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九頭龍神社の鳥居崩壊が意味すること

箱根の九頭龍神社の鳥居が
3月22日に倒壊してしまいました。
社内にある弁財天の鳥居です。
まるで上から何か圧力がかかったかのように
クシャリと資材は重なり合って
現在は跡形もありません。
いつも申し上げることですが
神社は神さまに感謝を伝える場であり
同時に陳謝する場でもあります。
願い事をしていけないわけではありませんが
まずは、
ごめんなさい、ありがとう
これを伝えた上でのことなのです。
けれど今は
「こうして欲しい」「ああして欲しい」
「どうにかしてください」
そんな念ばかりが渦巻いて
神社の気はずいぶん重くなりました。
鳥居が崩壊するという「警告」を
どれだけの人が真摯に受け取れるでしょうか。
時は待ってはくれないものです。

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