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散歩のひと  和菓子屋巡り 神保町から上野広小路、 新小金井へ

和菓子屋さんがある街はいい所だ。
これは3年以上ほっつき歩いてみた私の感想。

散歩にシフト
2021年、心臓にステントを5箇所入れてから、膝の故障、半月板のすり減りもあり、ランニングから散歩、歩きにシフトしている。
ちなみに自転車とスイムは今まで通りにやっている。
走れないことはないが、登山の下りと同様に、常に膝を痛める危険性はある。

膝はすり減る
トライアスロンを35年間続けたが、現役時代もランニングは最小限しかやっていなかった。マラソンも年に1回程度ハーフマラソンに出るだけだった。これは現役を長く続けるための作戦であった。

持論だけど、トライアスロン選手が怪我で引退する原因として、一番多いのが膝を痛めることだと思っている。
トライアスリートは筋肉量が多く、ラン専門の選手より体重がある。
ランニングの足への衝撃は体重の3倍以上だから、その衝撃も大きい。
だから、よほど走り方が綺麗で頑丈な人でない限り、ランニングを何十年も続けると、膝の軟骨がすり減る。
そして衝撃を吸収できなくなり膝をおかしくする。
その程度ならいいが、歩行にも支障をきたすまでになる。

話は散歩に戻り、散歩とは、イラストレーター「沢野ひとし」さんの定義

散歩 気晴らしに30分から1時間歩くこと。
・近所へ買い物、犬の散歩(今、犬は飼ってない)。サンダル履きでも可能だ。

散策 散歩より長く2~3時間歩く。
・これが今一番多いパターン。流石にきちんとしたシューズを履く。
時速5キロで歩けば、10キロから15キロの距離だけど、寄り道するので、7キロから12キロ程度となる。

ハイキング 1000m程度の野山を日帰りで歩く。
・場所の難度にもよるが、距離的には5キロ程度から20キロ程度となる。

登山 2000mを越す山登り。
・日帰りだと歩行時間は最長で8時間程度、登山というと日本では頂上を目指す歩きとなる。

トッレキング 山麗(さんろく)を歩く。
・これは定義が難しいが、基本バックカントリーを歩くこと。 
この歩きを欧米ではハイキングという。
となっている。だから今の散歩は散策となるようだ。

さて、その散策とも言える散歩だが、私は餡子が好き。それ故、和菓子屋へ寄りたいためにコースを決める事がある。
そして美味い和菓子がある街はだいたい、歩いていて歴史を感じる。また面白い場所も多い。

美味い=素敵な街と脳内で処理されている。

神保町を散歩
神保町は仕事していた頃の事務所も近く、昼休みによく散歩していた。結構距離も歩く。本屋、スポーツショップ、楽器屋と自分の趣味で店を巡り、御茶ノ水から神田明神までくらいは歩く。

神保町に何カ所かある「さかいやスポーツ(アウトドアショップ)を巡っている時、つい寄ってしまう亀澤堂。
白山通りと靖国通りの交差点の白山通り側にお店はある。「豆大福」がお勧めだ。

神保町のさかいやスポーツ

「豆大福」と言えば、近所では上野の岡埜栄泉総本舗が有名だけど、私は亀澤堂の方が好みだ。

和菓子 神田 亀澤堂

創業1905年、神田神保町の和菓子屋。

亀澤堂

豆大福
豆大福といえば赤えんどう豆が一般的だが、白い柔肌にうっすらと見えるのは大豆。
このふっくら感と、上品なあんこが落ち着きのある味を生み出している。
他ではなかなか味わえない白豆を使った大福。
妻も大好きだ。

少し小ぶり

亀澤堂からさらに靖国通りを歩き、石井スポーツを越えて、クロサワ楽器店のGibsonのレースポールの看板が見えたら、中央線の御茶ノ水駅まで坂を登る。山の上ホテルでコーヒーは高いので飲まないで、聖橋まで歩く。
この橋の上で、中央線、総武線、丸の内線の3線路が神田川を交差する。
東京らしい風景だ。写真スポットなので、カメラを向けている人も多い。

聖橋から

橋を渡ると、和菓子店ではないが、「御茶ノ水 小川軒」がある。
レーズンウイッチ」が有名で美味しい。
小川軒は、ここと新橋、鎌倉と3箇所にお店がある。
暖簾分けしているので、全部味が違う。私は御茶ノ水の小川軒のものが好きだ。
しかし和菓子が目的なので、今回はパスする。

レーズンウィッチ

近道で、神田明神の境内を抜けて、上野の方面に歩いていく。
上野広小路に美味い「どらやき」を売っている和菓子屋さんがある。

上野広小路 うさぎや
東京三大どらやき」と呼ばれるどらやきの銘店「うさぎや」大正2(1913)年創業の老舗和菓子店。

並んでいます。売り切れの場合もある

大ぶりの「どらやき」で、皮は手にふんわりと柔らかく、中にはあんがずっしり。作りたてなので、あんこが少し暖かい。しかも絶妙に甘いし、美味い。
大抵行列しているが回転は早い、手に入れたら、直ぐに1個食べて、その味を忘れずに、帰宅してさらに1個食べる。2度美味しい。
写真には「うさぎ饅頭」「最中」もある。

どらやき以外も美味しい

「どらやき」と言えば、最近の推しは、地元へ急遽戻り、新小金井の「菓子処 ならは
「寅焼」という「どらやき」

新小金井 菓子処 ならは
自宅から5キロ近く歩く。野川沿いを歩き、西部多摩川線の陸橋が見えてきたら、そのの線路を辿って北へ、新小金井駅近く、工場店の方へ向かう。

ならは 工場店

「寅焼」
和三盆糖を使用しふっくらしっとり焼いた皮に、内地産の大納言つぶ餡をはさみ仕上げた極上の逸品。皮が特に美味しい。

寅やき

お茶だ
どらやきや豆大福、出来れば美味しいお茶と一緒に食べたい。
今のお気に入りは、長崎県名産「そのぎ茶」ふくよかな味と香りが和菓子のあんこの美味さを引き立てる。 

そのぎ茶

今回はここまで。

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