見出し画像

長い暗いトンネルにいると感じる人へ。

ちょっと人間関係でミスして島流にあったり、ちょっと業績が悪いからって秒で降格したり。わたしが昔所属していた会社は、びっくり人事や大御所の退職など、劇的なことがたくさん起きるので、いて飽きなかった。

入社したばかりのとき「このひとが上がるらしい」「このひとは下がるらしい」と飲み会がその話ばかりで、「そんなみんな人事が気になるのか」と社会人の洗礼を受けた気がした。

特に、降格については、昇格よりも明確な理由があることが多いから(それって変な話だよな)、より注目度が高かった。

当本人もバツが悪そうに、過ごしていたのを覚えている。「ああ、このひとから”降格したくせに”って思われているんだろうな」って思っているだろうな、っていつも心配してた。

同期が昇格している中で昇格しないひととかもそう。気持ちを想像して「もどかしいんだろうなあ」「人目がどうこうとかじゃなくて、もう自分との戦いなんだろうなあ」ってよく悔しさに思いをはせていた。

ある先輩が降格して、後輩がそのひとの上司になったときとか、どういう気持ちなんだろう?ってわたしまで悩んだ。(余計なお世話)

「地獄だよ、つらいよ」とわたしに言ってくることはなかったけれど、「大変だけど頑張るしかないからさ!」「そりゃ悔しいよ!退職も考えたよ」なんていう姿をみたときに、若いこのひとにそんな思いをさせるなんて、あまりにも残酷な社会に、本当に泣けてしまった。

幸い、全てのスピードが速かった会社なので、そういうひとたちの復活人事も快速だった。降格したとき「あのひとやっぱりちょっと、ダメだもんね」という雰囲気になっても、またすぐ昇格して「やっぱりあのひとすごいね」と手のひら返し。数ヶ月したら降格していたことさえも、ほとんどみんな忘れていたように思った。

だから当時「本人たちにしたら、あれから長い道のりだっただろうけれど、たった数ヶ月で状況は変わる。5年10年続くことはない。だからわたしに今後辛いことがあっても、長く感じても、振り返ったらきっと”たった数ヶ月”なはずだ。特に他人から見たら、あっという間なはず。」と考えていた。

わたしは今「早く結果出さなきゃかっこわるい!」とずっともがいている気分だけど、わたしの人生をいちばん見ているのはわたしだから、長く感じるのは当たり前で。多分、他人からみたらあっという間。

それにわたしだって、今のことを振り返ったら「そんな時もあったねー」って笑うだろうし、美化されて「その時の経験が活きてるなあ」なんて偉そうなことまで言ってるはずだ。絶対そうだ。

正直今の状況を「ああ、ダサい」なって、うまくいっていない自分恥ずかしい気持ちになっていた。でも、他人から見たらあっという間で、数年後には今のこの恥ずかしい姿を誰も覚えていることはないから、安心したい。

お返しの愛は無限大、一緒に幸せに貪欲になりましょうね!!