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瀬戸内海と建造物を目当てに広島に行ったので旅行記としてまとめてみた③

広島旅行3日目はしまなみ海道の通る生口島と大三島に行きました。
瀬戸内しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路で、サイクリストの聖地として世界的にも有名なスポットです。
私が60㎞も自転車で走れるはずもなく、でもちょっとはサイクリングしたかったのと、インスタで有名な耕三寺の未来心の丘を見に行きたかったために選んだのは尾道~瀬戸田航路のフェリーでした。


生口島(尾道市)

前日の雨のせいで瀬戸内海は朝から濃い霧が立ち込めていました。始発は欠航したものの、私が乗る予定のフェリーは時間通り出航してくれました。
尾道駅前港から黄色のかわいい旅客船「シトラス」に乗りました。

尾道駅前港で旅客船シトラスを待ちます
船窓からの眺め 濃い霧の奥に薄っすらと見える船
瀬戸田港に着く頃はだいぶ霧が晴れてきました

瀬戸田港からしおまち商店街という通りを抜けて生口島観光の中心地に歩いて向かいました。同じフェリーに乗っていた方々が耕三寺に行ったので、混雑を避けたいと思いすぐそばの平山郁夫美術館に入りました。
何の事前知識もなく入ったのですが、無料で鑑賞できる部分だけでも充分楽しめる素敵な美術館でした。

https://hirayama-museum.or.jp/

作品の写真も撮れたのですが、載せない方がよさそうなので美術館の入り口だけ

平山郁夫さんは生口島出身の世界的に有名な日本画家で、シルクロードシリーズなどが代表作です。
学生時代、広島市に下宿していたため原爆に被爆されたそうです。その後、原爆症に苦しめられながらも大学進学、結婚(がまたドラマチック!)、そして画家として大成されました。晩年の社会貢献活動も素晴らしく、これは朝ドラ(「らんまん」とか「ゲゲゲの女房」みたいな)になるんじゃないかなと思いました。

平山郁夫美術館を見た後、耕三寺に行きました。

https://www.kousanji.or.jp/

「耕三寺」は、大阪の元実業家耕三寺耕三氏が建立された浄土真宗本願寺派の寺院です。「昭和」に「大阪の実業家」が建立された「極楽浄土」の世界観はいろいろな意味で圧倒されました。

細部まで凝った装飾
ある意味ミックスカルチャー
未来心の丘は高台にあります
日陰も少なく照り返しもキツくて、真夏は本物の極楽浄土に行ってしまいそう…
ここは海外?な雰囲気のカフェで休憩しました

耕三寺を出たのが正午くらいだったので、瀬戸田町観光案内所にレンタル電動自転車はもう残っていませんでした。諦めて普通のシティサイクルを借りて、大三島に向かいました。

春、快晴の瀬戸田サンセットビーチ沿いのサイクリングロードは、控えめに言って最高でした!

朝の名残でまだ海には薄っすら霧がかっています
バス停の看板さえもフォトジェニック
多々羅大橋を見つけてテンションが上がりました
国産レモン発祥の地
我ながら、よくこの自転車で橋を渡ったものだ…
多々羅大橋上が県境
高所恐怖症の方が自転車で渡るのはおススメできません

私のような「ゆるゆる観光勢」と「サイクリングガチ勢」がいましたが、すれ違う方みなさんマナーが良くて、爽やかな方が多かった印象です。
自分のペースで進み、大三島の「道の駅多々羅しまなみ公園」で休憩を取りました。

大三島(今治市)

多々羅大橋を渡るとすぐに道の駅多々羅しまなみ公園があります。とにかく新鮮な魚料理が食べたいと思ってレストランに入り海鮮丼をいただきました。写真は撮ってないけど、美味しかったです。

電動自転車だったら大三島の「今治市伊藤豊雄建築ミュージアム」に行きたかったのですが、道の駅から約15km自転車を走らせる元気はなく、でもご飯を食べてちょっと復活したのでGoogleMapで見つけた海沿いのおしゃれカフェに行ってみました。

ここは複合施設で、カフェやホテルだけでなくアクティビティも用意されているようです。
とにかく景観が素晴らしく、時間ごとに変わる穏やかな瀬戸内の海をずーっと見ていられるような施設でした。

コーヒーとガトーショコラのセット 海鮮丼のあとなのに…
多々羅大橋が望めます

エネルギーチャージが済んだので、来た道を自転車で帰りました。島旅は帰りの船の時間があるから、観光するペース配分が重要となります。
しまなみ海道はバスもありますが本数がかなり少ないため、船に乗り遅れると本当に大変なことになるので余裕をもって瀬戸田港に戻りました。

軽快に通り過ぎるサイクリスト
瀬戸田サンセットビーチ、マジで良かった
生口島と高根島を結ぶ高根大橋はかわいい黄色

最終日は尾道市内と、向島&因島、そして観光列車に乗って広島市まで行きました。続きは次回に。

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