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うちの果樹

果樹の話。


果樹って大好き。わくわくする。

今うちには,決して広くない庭に最大限度でどれくらい果樹を植えられるか,果樹図鑑を何冊も見比べて試行錯誤,そして自分の中の優先順位と照らし合わせた結果,・・・いろいろ植わっている。


まず外せないのがレモン。

この「人」がいると(れもん)まず庭にあるというだけで心が満足する。レモンの木がある。そして料理に使う頻度が高い。欲しい時にパッと使えたら良いものであるが・・・この人は隔年でしかならない。しかも12月・・・

でも注意は冬の寒さに弱いこと。間違えて,耐寒性の低い品種を買ってしまった。厳寒期にはたまにドカ雪なんてことも増えてきたこの地域,雪は降る前にレモンを守ってやらなくてはならない。隣人のレモンさんは死亡した模様。別の隣人のレモンは・・・たわわに実っている。(となりには温州ミカンまである。しかも食べないんかい涙)

レモンの木には,気づけばアゲハの幼虫がよくいる。レモンの香りがする葉を爆食いしているようだが気にならない。無視。

レモンの場所は,うちの一等地,南側・コンポスト横。コンポストの横は,魔法の栄養地。

下草は,繁殖の鬼と化したアップルミントが生い茂る・・・私が植えたのではない。この周辺のおうちではおなじみの,誰が植えたかアップルミントくんは,もはやミントとして飲用する気になれない,ただの雑草。


次に外せなかったのは,イチジク。

イチジクって,料理にも使えるし好き。しかも成長が早くて,植えた翌年ごろから食べられる。特に好きなポイントは,葉の形と多少の日陰でも植えられるところ・・・・日本の住宅で南側は限られているし,西にも東にも,北にも植えたいときに,植えまくりたいときに(夫には内緒で・・・)イチジクくんは日差し100パーセントじゃなくても植えられるなんて,なんて素晴らしいんでしょう。レイアウトを決めるのがとっても楽しくなる。

ザクロやびわ,柿,日本古来?っぽい「人々」は多少の日陰でも強いのか。

「オリーブを植えたい」人がよくいるけど,おしゃれな西洋的オリーブだからかな,きっと。でもオリーブって私は食べないし,おしゃれさはいらないから食物を,食えるものを植えたい。

でもイチジクを隣人との境目に植えていたら言われた一言。「イチジクはスズメバチを呼ぶんすよ」

イチジク,隣人とのトラブルになりかねないため,北西側の庭に植え替えた。大きな葉で十分見た目もいい木。お気に入りだが,もう一つの注意はハサミムシの幼虫にやられやすいこと・・・ 近所の立派で実をこれでもか!とつけていて,つい勝手にこっそりとりたい欲望に襲われるイチジクは,ある年カミキリ幼虫にやられお亡くなりになった。

Figってのもなんともかわいい。


そしてまだ外せないのは,スモモ。

スモモは,恋と嫉妬から。だってあんなに,毎年(良くなる年,少しなる年,と繰り返す)5月ごろ?枝にびっしりたわわにスモモが実るだなんて・・・。

スーパーでは6個五百円の世界なのに?自分で育てると「消費できなくて毎年困ってる」。「ご近所に配る」。

木の感じはあんまり可愛くはないけど,実はアホほどとれるらしいスモモ。スモモ酒に,デザート作りに,ジャムに,もちろんそのままでかぶり。でもやっぱり,「とれすぎちゃって困るわ〜」という心の豊かさを味わいたい。

でもスモモはバラ科で少し注意がいる果樹。バラ科は虫がつきやすく,病気にもなりやすいのだ。果たして無農薬で行けるのか・・・農薬使ってまで,栽培はできない。

一度,見たこともない毛虫がいた。名前は「リンゴドクガ」。

白いもふっとした長い毛をもつキャピっと派手な虫だが,ドクガといいつつ・・・・毒はない。(誰だ毒ってつけたのわーー!!)そして成虫は,もはやマスコットちゃんなのである。もふもふ妖精(「めちゃ可愛い」と「嘔吐」の境目)。

スモモは受粉するのに最低でも2本必要。うちでも2本植えているが,果たして。


あと植えているのは,

さくらんぼ,ザクロ,ネーブルオレンジ,ゆず,ラズベリー,ブラックベリー,ユスラウメ,シャインマスカット。

毎年春頃になると,果樹欲が高まってしまう。

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