もっと生活に溶け込む音楽を

先日、お世話になっているAi(@Ai_Tkgk)さんとこんな話をしました。

先日、音楽業界で面白いことを仕掛けようとしている 金野 和磨君と「音楽+◯◯」でなく、「◯◯+音楽」、すなわち音楽が中心にあるのではなく、もっと当たり前の形で生活に寄り添うことができれば、もっともっと音楽は面白くなるし、お金も流れるのでは?という話をした。ライブハウスしかり、フェスしかり、「そこに行くことを主軸に予定を組む」が強すぎると音楽に触れ合うハードルが高すぎるのでは?って話で。
そういった意味では、音楽業界以外の人たちが「+音楽」の形で動き始めてるここ最近の動きは面白いよね(中略)

ロックフェスのように音楽を主役に据えたイベントではなく、何か別の要素を主役にして、音楽は脇役に据えたイベント。そうしたイベントはより生活に寄り添ったものとして存在できるのではないかということ。

主役になっている音楽をステーキと例えれば、脇役になっている音楽は白いご飯のようなもの。つまり、たまに強烈に食べたくなるものではなく、何にでも合わせることができて、日常のなかにあるもの。
この『何にでも合わせられる』という特徴が音楽がもつ強みであり、文化として根付くためのカギだと思う。

「◯◯+音楽」とは?

「◯◯+音楽」のイベントの例で言うと、エレクトリックランのようなイベントは「友達と走って楽しむこと」がメインで、音楽を聴くことがサブになっているように思える。

エレクトリックラン

クラフトビール専門店「CRAFT BEER MARKET(クラフトビアマーケット)」を経営するステディワークスは「CRAFTROCK FESTIVAL'16」を主催していて、これも「◯◯+音楽」のフェスと言えるかもしれない。音楽業界の外にいる人たちがこうした動きを見せているのは確かに面白いし、学べることがたくさんあると思う。

「音楽とクラフトビールのフェス」CRAFTROCK FESTIVAL'16

◆【参考】音楽フェス、ブルーパブ、地方創生、ブルワリー。ブームを牽引するクラフトビアマーケットのビジョンに迫る。

また、日本のライブハウスでは「演奏が主で飲食はついでに」、という位置付けのところが多いと思うけれども、海外では飲食店として成立しているバーやライブハウスで音楽が演奏される。つまり、「飲食+音楽」として成立しているし、「ふらっと入ったバーでたまたまバンドが演奏していた」、なんてことが起きる(ただし、ハコの面積が日本よりも断然広いので飲食だけでも経営が成立するという背景がある)。

音楽が空気のようなものになれば最高

こうした形態の箱なりイベントがもっと日常にあれば、音楽が日常から遠ざかってしまった人たち、コアな音楽好き向けのイベントには反応しない人たちにも興味をもってもらえる可能性があると思う。

音楽が文化として根付くためには、それがレジャーの1つとしてではなく、いい意味で「当たり前に存在しているもの」になる必要があるんじゃないかとAiさんがおっしゃっていて、本当にその通りだと思った。

いずれそういう取り組みができればいいなと思う。

筆者:@konno108
筆者の会社:Gerbera Music Agency

photo credit: IMG_0830 via photopin (license)

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金野和磨 GMA

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