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日本語の歌詞のままで海外進出は可能なのか?

さて、今回のテーマ…「日本語の歌詞のままで海外進出は可能なのか?」ですが、あなたはどう思いますか?

僕の意見を、結論から言うと不可能だと思います。もっと正確に言うと、現時点では不可能だろうと思います。

なぜか?

今現在、海外で比較的人気を獲得している日本語歌詞の曲は主にアニソンだと思います。シティポップとかありますけど、あれはもっとマニアックな層だと思うので…。

では何故アニソンは日本語でも受け入れられるのか?それは単純にアニメの主題歌だからだと思います。アニメというストーリーを持った作品が先ず存在し、それに伴う形でアニソンがあるので。

なので海外の人々は自国語に吹替されたアニメのファンになり、同時にその主題歌のファンにもなるという構図が一般的と考えます。

では仮に、ある歌がアニソンとしてではなく単体として市場に出ていたら受け入れられるだろうか?必ずしも不可能では無いでしょうがハードルはグッと上がるでしょう。

ところで何故BTSは韓国人なのに英語で歌うのでしょう?何故ドイツやフランスのロックバンドも英語で歌うのでしょう?

答えは簡単。ポップスやロックに於いて英語圏の市場が最も大きいからです。

我々日本人も含め非英語圏でも、英語の歌を聴きます。たとえ意味を理解出来なくとも。そして英語圏のミュージシャンも非英語圏でも英語で歌います。

ビリー・ジョエルさんが来日コンサートをしてもピアノマンは日本語では歌われません。

しかし、日本や韓国やドイツ、フランス、ブラジル、コロンビア等非英語圏のミュージシャンは英語圏では英語で歌おうとします…いや、そうせざるを得ません。

その理由はつまり、どちらの経済圏が強いか?という事だと思います。身も蓋もない事を言えばつまりはそういう事だと考えます。

冒頭で"現時点では"と述べたのは、そういう意味です。今後もし日本経済が最強になり、日本の文化がもっと世界に浸透したら日本語の歌も受け入れられるでしょう。

中国経済は成長に若干の翳りが見えるのか?そうでもないのか僕は詳しくありませんが、欧米のミュージシャンが中国語で歌うという事態も起こりうるかも知れません。

要するに歌詞は言葉…つまり文化なので、どうしても経済が強い地域の露出が増えるのはやむを得ない事なのでしょう。そして他地域のミュージシャンもその地域で売上げを伸ばしたいと思うのなら、頑張ってその地域の言語で歌った方が有利なのでしょう。従ってまだ当分は日本語では厳しそうです。

〜本日のお勧め〜


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