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コロナ禍後初の台湾旅行で私が感じた「アウェー感」

海外旅行が解禁&再開したことを受けて、昨年はソウル4回、釜山3回(!)。ビョーキかよ笑、と言われるくらいの「韓国通い」を敢行したわけでございますが、実は海外旅行は韓国だけで、他の国には行っておりませんでした。
しかし冬季は例外で、寒い韓国はお休みして「日本より暖かい国」台湾に「避難」させていただくわけであります。ということで1月、2月と立て続けに台湾行きの予定を入れました。

医師でソウルに30回近く、ともなると、まだまだ貴重がってもらえるのではないか、なんて書いた時もありましたが、台湾も、ちょうど10年前、2014年のGWにデビュー以来、数えたらこの1月で12回目。笑

30回近く通っているソウルへ、3年半ぶりに訪れた時は、コロナ禍前と全く勝手が変わらず、あまりにノーストレスで「ほぼ国内旅行」なんて書いていたわけですが(→『コロナ禍後初の海外「旅する人生の原点」ソウルで見えたもの​​』参照)、
台湾だって10回以上行ってるんだから、きっと今までと同じじゃん? そんなノリで考えてたら、あらやだ、なんかちょっと勝手が違う!?

実はちょっとショックだったりするので笑、今回はその辺りを書かせていただこうと思うわけであります。涙




韓国と比較するから余計!?「言葉が通じない」というアウェー感

「うわ、言葉が通じないって、こんなにもストレスだったっけ!?」泣

これが私の第一声でした。

特にコロナ禍後の初っ端だってのに、台北ではなく桃園と台中っていう、マニアックなセレクションで旅したので余計、って説ありますけど泣(あ、台北は2月にちゃんと行きます。)、いやでもそこだけじゃない気がしますよ~~。

韓国語が5~6割わかるのに対し、中国語は「ニーハオ=你好」「シェイシェイ=謝謝」「ウォーアイニー=我愛你」、しかも繁体字しかわかりませんよ、ってなものでして、あとは漢字から意味が取れるところは取れるし、取れないのもあるし、そもそも読み方が全くわからんので話しかけられたらジ・エンド、というレベルでございます。

そんな中、台湾って行くとこ行っちゃうと日本語も英語も通じない、ってのはもう今までの旅で十分、経験しておりましたので、頭でわかっていたはずで、だからこそ漢字での筆談の用意と翻訳アプリを完備していったんですから。

台中でふと思い立って入った美容院でシャンプー。
美容師さんとは完全に翻訳機頼みのコミュニケーションでした。

私がブログの運用代行をさせていただいている女性医師の先生が、ちょうど同じくらいの時期に、極寒の韓国で景福宮から地下鉄の駅すら自力で見つけられないなどの「迷走」っぷりを滔々と書かれているのを校正していて、私の台湾行きは、言葉の壁を感じたとはいえ、公共交通機関は普通に使えてましたし、目的のお店にもきちんと辿りつけておりましたのでそこまでひどくねえな、とは思ってましたけれども笑。

「汁なし麺を頼んだつもりが、汁に入った麺が出てきちゃった。でもどのみち迷ってたくらいだから、まいっか」的なのはありましたがね。

で、これがその時のワンタン麺。なかなか美味しかったです。

漢字の国、しかも中国本土と違い、漢字が略体化されていないというか、崩されていないので、地下鉄やバスの表示を解読するのは全く問題なく、公共交通機関の利用に不便はないですし、お店を探すのも容易なんです。

注文も指差しやジェスチャーと、あとは翻訳機でなんとか。ですがやはり、言葉を知らないと、なんと言いますか「入り込めない」感がハンパないですね。その入り込めない感をも楽しむのが本来の海外旅行であるはずで、今までもそこを楽しんできた、はず、なのですが、久しぶりのこの感覚、自分でもビックリしてしまいましたね。

改めて考えてもみれば今までこの4年間、国内旅行と韓国と「言葉のストレスがない場所」しか旅行してなかったですからね。ソウルで海外旅行のリハビリ、などとぬかしておりましたが、そんなのは、あくまで「国内旅行と、そこからちょっと毛が生えただけの場所」というぬるま湯で、ぬくぬくしてただけだったんだ、という事実を、この台湾行きで突き付けられました。もう、ホント、ガツーンとやられましたね。


