此瀬 朔真

コノセサクマ。一個の物書きです。 まとめ:https://linktr.ee/kono…

此瀬 朔真

コノセサクマ。一個の物書きです。 まとめ:https://linktr.ee/konosesakuma

マガジン

  • Immature takeoff

    小説家・此瀬 朔真によるよしなしごと。創作とか日常とか、派手ではないけれど嘘もない、正直な話。流行に乗ることは必要ではなく、大事なのは誠実であること。週に一度更新予定。

  • 随想

    思ったことを書き留めておく場所。

  • 告知関係

  • 読書感想文

    読んだ本の感想。感想を書く練習の場。

  • 夜明け前の言葉は迷子

    大体夜明け前にぼんやりした頭で書いたテキストたち。

最近の記事

  • 固定された記事

(7/19更新)文学フリマ岩手8にて『月浜定点観測所記録集 第五巻』を発表します

 文芸サークル・月浜定点観測所の代表、此瀬 朔真です。  今年もこの季節がやってまいりました。  来たる二〇二三年六月十八日(日)開催の文学フリマ岩手8にて、  新刊『月浜定点観測所記録集 第五巻』を発表いたします。 こちらが表紙です。  詳細は随時この記事にてお知らせしていきます。 今作について全四話収録の短編集です。  一部、過去作の設定を継承している作品もありますが、すべて独立した作品として執筆しております。  つまり、第五巻から読んでもお楽しみいただけます

    • 四月を振り返って

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      • 【無料記事】日記20240325/いつまで

        ヘッダ画像: Laura Lake @ Pixabay 前書き  以下の文章は、スマートフォンの音声入力機能を用いて作成した初稿に対し、それに最低限の修正を加えたものである。  いわば、人の思考がどれだけまっすぐではないかを実験した結果だ。  よって、文法や執筆上の各種ルールを平気で破っているし、そもそも決して読んでいて愉快な文章ではないと筆者自身が感じている。  しかし、一人の書き手としてこれをあえてインターネット上に(無料で)公開することに決めた。  書くことは

        • みんなのフォトギャラリーでもブロック・ミュート機能を実装してほしいです。 どうしても苦手な画風の絵を大量に投稿しているユーザさんがいるので、せめて目に入らないようにしたいです。

        • 固定された記事

        (7/19更新)文学フリマ岩手8にて『月浜定点観測所記録集 第五巻』を発表します

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          徒歩の本

          ヘッダ画像: by Pexels from Pixabay  私は書店が好きだ。図書館も好きだ。  なぜかというと、そこにはたくさん本があるからだ。  ぐるり見渡した景色のすべてに本がある。どこを見ても本がある。  たくさん本がある、それだけで私は嬉しくなる。  あまりに嬉しいものだから、自然と部屋も本だらけになる。  片付かない、読むのが追いつかない、困った困った、と口にするだけで、本当は嬉しくて仕方がない。私の部屋の本棚にも床にも机にも枕元にも本がある。それが嬉しく

          【無料記事】外向きの行動

          ヘッダ写真: Pexels による Pixabay からの画像 【注意】 能登半島地震・東日本大震災に関する記述があります。  今年の元日に発生した災害に際して、SNS にデマが溢れた。  いわく、家が崩壊して圧し潰されて逃げられない。すさまじい津波が到達した。募金を集めているのでこのリンクにアクセスしてほしい。  彼らが何を求めて虚偽の投稿をしたか、実を言うと私はその点に関する興味をほとんど持っていない。  私が注目しているのは、デマを目にした一般の人々の反応だ。

          【無料記事】外向きの行動

          虚構、正しさと愛らしさ

           思い出話。安全のため一部の内容を改変。  昔、とある作家集団の活動を追っていたことがある。  ただし彼らは、当初自分たちを「作家」と名乗ってはいなかった。

          虚構、正しさと愛らしさ

          【企画案】本の解説アンソロジー

          まえがき 書籍、とりわけ文庫本には大抵解説というテキストが本文のあとに収録されている。  解説は様々な人が書いている。大体は(あらゆるジャンルの)作家だけど、評論家だったり漫画家だったり音楽家だったりする。  最近読んだ本では、歌集の解説をある漫画家が書いていた。画風と同じ硬質で透明感のある文章で引き込まれたのを記憶している。  本題に戻る。  解説と言うからには、本文の内容に対する補足や説明、付記であるのが相場だと思うけれども、どうも内容は決まっているわけではないらし

