学んだことを記録しよ

学校とか教育委員会とか、この組織大丈夫? って思ったこと。

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学校とか教育委員会とか、この組織大丈夫? って思ったこと。

最近の記事

「おはようございます。」が返ってこない職員室

着任2日目。 7:30「おはようございます。」と挨拶しながら職員室の扉を開ける。 声が届く範囲にいる教員は5人。 全員パソコンに向かっている。 私の挨拶に対して口を開く人間はいない。 良くも悪くも私の席は、一番奥。 自分の席まで、学年主任と学部主任の後ろを通る。 後ろを通る時も「おはようございます。」と挨拶しながら歩く。 挨拶が返ってくることはなかった。 着任3日目。 7:30「おはようございます。」と挨拶しながら職員室の扉を開ける。 声が届く範囲にいる教員は4人。

    • 初任者研修制度について①

      教員1年目、初任者研修というものがある。 自治体の初任者を集めた研修が月1回と校内で行われる研修の2つ。 私が勤務した学校では、校内での研修はほとんど行われなかった。 年度末に自治体への報告が必要だが、それには実際の時間数ではなく、本来必要な時間数を入力するよう指導教諭から指導があった。 自治体を選ぶ際に、「研修制度が充実しているから」という理由を挙げている人も多い。 しかし、ほとんど機能していないのが現状である。 教育委員会は、この現状をどの程度把握しているのだろう

      • 教員採用試験〜圧迫面接〜

        聞いた話によると、圧迫面接は保護者に詰められた時に耐え得るか否かを判断するために行われるらしい。 しかし、実際に現場で働いてみると、保護者ではなく、上司や先輩等、一緒に働く人間からの嫌がらせや冷たい態度に耐えられるかどうかを見ているのだということが分かった。 一次合格の通知が来てから、二次試験まで2週間。 支援学校の指導案なんて書いたことなかったから、とりあえず指導要領を買いに行く。 合ってるのか分からないけど、とりあえず書き上げる。 試験当日。 個人面接。 1人の男性

        • 教員採用試験〜教員の質が下がる訳〜

          令和3年度、教員採用試験を受けた。 結果、一次試験合格。 自己採点では  専門教養40点         教職教養56点 自己採点で落ちたと思ったので、さあ夏休みどこへ行こうかとワクワクで満ちていた。 しかし、結果は合格。 もう世も末だと思った。こんな人間が将来を担う子どもたちにものを教えてはダメでしょ。 ふるいの目荒くないですか。 専門教養の過去問は、解いても解いても20点〜40点の間。 絶対受からない。受かってはいけない。 だから、小学校ではなく特別支援学校で受験し

        「おはようございます。」が返ってこない職員室

          有難い。

          2020年11月16日(月) 春から産休代替を募集している学校があると、大学から連絡がある。 有難いことに、実習させていただいた学校からもお声かけいただいているので、どちらを選ぶか悩ましいところである。 どちらにしても、数いる教員の卵の中から私に声をかけてくださるということは、とてつもなく有難いことである。 とりあえず、確実に単位を取らないといけないことは確かとなってしまった。 だから今も、レポートを書こうとコメダに来ているが、なんともやる気が出ず。 3週間で、最低で

          選択的シングルマザーになりたい?

          ここ半年くらいは、3年以内に里親になろうと思っていた。 配偶者がいなくても、里親になれることはあるが、それは特例らしい。 自分のプレゼン力で特例に入れるんじゃないかと思ったけど、職業も考えると難しそうな気がしてきた。 里親になりたいと思った理由は ・自分が新たに子どもを産むより、既にこの世に生を受けている子どもを幸せにしたい ・生きづらさを抱える子どもであれば、尚更。私と生活することで、幸せを感じられる人に育って欲しい ・自分の子どもへのこだわりはない といったところ

          選択的シングルマザーになりたい?

