モルモットの腸炎闘病記録
まずはじめに
これらの内容は獣医さんや経験者さんに教えられて実行したものではありません。
あくまで動物ですので個体差があります。急に病気が判明し、焦り不安で困っている飼い主さんの参考になればと思い書き殴っているだけですのでその子の性格や普段の行動などに合わせて適宜対応してあげてください。
腸炎診断2日目の記録です。
画像や参考動画があります。外傷などはないので安心して見てください。
症状や年齢にも左右されると思います。うちの子はこうだった!参考にしてね!といった雰囲気で書いています。
かなり詳細に書いています。気になったところだけ読むとかでも問題ないと思います。
よろしくお願いいたします。
病院に行くまでの流れ
前日の夕方
1歳のお誕生日前日でした。
この日とお誕生日当日の野菜含めたおやつの量は多かったと反省しています。
19:30に小ぶりのピーマンを1つ、冷蔵庫から取り出し水洗いしたあと1~2時間ほど外に置き、触って少しひんやりするくらいの温度になってからヘタとワタと種を取り除き与えました。
もっと完全な常温にするものなのかわかっていませんが、今まではそれで何も異常がありませんでした。
日付が変わった直後の夜
深夜2:10頃大好きなおやつであるミニマルランドさんのうさうさぴゅーれ りんご味を与えました。
普段は半分だけあげていますがお誕生日だもんね、と思い1本まるっと与えようとしました。ですがあとちょっとのところでいらないされてしまいました。
本当に大好きで、以前うさちゃん用だということを忘れて1本与えたときは完食したのにおかしいなあ、飽きちゃった?と思いましたがこれがお腹の調子によるものなのかは不明です。
モルモットは時間帯で体重が変化すると聞いていたのでいつもは朝に体重を量るのですがこの日は思いつきで確認したくなり深夜2:30に一旦体重を計測。
たまたまの思いつきでしたが今思うと本当にここで量っていてよかったです。2日目の朝量りましたが30gも減っていました。
もしものときのために朝と寝る前に計測してもいいなと思いました。
朝のおやつ
お誕生日の浮かれ気分でひたすらスキンシップをとり早朝6:30に手のひらに収まるかちょっとはみ出るくらいのかんべレタスの真ん中の葉を1枚の半分与えました。温度などはピーマンと同じです。
(動画です。クリックかタップすると飛べます。)
食いつき良かったです。今までレタスを与えたのも三度目くらいでした。
今思えば水を拭き取っていなかったのも原因の一つだったのかなと…
小動物にもっと慎重になるべきだと実感させられました。
症状の出始め
このレタスを与えた約20分後に苦しそうな鳴き声をあげました。
最初はなにかに驚いたのかなと思いましたが、10分ほど様子を見ると繰り返し同じ声で鳴いていました。
鳴いた瞬間飛び跳ねたり慌ただしくお家の中を駆けたりお腹を気にする仕草を見せていました。
ただお掃除で牧草を換えた直後(他の子がどうなのかはわかりませんがうちの子はお掃除後はぴょんぴょんジャンプして喜んで1時間くらいバカ食いします)だったからか痛そうにしながらも牧草はたくさん食べていました。
その後隠れ家の中で不審な動きを見せたので確認すると触ると手が汚れる湿っていてモロモロとした柔らかいうんちをむしゃむしゃしていました。他の糞も確認したところ複数個同じような糞が散らばっていました。
苦しそうに鳴いた段階で病院に行こう、と決めていましたが糞が柔らかいことを確認して本当にまずいと思いました。
下痢ではなかったです。軽く力を込めると崩れるくらいの軟便でした。
診察のようすと言われたことと後の色々
診察とか諸々
最初に症状と前日の夕方から今まで与えたおやつの量を伝えました。
先生からは「与えたことのある野菜とおやつだったか、与えた際にこういった症状などは今まで出なかったか」と聞かれました。
今まで与えたことのあるお野菜でしたし、これがはじめてだと伝えました。
先生がお腹を確認されたとき、一度苦しそうに鳴きました。
その後しっかり診察されたあと鎮静剤を打っていただきました。
はじめての注射です。当然本人も怖いし痛みに驚きますよね。今まで聞いたことのない悲鳴を何度も聞きました。
飼い主ここで号泣。同行者にもお医者様にも慰められていました。なんで?
