【数字遊び】マラソン選手の数値化②

始めに

先日行われた大阪マラソン、好記録が連発しましたね。特に前回大会に引き続き初マラソンの選手が大健闘を見せました。

今回は結果を振り返りながら、前回の記事で作成した日本勢の個人ランキングに、大阪マラソンのデータを反映させましたので、参考程度にご覧いただければ幸いです

前回の記事はこちら↓

(男子)

選手名青色→大阪マラソン出場
灰色→東京マラソン出場(予定)
大阪マラソン以前の数値一覧

大阪マラソン以前(画像↓)と比べると、大塚祥平(九電工/8位2:06:57)がランキング5番目→4番目へと上がりました。また3レース連続で2:10:00を切り、鈴木健吾、西山雄介、細谷恭平、山下一貴と共に800Pグループ(?)への仲間入りを果たしました。10月のMGCでも再び上位争いを繰り広げそうです。

柏優吾(東洋大4年/20位2:08:11)がフルマラソン2レース目を終えランキング6番目に食い込んできました。初マラソンとなった北海道で日本勢トップの2位に入りましたが、主要舞台への調整ぶりが物凄いです。目立った穴は見当たらず、伸びしろもありそうなので実業団でも大活躍しそうな気配が漂っています。

山口武(西鉄/18位2:07:58)土井大輔(黒崎播磨/15位2:07:55)も2時間07分台で自己記録を更新し、それぞれ16番目→14番目、18番目→15番目へとランキングを上げてきました。高水準の安定感は今回も維持されました。30km以降のタイムが改善されてくると順位もタイムも改善されるはずです。

大阪マラソンで初マラソン日本最高記録を更新した西山和弥(トヨタ自動車/6位2:06:45)は有効レースが1回のみなので参考となってしまいますが、ランキングトップの鈴木健吾(富士通/平均823.59P)を超える823.69Pを今回叩き出したことを報告します。「すべてを出し切った」という渾身の走りは、世界選手権またはMGCでも発揮されると信じています。

また8秒差で西山に敗れるも初マラソン日本歴代2位となった池田耀平(Kao/7位2:06:53)も821.93Pと、ポイント上では鈴木健吾に迫る走りを見せました。

(女子)

選手名青色→大阪マラソン出場
灰色→東京マラソン出場(予定) 赤色→名古屋ウィメンズ出場(予定)
大阪マラソン以前の数値一覧

女子はまさかの好記録が出ました。MGCの権利を獲得した渡邊桃子(天満屋/3位2:23:08)がマラソン3戦目にして2:24:00を切る好タイムでゴールし、それまでの自己記録を7分34秒更新しました。これでブダペスト世界選手権の派遣設定記録を切ったものの、選考レースではないので選考対象に上がらないという珍現象が発生しています。どう対応するのでしょう。

今後の選考レース

いよいよ男子も女子も代表争いが佳境に入りつつあります。今週末そして来週末は男女ともにメインイベントとなりそうな東京マラソン、名古屋ウィメンウィメンズマラソンが開催されます。

上位が期待される主な有力選手

こちらも手持ちのデータから上位に入りそうな選手を抜き出してみました。

東京マラソン
(男子)細谷恭平、山下一貴、大迫傑、其田健也、吉田祐也、土方英和、武田凛太郎、藤曲寛人、二岡康平、坪内淳一
(女子)松田瑞生、一山麻緒、阿部有香里、細田あい

名古屋ウィメンズマラソン
鈴木亜由子、和久夢来、前田穂南、谷本観月、上杉真穂、池田千春

今後も改善点を探しながら、この数字遊びを少し継続して行っていく予定です。本日はこれで終わりです。ありがとうございました

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