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師走

あっという間に師走。11月が自分的あくせく期であまり余裕がなくいろいろなことをおざなりにしてしまっていた。

12月半ばに入りひと段落。読書のペースなども戻りつつある。しかし割とずっしり重い内容が続き、あれこれ考えてしまう今日この頃。

塩田武士『罪の声』 加害者側も(許される許されないという問題は一旦置いておいて)どこかでは被害者だったわけで。それがぐるぐる回って事件を起こしたりという経緯を考えると何とも切ない…。どこかしらで防げる段階で誰かが気づいて救ったり止めたりできていたら…。と小説の中の世界ですが考えていた。

西加奈子『夜が明ける』 アキ・マケライネン。辛くなったり苦しくなったりしたら、とりあえず誰かに「助けて」と言おう。想像しているよりも誰かが誰かのことを気にかけているはず。それぐらいにはこの世界はやさしいはずと信じて。

小説を読む機会が減りつつあったけど、2021年の終わりに何冊か読んで、やっぱり月に1回ぐらいは読もうと。義務ではないんだけども。

現時点での2021年ベストは『夜が明ける』かな!
小説を新作の時に読む機会なんてほとんどないのだけど、敬愛する先輩から誕生日プレゼントでもらい、年末にしっぽりと読んだのであった。西加奈子やっぱりすげーな。

今年は近所の図書館にひたすらお世話になり、特に壊滅的なセンスを磨くべくデザインとかアイデア系の本を多く読んだ。選び方は考え方から来るんだと改めて実感。少しでもその力を磨いていきたい所存。

最近作ったきのこのアヒージョが美味しかったな。青椒肉絲は去年よりはつくっていない。引き続きレパートリーを増やしてまいりたい。

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