採用広報が効果を発揮しやすいです。
①エントリー前 ②面接前 ③内定承諾前

①エントリー前
− こういう人には合わない、こういう人には合う、と伝える。写真からイメージが伝わることも多いので、写真は大事!感情、想い、人柄、考え、社風のような伝えにくい部分を書く。
例)「人事歴14年の私がフルリモート人事になった理由」など

②面接前 
-面接前のセルフスクリーニング、面接時の質問を深くする。よく聞かれる質問を先に答える(社名の由来など)
例)「営業マネージャーに聞いたITサービスを使ったコンサル方法とは?」
  「人事責任者が面接でよくある質問20個に回答します!」

③内定承諾前
− 入社後ミスマッチを防ぐ。教育は無いです、忙しいです、と言い切るなど。
例)「代表が考える3年後のビジョンと作りたい会社像」
  「社員に聞いた入社して良かったこと30選」など

4)狙いたい目的に応じたコンテンツを企画する

まずは採用における現状と理想を考えます。その差分を、採用広報記事を通じて埋めることを目的として設定します。

①現状 ②理想 ③読者イメージ ④伝えたい内容

例えば下記がBeGlobal自社で採用広報を行った時の目的です。

− ①現状:
リモートワークなので時短・スキマ時間勤務・専業主婦・育休中の方の応募が多くマッチしない
− ②理想:
採用を極めたい人事の経験者に応募して欲しい
− ③読者イメージ:
事業会社の人事職(大企業orベンチャー)、27〜37歳くらい、バリバリと働きたい
− ④伝えたい内容:
バリバリと人事として採用を極められます、しかもフルリモートワークで。
読む前は「リモートで未経験でもゆるく働けるのかな」。読んだ後は「リモートで人事経験を活かしてバリバリと働けそう」となってもらいたい。

↓読者イメージと内容を元に作ったWantedlyストーリー記事が下記です。

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5)取材し、編集し、ターゲットに届ける!

あとは取材して編集してGO!って感じです。先に取材だけ進んでしまい、目的と企画のないインタビュー記事が量産されているケースもあるので、1)〜4)のステップこそ大事です!

取材では事前に質問項目を10項目以上は作って、事前に共有しておくことが大事ですね。ここは大体の方が普通にできちゃうので、特に解説は省きます!

編集では下記が大事です!

− 個別化しすぎず、ターゲットから共感してもらえる内容にする
− 目的に応じて、伝える内容を絞っていく
− 読みやすさを上げるため、伝える順番はどんどん変える

上記がないと、「社員インタビューがニッチすぎる」とか「記事に目的がない。書き起こしをしただけ」とか「記事の更新数を増やしてしまい、候補者が読むべき記事がわからない」が起きます。1記事1記事、がんばって編集しましょう!

あとは届ける方法ですね!

− 自社ホームページ内の採用情報ページ
− 採用ホームページ/採用オウンドメディア
− 求人媒体のブログ/ストーリー機能

などにアップします。その上で、募集文、スカウト文、SNS発信、面接前に送信、プレスリリースなどにURLを入れて広げていきましょう!

ということで、採用広報の取り組み方は以上です!

まとめ

採用広報もちゃんとやろうとすると、けっこう大変ですよねー。もし、まずは外注してみて「代表+もう1名のインタビュー」の2記事くらい作ってみるか、という方がいれば、単発で20万円ぽっきりでやってます。

まずはまるごと採用広報のHPからお問い合わせください

カメラマンが撮影にお伺いして、その写真も貴社の著作権としてお渡しするので、色んな場面で使ってもらえると思います。

基本は”まるごと人事”としてがっつりと採用代行で入らせていただくことが多いのですが、採用広報も重要なので記事にしました!

BeGlobalはこれからも「最強の採用チーム」として成長し続けます。宜しくお願いいたします!

BeGlobal代表 コンケイスケ https://twitter.com/konkeisuke
まるごと人事:https://marugotoinc.jp/
まるごと採用広報:https://marugotoinc.jp/koho/

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