最初こそ頑張れ~とうちの子を励ましていた先生ですがあまりに泣いてる人間がいるものですから、モルモットは痛みに敏感ですからね、などと私に声掛けをしてくださいました。
苦笑いで「次回から怖いようでしたら注射はやめておきますね…w」とまで言われました。それは大丈夫です。本当にすみませんでした。
動物への対応は勿論のこと小児科医としてもやっていけるのでは?と思わせる素晴らしい対応でした。本当にごめんなさい。
その後「お水はしっかり飲ませてくださいね」と一言言われ、爪切りをしていただいて診察は終わりました。
いつもは病院にいる間目を見開いて硬直しているうちの子ですが、この日は終わったあとびっくりするくらい元気で通院用のケージから出ようとしたり周りを見渡してみたり果てには目を閉じてリラックスモードで寝たりしていました。
疲れたのかなとか、お腹が痛くなくなって嬉しかったのかな、とか色々考えて本当に安心しました。鼻水こそ垂れてましたが泣き止みました。
ただケージを確認した際に「筆くらいかたまった抜け毛」がありとても驚きました。
注射の針で抜けたのかな、流石にあれはストレスだったよな、などと思い先生に確認はしませんでした。良かったのかなあ…
帰り道のハプニング
帰り道は車の通りが多いので怖くないように声掛けをたくさんしたり定期的に撫でたりしていました。
もう少しでお家だ~と思っていた矢先、ふと確認すると通院用のケージの端っこが真っ赤になっていました。
ビビリながらも状況を確認したところ糞と混ざっているようだったのでどこかからの出血ではなく血便だと判断しました。
急いで病院に電話したところ、先生から直接丁寧に対応していただけました。
「最初に診断した腸炎での血便だと思いますので2~3日続くようでしたらまた来院してください。注射で治療しているので一先ず大丈夫だと思います」とのことでした。今年一番焦りました。
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おくすり
1週間分のお薬をいただきました。
小さめのシリンジで与えてくださいとのことでした。
昔ハムスターにお薬を処方していただいたときは一緒にオリゴ糖も入っていたのですがなにもなくて若干困りました。
とりあえずあげないとだよなと思い、悩みましたがいつも飲んでいるビタミンC入りのお水と混ぜて与えることにしました。
普段混ぜているビタミンCはこれ
最初は好奇心旺盛なうちの子だ!飲むだろ!とか安易に考えていて適当な量と混ぜて与えようとしましたが普段シリンジでなにか与えないわけで、まあ警戒して飲みませんでした。そらそうや。
今は1.0mlのシリンジ2.5杯分のお水と混ぜて投薬しています。
シリンジ攻略法
本当に飲みません。
無理矢理飲ませようとするといやいやしまくって20分かけても1杯分しか飲んでくれませんでした。
そもそも口元に持っていこうとするだけでぷいぷいするので無理矢理も上手くいきませんでした。ぷいぷいは鳴くときだけにしてくれ。
格闘して休憩したときにふと視線を横にしました。そして閃きました。
「おやつとあげればいいじゃん!」
その時に目に入ったおやつ
元々アニコムの保険の特典で腸活診断をした際に乳酸菌の量が少ないとのことで買った補助食品でしたが、普段から食いつきもよく、目に入った瞬間これだー!とデカい声が出ました。
おやつを与えながら口を開いたタイミングで強引に突っ込んで水を押し出すことで楽々投薬することができました。
うちの子はもっと欲しい!と蓋をかじるのでそのタイミングでも突っ込むと飲んでくれて本当に楽でした。
ただこのラクトバイト、与えすぎも下痢の原因になるらしくあまり頻繁にあげることはできません。
ですが投薬は1日2回です。どうしよう
そこでうちの子の頭を試してみることにしました。
あげなくても飲むじゃん
あげなくても飲むじゃん
この動画はお薬をあげたあとお掃除をして牧草を食べてる最中にラクトバイトを取り出して普通のお水を何度かシリンジで与えたあとnote用に撮影したものなのであまり食いつきがよくありませんが、実際はすごい飲みます。ガブガブです。
