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読書フローを作り終えて

前回記事執筆後2冊ほど読書術についての著作を読了したので、参考までに今回参考となった著作をすべて挙げ直します。(一部は再掲になっています)
著作の並び順は読了した順番です。

・大山賢太郎氏4部作

・アバタロー氏「自己肯定感を上げるOUTPUT読書術」

・大山賢太郎氏「デジタル読書のすすめ」

・小川仁志氏「7日間で成果に変わるアウトプット読書術

・山口周氏「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」


これらを組み合わせたもので今回のフローを組んでみたのでした。

まずはフローの解説の追記として今回初めて言及した小川仁志氏と山口周氏の書籍についてもう少し触れたいと思います。

小川仁志氏
氏は哲学家ですので哲学的なアプローチで読書について述べてあります。
本を読み考えをまとめるときに重要なフレームワークを示してあると感じました。

そのフレームワークとは


1.直感;ざっと内容を把握する
2.構造主義;物事の本質を理解するために、一部だけを見るのではなく全体に目を向けて読書し、考える
3.批判;ダメ出しをするという意味ではなく、吟味すると考える。
4.脱構築;アウトプットのために、入手した情報を自分なりに咀嚼した新たな視点で提示し直す。
5.弁証法;再構築したときにつじつまの合わない部分や、問題が出てくる。それをうまくまとめるときに使う。一見相容れない対立する問題をどちらも切り捨てることなくよりよい解決法を見つけ出す。


これらを読書時にルーチン化するようにすれば漏れもなくなり、時間もセーブして効率よく考えることができるということでした。
これは、確かにそうだなと思いました。
読書メモをとるときの習慣にしていこうと思います。

メモの頭の記号での分類(・や※や☆)は、ハイライト部分の整理の仕方を応用したもので、Kindle本の専用機器の場合はハイライトは灰色しか使えない(グレースケール)ので、記号を色のバリエーションの代わりに文頭の記号で識別しようと考えました。これは氏の本を読んでからメモを作っているときに偶然思いつきました。実際に手を動かしているとアイデアは思いつくものだなあと我ながら感心してしまいました。

題名からもおわかりのように一気に読書スタイルを作ろうというところがありますので、小理屈野郎には少し厳しすぎると感じました。少し緩めて実践します。

山口周氏
大山賢太郎氏の新作の刊行直前のZoomでも触れられていましたので、こちらも読んでみました。
読書を投資と言い切っているので、小理屈野郎にしたら少し(いや、かなりか)過激な印象を受けました。
私の場合は読書は趣味の一環でもあるのでもう少しゆるめに氏の考え方を取り入れることとしました。
「知の巨人」を目指すのはとんでもなく非効率、と著書の中でいいきられてしまいました(苦笑)。ちょっとほっとしましたが…
私の読書の目標は少しでも立花隆氏や佐藤優氏に近づくことだったのですが、彼らはいわば「知の巨人」になることが仕事な訳だから「知の巨人」になれたのだ、と納得しました。
気負うのはよそうと考え、私の読書を通しての大きな目標は

「知のオロナミンC」(オロナミンCは小さな巨人です、にあやかりましたwww)になること

に変更しました。

note記事を執筆するときに情報を集めるときやあるテーマについて考えるときに使うのが氏のいう「情報のイケス」。
今まで「情報のイケス」で情報を泳がせ、収穫しなかったことが読書が血肉化しなかったことの一番の理由だと考えます。
「情報のイケス」を作ることによって自分の知識を抽象化することが読書した内容を血肉化することだとわかったことが一番大きな収穫です。
そして私の読書は知識の断片を集めつつそこから洞察されることを少し紡いで読了というスタイルですので、マクロ的なやり方としては間違っていなかったのではないかと思います。

現在の問題点


今までのEvernoteの読書ノートは今回出来たフローで作成できていないが保存しているのでEvernoteの検索能力でなんとかしていくしかない(現在580冊前後分のノートあり)ところが問題といえば問題です。
これについては、EvernoteのOCR機能(手書きも含め)検証中です。OCRの結果がすぐに反映されるわけではないのでスマホで写真を撮ってGoogleレンズでテキストに変換するとかの方が確実でいいかもしれないです。(それはそれで手間ではありますが)

・Kindleハイライトの欠点
→ハイライトしたすべてのテキストがハイライトのウェブページ反映されるわけではない。(著作権の問題とのこと)
→画像・図表・グラフなどはハイライトしてもハイライトのウェブページでは見ることができない。
→PaperwhiteやOasisはeInk端末なのでいろいろな色のハイライトが作れない。これからの新機種に期待するのも一考。ただしモノクロ端末だから目が疲れないという側面があることもある。

・note記事を執筆しだしてからの問題点
今までもっぱら自分が見る文章を書いてきています。自分の文章の読みやすさなどを検討したことはなかったです。
今後は「書くこと」についても知識を増やし、技術をつけていく必要があると思います。

感想とまとめ


今までは大山氏のいう「アーカイブ作り」のみをしていたことに気づきました。そこから一つまたは複数の資料をキーワードから抽出し、それらから考えたことを形にするのがが自分の知識の構築であって、それは自分で細かくやっていくしかないです。
ハイライトによる引用は簡単ですがまとめや考察は一見面倒くさく、やらない人が大多数だと思います。これを意識的にするのがnote記事の執筆等だろうと考えました。
読書の仕方、というテーマを掲げて考えをまとめているといろいろと見えてくることが多かったです。
今後テーマをいろいろと変えて(Evernoteのアーカイブを見直したり、実際の読書中に思いついたりすると思います)、今回のように考察をしていきたいと思います。それが自分独自の考え方を構築していく(「知のオロナミンC」になる)道筋だと気づきました。

今回は、大山氏に意見を賜ることができた後大きくいろいろなことが動き出したと思います。感謝します。

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