アウェー感その2:「JAL便なのに台湾人乗客の方ほう方が多い」

もう一つ、ビックリしたのが帰りのJAL便。現地で「アウェーの洗礼」を受けたあとですよ? 日系航空会社なら「ホームに戻ってきた」感じがする、と思うじゃないですか。

ところがビックリ。円安の影響か?台湾の方ばっかりなんですよ! こんなにもたくさんの台湾の方が日本の翼を!? そこにもビックリするやら、嬉しいやら。
機内アナウンスこそ、日本語がメインではありましたが、こんなに中国語が飛び交う日系航空会社のフライトは初めてでした。

行きの便は木曜で空いてたのであまり気にならなかったのですが、帰りは土曜で、週末だからか満席だったこともあり、さらに現地でガツンとやられた後だったこともあり、やたらインパクト強かったです。

日本人目線で、外資系の航空会社と、日系の航空会社を比べると、外資系より日系の航空会社のほうが割高なので、自腹フライトだとどうしても外資系を選んでしまい、日系の航空会社はマイルで乗らざるを得なかったんですが、同じエコノミークラスでも機体の新しさや座り心地の良さ、機内サービス、機内食をサーブされる際のドリンクの種類など、日系の航空会社のほうが、明らかにクオリティが高いんですよ。

座席間のスペースも余裕があり、麻雀ゲームをしながらの有意義なフライトでした。

なので、ここからはあくまで個人的な推測ですけど、外国の方からすると、円安で日経の航空会社の運賃が相対的に安くなっているのかもしれないので、それであれば自国のエアラインよりも日系の航空会社に乗ってみようかな、となったのかな、などと勘繰っています。それにしてもなかなか衝撃的な体験でした。

あ、ちなみに私、このフライト以来、ちょっとした麻雀ブームです、今。笑笑


「ホーム」な韓国、「アウェー」な台湾

開き直ってそれをどちらも楽しむ方向で!

m3連載100回記念企画アンケートにおいて、国内旅行か海外旅行か、という話が出た時に、海外旅行が魅力的なのは「やはり日本とは見える景色が違うから、受ける刺激が違うから」といったコメントをたくさんいただきました。
ソウルや釜山は「一応、海外旅行」とはいえ、コロナ禍を挟んでも、「外国に行った感」は感じられなかったため、実はこの意見に対してあまり実感を得られていなかったんだ、ということを痛感しました。

海外旅行、と言ったって、「国内旅行の延長」であり、入国・出国のあれこれについても勘が戻ってきて、あ、これで海外旅行リハビリ、OKだわ、とか「たかを括って」いたわけですが、本当のリハビリは、言葉がわからなかったこの台湾旅行だったのかもしれないな、と今では思います。

かといって、じゃあここから中国語を勉強するか、と言われると、うーん、それはしないかな。
韓国語の勉強が、まだまだ課題が山積、というのもありますけど、韓国は海外旅行における「ホーム」「レギュラーメンバー」的な場所であるのに対し、台湾は「韓国が寒い真冬の“避難”先」つまり「ちょっとアウェーな旅行先」として、あえてそうさせておく、ってのが良いんじゃない?とかなんとかこじつけて、中国語を勉強しない理由づけをしております笑。

初回は旅の楽しみ、よりも、久々の「言葉が通じない海外旅行先」として面食らってしまった、という気持ちが先立ってしまっていたのですが、おそらく次の台北行きではもう少し、きちんと「アウェー感」を楽しめるのではないか、そんな気がしています。これが出る頃は、そんな2月の台北行きが終わった後でしょうか。最終校正の段階でこの記事をまた見直すのが楽しみですね。

(2024年2月28日最終校正時追記:はい、2月はしっかり楽しめました!)


韓国旅行だけでなく、台湾旅行についても、本連載で順次アップデートしてまいりますので、これからの記事をぜひ、お楽しみに!

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