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腹をくくってリノベーション

古くなった物を新しかったときの状態に近づける工事がリフォームだそう。
建築では模様替え工事と呼んでいます。
区別をつけ難いのがリノベーションと言う言葉。
以前よりよい状態に工事することなんだって。
「改築」「増築」だけでは済まないものを感じさせます。
工事を伴わない家具の配置換えなどのことも模様替えと呼ばれていて
配置換えだけの模様替えもプロの手にかかると格段に良くなるんだけど、それはリノベーションとは言わないね。やっぱり。

リノベーション工事は先代から引き継いだ場に腰を落ち着け、新しい生活を始めるためのものだったり。
将来を具体的に見据えて、空間を整えるものだったり。どちらにしろ、続いていく部分を飲み込んで「進んでいくぞ」という意気込みがあるように思います。

変わらない場所で、変わらないメンツでずっとそのままだと全体が加齢して消えていく。何事もそうなのではないかしら。
続けていくには小さな破壊を繰り返すこと。
ちいさな破壊が起こったところに新しい細胞が生まれて変化していくことで継続が可能になるんだと思っています。
新しい物を受け入れて小さな破壊があり、継続するというパターンもあるでしょう。

痛みを伴わずに「気持ち」だけで新しい人間や状態を受け入れるとか
無茶な話だと思っていた方がうまくいくのではないかしら。

これからどうするの?って話は嫌われがち
この荷物どうするの?
年取ったらどうするの?
死んだらどうするの?
この際、表面的な話はいいから、
未来に向かって、みんなで腹くくろうよって
そのくらいの勢いでいいんじゃないかな。リノベーション。

H001K邸リノベーション

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