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全北現代の新監督候補に挙がっている外国人監督を紹介!

 見事リーグ2連覇を達成した全北現代。同クラブを計13シーズン率いたチェ・ガンヒ監督は、Kリーグ1優勝6回、FA杯優勝1回、ACL優勝2回を経験し、全北現代の黄金時代を築き上げた。国内最高の監督となったチェ・ガンヒ監督は新しい挑戦を望み、今シーズン終了後の退任と中国超級リーグ・天津権健の新監督に就任することが決まった。

 全北現代もまた、チェ・ガンヒ監督との別れとともに新しい試みを画策している。外国人監督の招聘だ。韓国代表選手をずらりと揃える全北現代の選手たちにワールドメジャーの技術・戦術を落としこむことは、全北現代のみならず韓国代表のレベルアップにも繋がるだろう。

 そこで今回の投稿では、韓国メディアの報道を元に全北現代の新監督候補に挙がっている外国人監督を紹介していく。

ルイ・ファリア(ポルトガル国籍/フリー)

 2001年にポルトガルのU.D.レイリアでジョゼ・モウリーニョのアシスタントコーチに就任して以降、昨シーズンまでジョゼ・モウリーニョの右腕としてFCポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチを歴任。トップチームの監督経験はないものの、周囲からは「本当に優秀なのはモウリーニョではなく、影に隠れているルイ・ファリア」と評価される実力派。特に同氏のトレーニングコーディネートには定評があり、ジョゼ・モウリーニョがトレーニングメニューの大部分を任せているほどだ。

ジョゼ・モライス(ポルトガル国籍/現FCカルパティ・リヴィウ監督)

 ジョゼ・モライスもルイ・ファリアと同様にジョゼ・モウリーニョのアシスタントコーチとしてFCポルトやチェルシー、レアル・マドリードを歴任した経験がある。また、欧州以外の地でも監督経験があり、2014シーズンに就任したサウジアラビアのアル・シャバブ・リヤドでは、同クラブを国内カップ優勝に導き、クラブに2年ぶりのタイトルをもたらした。今シーズンは、ウクライナ・プレミアリーグのFCカルパティ・リヴィウの監督を務めており、全北現代が同監督を引き抜く場合は違約金が発生する可能性がある。

ブランコ・イヴァンコヴィッチ(クロアチア国籍/現ペルセポリス監督)

 今シーズンのACL決勝で、日本の鹿島アントラーズが対戦したイランの強豪ペルセポリスの監督を務めているブランコ・イヴァンコヴィッチ。2015年にペルセポリスの監督に就任すると、2016-2017シーズン、2017-2018シーズンで国内リーグ連覇。今シーズンはクラブ史上初のACL決勝進出を果たした。また、同監督はクロアチアとイランの代表監督時代に2度のW杯出場(1998, 2006)を経験しており、代表・クラブの監督ともに実績を残している。しかし、今シーズンアジアでこれだけの実績を残した同監督に、他のアジアの金満クラブが興味を抱かないわけがなく、これから中国や西アジアのクラブも獲得レースに参戦する予感。仮に全北現代の新監督に就任した場合、全北現代が上手く活用できていないACF枠に優秀なイラン人選手を連れてきてほしいというのが筆者の率直な思いだ。

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