          【企画案】本の解説アンソロジー

          五歳児の手

           コンタクトレンズを外してベッドに横たわり、部屋の灯りを落とす。  点けたままのテレビの光に手をかざす。手のシルエットがぼんやりと見える。

          五歳児の手

          共感の循環

           今回は思い出話。

          二〇二四年二月の振り返り

           普段こういう記事は書かないけれども、今月は内容の濃い日々を過ごしたので備忘録を残しておくことにする。  一月に起きた衝撃的な出来事たちを引きずりつつ、原稿を進めようとしていた矢先に体調を崩した。咳と発熱で結局一週間ほど寝込んだ。  だんだん動けるようになったところで、今度は精神が変調をきたした。実を言うとこの時期の記憶があまりない。Twitter(X)には頻繁に投稿していたようだけれど、書くことで多少なりとも安定を図ろうとしていたのだと思う。  ちなみにこの記事のヘッ

          二〇二四年二月の振り返り

          エッセイ「鍋を煮る」続報・寄付金振り込み完了しました

           エッセイ「鍋を煮る」続報・寄付金総額が確定しました|此瀬 朔真  こちらの続報です。  以下の通り、寄付金の振り込みが完了しました。  ご協力いただいた皆さまに改めて御礼申し上げます。  ありがとうございました。  今回、振込先として選択しました日本赤十字社による「令和6年能登半島地震災害義援金」は、振り込みの受け付け期間が2024年12月27日(金)までとなっています。 令和6年能登半島地震災害義援金|国内災害義援金・海外救援金へのご寄付|寄付する|日本赤十字社

          エッセイ「鍋を煮る」続報・寄付金振り込み完了しました

          【無料記事】光る私たちへ

             有名なこの一節に、少し前に Twitter(X) で触れた。  何かの隠喩というわけではなく、ただ実感を言葉にしたらこうなっただけのことだ。  他愛ない投稿でも、いったん言及したものはしばらく意識に残っていて、後日ふいにまた浮かび上がってくることがある。  そういうわけで、今回は宮沢賢治――しかも『春と修羅』について触れる。 「仮定された有機交流電燈」もしくは「因果交流電燈」の正体が何なのか、たくさんの人が研究していることだろう。仮説もおそらく多くある。  し

          【無料記事】光る私たちへ

          エッセイ「鍋を煮る」続報・寄付金総額が確定しました

           先月からエッセイ「鍋を煮る」を販売しております。  詳しくは以下の記事をご参照ください。  こちらの売り上げ、および寄付金の総額が確定しましたのでお知らせいたします。  ご報告が遅くなり申し訳ございません。  まずは、各プラットフォームでの売り上げ明細です。 Booth 売り上げ合計1,500円 403adamski 売り上げ合計500円 売り上げ総計 2,000円  こちらに、作者から 1,000 円を追加して合計 3,000 円を寄付いたします。  次に、

          エッセイ「鍋を煮る」続報・寄付金総額が確定しました

          【無料記事】春と負け犬

           また春が来る。    未だ雪の気配はあるが、春は確かにこちらへ歩いてきている。  春が来ることについて、昔は何も感じなかった。  だんだん空気が温んで、心地好くなっていくのを喜ばしく思うことはあった。  けれど、それに対して敏感であることはなかった。  春が来ることについて、初めて意識したのは十三年前のことだ。  ひび割れた壁にも岸の瓦礫にも、ひとしく春が来た。  海を見つめる人にも、否応なく春が来た。  その次は、五年前のことだ。  等間隔な歩道の桜も、土手に貼り付

          【無料記事】春と負け犬

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           まずは宣伝です。  よろしければご協力ください。  それでは、以下より本文です。  多様性という言葉が嫌いだ。

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