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おっさんミニ情報4 大きい会社の意見交換会 ニッセイ懇話会

おっさんが興味深いと思った事象、あるいはコアな情報を提供するおっさんミニ情報。今回は大きい会社の意見交換かいについて参加した経験。ニッセイ懇話会について紹介する。

<ニッセイ懇話会の概要>


開催日(最新):2024年1月17日(水)
場所:日本生命保険相互会社 九段センタービル

 ニッセイ懇話会とは日本生命が主催する、契約者との意見交換会である(概ね正しい説明と思う)。契約者(日本生命のサービスである保険に加入している人)を対象に、一年に一度サービスの内容や預かり金の運用状況、今後の経営について
説明し、契約者を交えて意見交換を行う場となっている。

 所謂株主総会に近い雰囲気で、より良いサービスの提供と社会貢献を行うために、50年近く続けている。同社は多くの資産を有し、保険やヘルスケア、投資などによって、多くの上場企業に影響力を持っており、活動には期待が持てる。

 経営トップも出席して自ら説明し、契約者との忌憚のない意見交換が生で実行されるため、出ると結構面白い。おっさんも、担当の営業社員さんの紹介で、2回ほど出席しているが、じっくり聞いた後、おっさん自ら、社会貢献事業に係る意見を述べることができた。
 経営幹部の方が、直接受け答え下さるのは何とも言えず特別感がある。特別感よりも、意見提案によって社会が良くなる事の方が重要なのは言うまでもないが、それでもいい経験になると思う。

詳しくは以下を見るとよいだろう。
https://www.nissay.co.jp/kaisha/annai/sogo/konwakai/

<参加形式>


 リモートによる出席と、直接会場に行く方法とがある。2回参加して、1回づつ経験したが、やはりライブが良い。リモートでは日本生命の社員さんたちの様子が良くわからかなったが、会場だとハッキリわかる。また、当然声もスライドも聞きやすく、質問もし易かった。

 参加は契約者に限られるので何とも言えないが、もし参加する機会があったなら、ライブの可能性を確かめるといいだろう(多分関東の本社開催だが)

<日本生命の取組みを知った>


 最近は保険業は下火である(いきなりハッキリ言う)。核家族が増えて、学資保険や、子供のためにもしもに備えるといった消費は減少傾向にある。また、そもそもとして経済が潤っていないので、出費を控え、一番に削る場所として保険契約を考える人が多い。

 故に、保険会社も多角化している。特に日本生命の宣伝というつもりはないが、以下のような事業に注力しているようで、興味を持った。

ヘルスケア
https://www.nissay.co.jp/kaisha/csr/new_business/healthcare/

人材育成
https://www.nissay.co.jp/kaisha/csr/jugyoin/

 ヘルスケアと人材育成は、これからの時代特に重要な分野なのではないだろうか。少子高齢化で、経済が先細りの中で、以下に幸福に強かに人生を全うするか。そのためには健康と人間的強さが求められる。

 分野に対しての投資だけでなく、事業として取り組んでいるという点が良い所だと思う。また、あるあるではあるが、保険の営業はほとんど女性である。女性の働き方について、同社は先進的であるように見受けられた。
 そしてそのノウハウの提供や、意見提案を影響可能な他社に実施したいというのだから今後が興味深い。

<CMと女優の話も>


 素朴な意見や質問の中には、現行のTVCMについての意見も見られた。最近はテレビ離れが進んでいて、興味がない人には全く興味がないところではあるが、やっぱり会社としてどのようなタレントを起用するか、昨今の文春砲や、コンプライアンス重視の風潮を見るとやはり重要に思う。

 単純に好きなタレントが出てれば嬉しいというのは勿論あるが、芸能とはやはりまだまだ大きな力を有しているものだ。

<会社がどんなことをしているのか、それはどの会社でも興味深い>



 今回は日本生命の話であったが、自分が所属する以外の会社組織が何をして、どう世の中に影響しているのか、ニュースではなく、ライブで見聞きする機会(加えて意見できる機会)を得ることは案外いい経験に思う。

 これからの会社は、単純に利益を得るための組織では終われないように思う。どう社会に影響し、貢献できるかが生き残りのカギなのではないだろうか。

 それはネオリベラリズムが行き詰まりを見せている現状にあって、特に見直されている側面でもある。今この時代の局面では、懇話会は維持発展させて生き残り戦略に使えるイベントになり得るのではないだろうか。

 かくも、こうしたイベントには二の足を踏む人が日本人には多いのではないだろうか。折角高い保険料を払っているのだから、という定型句はあまり好きではないが、日本生命に限らず、会社主催のイベントに参加できるチャンスがあるのなら、
臆せず経験しておいた方がいいように思う。きちんとした会社であればあるほど、得るものはきっとあるだろう。


 今後も色々な会社を肌で実感できるような場を大事にしたいと、おっさんは思うところであった。

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