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麻婆豆腐に代表される元祖四川料理の店「スーツァンレストラン陳 名古屋店」にて「ランチコース」を味わってきた~麻婆豆腐からふかひれの姿煮まで、極上四川料理を満喫~


陳建一氏といえば、TV番組「料理の鉄人」にも出演していた四川料理の第一人者。父の建民は日本に四川料理を紹介した功績で「四川料理の父」とも言われています。

2023年、67歳という若さで天に召されてしまった陳建一氏。今回、陳建一氏のお店「スーツァンレストラン陳 名古屋店」にて想いのこもった「ランチコース」を味わってきたので、ご紹介してみたいと思います。

こちらが「スーツァンレストラン陳 名古屋店」入り口。シックでお洒落な雰囲気。場所は名古屋市内を一望できる「JRセントラルタワーズ12F」。名古屋駅から直ぐという好立地にあり、とっても便利。

この日のコースメニュー。年始に来店したこともあり、ほぼ全て予約席で埋まっていたみたい。

こちらが店内。シックで明るくてお洒落な雰囲気。全席数90席、個室も完備(最大20名様)。丸テーブルと四角テーブルの両方が用意されています。

■極上四川料理を味わう

まずはこちら生麦酒で、かんぱーい!

まずは「ランチコース」前菜から「チャイニーズオードブル」。4種類の冷菜を中心としたオードブルが並びます。煮こごりから海月の和え物など、味に深みのある前菜ならではの食感が楽しめる品ばかり。

自分的には左端の四川料理らしい唐辛子と山椒の効いた鶏肉のオードブルが一押し。舌が痺れる感覚が、増々食欲をそそります。

ちらが「モンゴウイカの雲丹クリームソース〜濃厚な味わいで〜」。 ボリューミィーながらもとても柔らかいモンゴウイカの食感と、雲丹クリームソースの濃厚で深みのある味わいが堪らない。

こちらが「ふかひれの姿煮〜 伝統の醤油味をトリュフの香りで〜」。火にかけられた鍋の中央には、フカヒレが鎮座。トリュフの香りも漂ってきて、序盤からすでにノックアウト。

それでは一口いただきます。フカヒレはどこまでも柔らかく、噛み締めるとすぐに口の中でとろけます。後からトリュフの香りが鼻に抜け、美味しさの余韻が倍増。野菜は程よく歯ごたえを残しつつ甘みもあって、フカヒレの旨味を際立たせています。

こちらが「大海老のチリソース〜蒸しパンを添えて〜」。チリソース風味の大海老を、蒸しパンに挟んで味わいます。程よく辛味の効いたチリソースに、プリップリの大海老、それをモチモチ蒸しパンに挟んで味わうと、極上エビチリパンの出来上がり。チリソースの旨味が素晴らしく、海老&辛いもの好きな自分には、最高の一品。

こちらが別途注文した「五目あんかけ焼きそば」。とろっとしたあんかけに、野菜や海老などの具材&麺が絡み合い、極上中華風焼きそばに。味付けも優しい味わいなので、 子供からお年寄りまで美味しく味わえます。

こちらが「魅惑の黒酢スブタ〜スーツァンスタイル〜」。まるで スイーツのように綺麗に盛り付けられた黒酢スブタで、 食べるのがもったいないくらい。しっかりと歯ごたえのある肉団子に、 酸味の効いた甘辛い黒酢のタレが絡み、食欲をそそります。

こちらが御食事メニューから選択した「陳建一の麻婆豆腐御膳」。他にも坦々麺や天津飯が選べますが、今回は陳建一氏を偲んで、 看板メニューの麻婆豆腐を選択。一緒にご飯とザーサイがついてきます。

まずは一口、麻婆豆腐から。ざっくりと切られた豆腐や葱、そこに挽き肉とともに混ぜ合わされた陳建一氏オリジナルの麻婆だれが絡みます。この麻婆だれインパクトが強烈。最初は余り辛く感じないのですが、後から辛味と痺れがやってきます。でもただ辛いだけではなくて、そこにはしっかりと旨味が凝縮されていて素晴らしい。何回食べてもまた食べたくなる、そんな癖になる味わい。

お次は白ご飯にのせて「麻婆飯」を頂くことに。まさに極上の麻婆飯の出来上がり、もうお箸が止まりません。辛いけれどもまた食べたくなる、まさに癖になる味。辛いもの大好きな自分は、もう完全にノックアウト(虜)。

こちらが〆スイーツ「オリジナルデザート」。まずは「ブラマンジェ風スイーツ」。こちらは中華風というよりは完全に洋風スイーツ。甘酸っぱいソースの中からは、プルンプルンのブラマンジェがお目見え。口当たりもソフトでさっぱりとしていて、締めのスイーツにもってこい。

お次は「桃饅頭」。見た目も愛らしい一口サイズで、程よいサイズ感。中には甘さ控えめの餡が入っています。皮も程よく弾力があって、中華〆スイーツに相応しい一品。

▼「スーツァンレストラン陳 名古屋店」まとめ


元祖四川料理の店「スーツァンレストラン陳 名古屋店」。これまでにも何度かお邪魔したことがありますが、今回の「ランチコース」は久しぶり。それぞれに個性のある素材を厳選した料理ばかりで、本当に美味しかった。

2023年、67歳という若さで天に召されてしまった陳建一氏ですが、彼の考案した様々な料理たちは、今後も永遠に残り続けると思います。

また機会を見て、立ち寄りたいと思います。

スーツァンレストラン陳 名古屋店


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