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エゴン・シーレ展

東京都美術館で開催されているエゴン・シーレ展に行ってきました。
エゴンシーレは今から4年前の2019年にウィーン分離派の展覧会が行われて以来の鑑賞です。

2019年は日本とオーストリア国交樹立150周年記念の年ということもあり、
映画や展覧会など多数が催されていました。

単独でエゴンシーレ展の開催は30年ぶりだとか。

28歳という若さで夭折。
小さい頃から絵画の才能を発揮し始めており、
とてもイケメンの風貌

エゴンシーレの絵画は、生死や女性をテーマに描かれたものが多い。
特に生死については、暗そうとか難しそうというイメージもついてまわりますが、実際に見ると、スッと入ってくる感じがします。
以前に鑑賞していることもあるのかもしれませんが。

一番印象的なのは、生死をイメージした絵画は、色もどこか暗く陰鬱な雰囲気が漂うのかと思いきや、絵からエネルギーを感じるところがあった。
エゴンシーレの気が絵画に乗り移っており、こちらまで何か温かいエネルギーに包まれるような感じがするのはなぜか。

印象派などの明るいタッチの絵画の方がエネルギーに溢れているのかという
気もしますが、死とか暗を意識したイメージは、反転して陽なものを与える性質があるのかもしれない。

有名な芸人さんが、暗い人の方が実は面白いと言っていたことや、暗い歌詞を書いている歌手は明るい性格の人であるといったことに通じるのかもしれない。

エゴンシーレはウィーンで有名なクリムトと比べるとそこまで有名ではないかもしれませんが、出会えて良かったと思います。


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