          有休消化の2ヶ月のこと

          2020年9月3日(木)が最後の出社日でした。 今年度は休みたい日はほとんど休業で休みをとっていたので、有休があり余っていました。 なので丸2ヶ月、仕事をせずにお給料をいただけるという生活になりました。 どんな生活をしていたのか。 実は、9/14(月)〜10/10(土)の4週間は教育実習に行くことがお盆のあたりから決まっていました。 なので、9/4〜9/13までは教育実習の準備がメインでした。 その合間に、今まで優先順位がどうしても低くなってしまっていた 歯科と婦人科

          有休消化の2ヶ月のこと

          いろんな角度から。

          大学3年生の時、インターンシップにいった時の話。 何泊だったか、子どもたちとサマーキャンプに行った。 確か、私の班には小学1〜3年生までの女の子が4人くらいいたと思う。私はその班のリーダーだった。 1年生の女の子は、めちゃめちゃ元気でよくしゃべる。しかし、自分のことはなかなかできない。若かった私は、その子の準備が遅いせいでいつも集合に遅れることにイライラしていた。 ただただ楽しいだけのキャンプに参加したはずのその子に私は厳しくあたってしまっていたと思う。 初日の夜、私

          いろんな角度から。

          人の温もり

          お子さんが辛い時に、私たち教師は抱きしめてあげることができません。 ヨーロッパのどこかの小学校が、再開にあたり保護者に出したお便りの一文らしい。 これを聞いて、うーーーーーーん。とずっと考えている。 なんとやるせない事か。 日本も例外ではないはずである。 私は学者ではないのでうまく文章で表現できないが、人の温もりが人を育てる部分はめちゃめちゃあると思っている。 つらい時はもちろん、嬉しい時だって、頑張っている時だって、壁を乗り越えた瞬間だって、私は抱きしめて伝えたいこ

          おしりが濡れたって。

          いつも通り、動物病院の飼いブタを見に行く。 今日も気持ちよさそうに寝そべっている。 いつも通り、反応する言葉を探す。 芝生に座りながら、ブタさんに向かって叫ぶ。 「パパ!」 「○○さん!」 「ママ!」 「△△さん!」 「オムライス!」 「パン!」 今日は反応がないなぁ…なんて思っていたら 「ん?なんだかおしりが湿ってる…?」 2人でお互いのお尻を見る。 日陰で芝生が乾いていなかったようで、私たちのおしりはビチョビチョ。 「気づかなくてごめん!」と言うと 「もう〜」と

          おしりが濡れたって。

          十人十色のコミュニケーション

          「自閉症の子は目が合いませんよ」 と言い切る教育者がいる。 その言葉を聞くたびに私は頭に「?」が浮かぶ。 今まで関わってきた自閉症の子ども達の中で目が合わない子に出会った事がないからだ。 自閉症スペクトラムを説明する書籍等には、確かにコミュニケーションの特性として「目が合わない」という事が書かれている。 しかし、彼らは自分の主張を伝えたい時や、相手が自分に何か伝えようとしていると分かった時には、しっかりと目を合わせて伝えようとするし、話しを聞こうとする。 「目を合わせる

          十人十色のコミュニケーション

          私のメンター。

          同行援護の経験はほとんどない。 初めての階段。雨。 「1段ずつゆっくり降りていいよ」と声をかけるが、実は私が怖いだけ。本来なら「1段ずつゆっくり降りていただけたら幸いです。」とお願いすべきところ。 途中で私が彼女のいつものリズムを崩し逆に危険だということに気づく。 「ごめんね、降りにくかったね。慣れていなくてごめんね。」と声をかける。 上りは彼女のペースで成功。 嬉しくてつい「上りは上手くなかった?どう、合格?」と聞いてしまう私。 「うん!上手だった!」と言ってくれる彼

          心を仏にして。

          どれだけ仏になれるかが勝負の30分間。 命の危険につながる行為や他人、自分を傷つける行為以外はなにがあっても叱ってはいけない。 「いやだー!!!!」と走り出す。 「そうだね、いやだね。」 「行かない!!!!」と荷物を投げ出す。 「そうだね、行きたくないね。」 「もっと電車見る!!!!!」と石のように固まる。 「そうだね、見たいね。」 「あっちの道行きたい!!!!」と寝転ぶ。 「そうだね、行きたいね。」 (荷物を持って歩き始める) 「えらいね!ちゃんと行くんだね!ちゃ

          ハガキ1枚で。

          コロナ禍でしばらく会えなくなってしまった子どもたちにハガキを送った。 一瞬でも安心してもらえたら、一瞬でも笑顔になってもらえたらいいなと。 ハガキが届いた方からたくさんの嬉しいお言葉をいただいた。 嬉しかったようで何度も読んだり書き写したりしています 毎晩枕元に持っていき一緒に寝て、起きると一緒にリビングに下りてきてリビングに飾ってを届いてから毎日欠かさず行っています ハガキを読んで、ヘルパーさんとお出かけできないことを理解したようです 他にもお返事のおハガキを送