見出し画像

ママ×看護士|この仕事を続ける意味 vol.12

富山県内を中心に「ジブンらしく生きる」ことを大切にしている女性にお話を聞き、それを記事にして多くの方に見ていただくことで、「ジブンらしく生きるヒント」を多くの女性へ発信したり、誰かの「やりたい」気持ちを後押しできたら…という願いから、『この仕事を続ける意味』という記事をシリーズ化。

第12回目は、富山県内で看護師として働くS.Oさんにお話を伺いました。

【プロフィール】
S.Oさん
職業:看護師
家族構成:夫・子ども2人(5歳、3歳)

○何故その職業に就こうと思ったのですか

人とかかわる仕事がしたい、医療系の仕事がしたいという思いから、看護師を目指しました。また、小さい頃に「ナースのお仕事」というドラマが流行っていて、白衣って可愛いな、ナースキャップをかぶりたいなという憧れもあったと思います。
高校生になってからは、病気に知識を知っておくと今後何かと役にたつかもしれないと、現実的なことを考えていた時期もあります。
看護の専門学校へ進学し、実習やレポートと何かと大変だなと感じましたが、退院していく患者さんに「ありがとう、〇〇さん」と名前で呼ばれたときは「看護師になってよかったな」と思います。

○子育てと仕事の両立で「大変だ」と感じる事と、その乗り越え方について教えてください

結婚し、出産をする中で、最初の頃は夫の両親との同居でしたので、何かあれば子供をみてもらえる環境にあったので、夜勤もしていましたし、平日の休みには自分の好きなことをして過ごしていました。

現在は上の子供の就学もあり、離れたところに暮らしているのと、子供を幼稚園に預けられる時間が短いので、デイサービスでのパート業務をしています。
やはり、家事と育児、仕事の両立は以前に比べて大変だなと感じます。子供の発熱や行事に合わせ、仕事を休む際も申し訳なさが残りますし、以前はなかった5連勤の日々が続くと体調的にも大変です。
以前は、夜勤もあり、収入も悪くなかったので、高い化粧品を買ってみたり、マッサージに通ったりする余裕もありましたし、平日のお休みも多かったので、子供を預けて出かけることも簡単でした。しかし現在は子供の行事以外での平日のお休みがないことと、パートになり夜勤もないので収入も以前ほどなくなったため、前のような生活はできず、ストレスがたまる事も多くなりました。
そんな時は旦那や両親たちに子供を預け、スターバックスで新作のコーヒーを飲んでいます。また、最近は新型コロナウイルスも流行っているので、スーパーへの買い出しは一人で行くことが多いのですが、子供を預けて出かける時間はとても貴重なので、その時間はとても優越感のある時間です。こんな風に小さなご褒美をもうけ、時には甘えながらなんとか生活をしています。

○もう辞めたいと思ったことはあるか。その理由やエピソードをお聞かせください

以前のように重症な患者さんをみることは少なくなったのですが、時々学生時代の友人と会い、バリバリと働いている様子を聞くと、「私も前のように働きたいな」と感じる事はあります。
また、今の職場は、認知症の方が多く、物とられ妄想や金銭のトラブルが時々あります。信頼関係ができていると思っていた利用者さんから「〇〇さんに服を預けたら、盗られた」といわれたことがあり、子供や家庭のことを考えてこの職場に変えたけれど、元の働き方に戻ろうかなと感じ、とても悩んだ時期もありました。
しかし、自宅に帰り、夫やわが子の顔をみると「子供たちのために頑張ろう」と思い、乗り越えられました。

○今もその仕事を続けている理由やこれからの夢について教えてください

この仕事は、病院だけではなくデイサービスや訪問看護、保健センターなど様々な場所で活躍の場があると思います。今は働ける時間や日に制限があるため、選択肢が狭くなっていますが、子供たちが落ち着いてもう少し自由な時間ができれば、訪問看護の仕事もいいなと感じています。
このように家族構成や希望に合わせ、働ける場を選べることは看護師である強みですし、国家資格ですから、一度退職してブランクがあっても再就職のチャンスはたくさんあると思います。
結婚しても、子供ができても、資格を生かして働けるのは、私が看護師だからだなと感じますし、子供や家族の異変にも早く気づけるので、勉強してよかったととても感じます。

「これが私の生きる道」プロジェクト
HP https://kurusa.jp
Facebookページ https://www.facebook.com/ikirumichi.jp/
インスタグラム https://www.instagram.com/kore_wata/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?