なんの前触れもなく書きましたが病院から帰って12時間くらい経ってお水の量が減っていませんでした。今までのお水の減り方と比較すると本当に飲んでいないんだなと感じるくらいには減っていませんでした。
ビタミンC欠乏症や脱水症状も併発してしまったらまずい
先生からお水を飲むように言われていた
軟便もまだ改善していない
上記のことからとても危機感を感じました。ですが、
1日目こそ警戒しておやつ無しでは飲まなかったうちの子ですが2日目にお薬の入っていないお水をお水無理矢理必勝法で与えてみたところそこから気に入ったのかそのままシリンジを差し出すだけで飲むようになるまで成長していました。本当にありがとう。
お水を飲んでくれるとわかってから、隠れ家から出なくても良いように目の前にお水の容器を設置し直したのにも関わらずシリンジの方を優先して飲むことから、さながら「シリンジで飲むお水は特別で美味しいぷい!」と喜んでいるようにも感じました。
ここで昔実家の犬に投薬していたことを思い出したのですがどんなに工夫してもお薬を検知して吐き出していたので本当にしんどかったんだな~と。
モルモットの脳みその小ささにありがたみを覚えました。かわいいね。生きててありがとう。
その後の水分補給
とは言いつつリラックスしているときにあげてもそんなに欲しがらなかったため、そこから牧草を食べている間は片時も目を離さず目の前にシリンジを置いて欲しがったらお水をあげることを繰り返しました。
こちらもいつ来るかわからない欲しがりモードに敏感になっているため時間はあまり気にしていなかったのですが食べ終わって隠れ家に帰ったあと時間を見たら1時間半経っていました。
別にそこまで長くない時間ですがこれを食べていることを確認したらすぐ取り組んでいたのでだいぶ今後飲まないときに確保する時間の目安になりました。大体1時間経ったら食べることに飽きていました。
人間でいうところのおかゆ?(余談)
生後半年まではイタリアンライグラスを少量与えていて、アルファルファの存在も最初から知っていたのですが与え過ぎは良くないという記事もちらほら見かけ、そちらは買わないようにしていたのですが周りの月齢が同じ子の体重をSNSで見た際にあれ?ひょっとしてうちの子って体重全然増えてない?と心配になりました。
個体差があるので深く気にしてはいなかったのですがもし食事に問題があるならと思いこちらをうさぎさん専門店で購入。
最初こそ物珍しさで食べていたのですがだんだん食べなくなりたまに与えるくらいにしていましたが30gも減った今、流石に栄養をとってもらいたいと思い久しぶりにひとつまみ程度与えたところ物凄い勢いで食べ始めたのです。やったー!
よくわかりませんがとりあえずお腹を壊さないようであればたくさん食べることは良いことなのかなと思い薬がなくなるまでの1週間はしっかり与える予定です。
最後に
お水を飲まないことに相当焦りを感じたのと腸炎や腸炎の状態で水を飲まないことの解決方法を調べても求めていた答えなどが見当たらず、どこかのモルモットちゃんの参考になるかな~と思いとんでもない前置きのあと必勝法まで書かせていただきました。長々とお疲れ様でした。
お誕生日だからって特別食べれるわけではないものね、とあげすぎたことを反省しています。
先生からは「あげたものが変なものではないからたまたまお腹の調子が悪かったときにたくさんあげたのが重なっただけだと思いますけどね」と言われましたが気をつけることが悪いことではないので今後の与え方を見直せるいいきっかけになりました。
お誕生日なのにごめんね、とずっと謝っていました。
小動物なので小さなきっかけから命を落としてしまうこともあると思います。
これからも気をつけて様子を見ながら愛でていきたいな、と思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
これから闘病される方の参考に少しでもなればいいなと思います。頑張りましょう~!
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