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「研修報告-4」脳卒中の立ち上がりに必要な下肢のセッティング:継承塾スキルアップコース

こんにちは。”くっしー” こと櫛引翔太です。

脳梗塞リハビリ大阪by松柏苑、三浦教一先生の「継承塾スキルアップコース」で2時間の実技研修を受けてきました。

テーマ:「立ち上がりに必要な下肢のセッティング」について理解を深めました。

下肢のセッティングの重要なポイント

◾️反対側への重心移動
骨盤がアップライトの状態で重心移動出来る範囲を探る。人によって重心移動出来る範囲が異なるため見極めが重要←これ意外と難しい。

◾️反対側の股関節の内旋
体幹の側屈や股関節外旋での代償に注意しながら安定するポイントをキープする←環境設定を活用して姿勢をキープできる工夫が大切だと感じた。

◾️挙上側の下肢の空間保持
下肢のセッティングで重要なのは、下肢が選択的であること。下部体幹の収縮(特に内腹斜筋)できる股関節のポジションを作る←方法論ではなく相手の反応を追う過程が重要だと感じた。

◾️下肢のセッティング
挙上側の下肢の抗重力活動から従重力活動の中で姿勢が保持できるよう徐々に誘導していく←姿勢が崩れるポイントを見極めるためには、姿勢の戦略を評価できるスキルが必要だと感じた。

【今回のセミナーを受けての私見】
立ち上がり動作の際に「足を後ろに下げて」と口頭指示をだす事は簡単だけれども、脳卒中の立ち上がりでは下肢が突っ張り、下肢が滑ってしまうことも珍しくない。下肢が安定するためには姿勢戦略を含めた、体幹と下肢の介入が重要であると感じた。

臨床は本当に奥深い!
教科書や文献の内容を臨床に応用させながら、もっと成長していきます!

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