たかがあいづち、されどあいづち。
「知ってた?これって、こうらしいよ!!?!?!」
テンション高く話されたが、すでに知っている情報だった場合、あなたはどう反応しますか。
「そうなの?!」って知らなかったフリをしますか?それとも「聞いたことあるよ!」って素直に言いますか?
もちろん、その話をしてくれた人との関係性や話題によるだろう。たとえば友達に「堂本剛と百田夏菜子結婚したらしいよ?!」と言われたら「ね!!見たよ!めっちゃ驚いたよね!!!」と盛り上がる。
でもそれが、えらいひととの会食での、何度も聞いたことのある武勇伝だとしたら、1秒も迷わず「え〜!そうなんですか?!すごいですねっ初めて聞きましたぁ」っておしぼりで口を押さえながら言っちゃう。ちょっと大げさなところまでセットで、再現できる。
こんなに媚びるオンナになるなんて、、とふと我にかえり萎えることもあるけれど、思い返すとまちがってない気もする。
媚びることにイイ効果がある、と言っているのではなく、そうしなかったときに相手に与える不快感はリスクとして高すぎるのではないか、ということ。
「あ、知ってますよ」「そうですよね、聞いたことあります」と、つめたく言われて冷めた経験はないだろうか。わたしだけだったら恥ずかしいのだが、わたしはある。話すんじゃなかった、としらけた気持ちになる。
そしてこれは大の偏見だが「知ってますよ」っていう反応をするひとは「そうだよね。ちなみに〜」と話題窃盗をしがち。そこから始まる「じぶんじぶんじぶん!」の息に、こちらの話す気力は息の根を止められる。
でもかと言って、知っていることに対して「知らなかった〜!」と自分にウソをつきつづけるのも、なんか違う気がする。ではどうしたらよいのか。
とかだろうか。わたしが思う、コミュニケーションの目的は「わたしとの会話で、相手の生活がちょっとでも明るくなる」こと。
だとすると、わたしのプライドを無視して「え〜!知らなかった!」でもいい気がする。やっぱり相手や関係性によるのかな。ん〜。
結局、今日は正解がわからない不時着となりそう。でも、いま言えることがふたつ。
その1、たかがあいづち、されどあいづち。「うんうん、そうなんだよ」って謎に上から目線になったり、不意に人の話題を奪ったりしないようにしよう。その2、今日はもう寝ていつか、飲み会で答えを出そう。
お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!