聴こえてくる寝息の音に感じること
宵っ張りの母の朝は遅い。
大好きな野球の試合をテレビで観ながら晩酌を楽しみ、試合が勝てばスポーツニュースを追いかけて、締めはプロ野球ニュースで1日が終わる。
私はと言えば、日を追うごとに日の出が早まり、空の明るさで目が覚める。
母は夜型、私は朝型。
それぞれ自分の好きなように過ごすようにしている。
(などと言いつつ、たまにプロ野球ニュースまで付き合うことがあるが、翌朝かなりしんどい w )
目が覚めて、まずはそっと母の寝室を覗くと、すやすやと寝息を立てて眠る母の姿が目に入る。
その瞬間、ほっとすると同時にとても幸せな気持ちになる。
まるで母親が小さな娘の心配をしているかのように、いつも母のことを気にかける。
暑さで布団を蹴飛ばしていたらそっとかける。
いつの間にか、母と娘の立場は逆転したようだ。
母の幸せは私の手にかかっている。
でも、その幸せは私にも繋がっているから、今日もその幸せを噛みしめている。
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