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野菜どんぶり一杯分のカレービュッフェが1080円で食べられる「もうやんカレー」で飲食店が繁盛する共通点を考えてみた

最近、ムキムキのカウンセラー友達から「Youtubeで話題のカレーがある」との情報を聞きつけて、今回二人で超ヘルシーで独特だと言われている「もろやんカレー」に潜入してきた。(ちなみに彼は、ジムでトレーナーをしていたので、筋トレやダイエット等に詳しい。)

結論から言うと、めちゃくちゃ美味しい。そしてカレー独特の体に悪い感や刺激物感がほとんどない。
(もちろん辛いと指定してるカレーは別)実は僕がモロやんカレーに潜入した日は、体調が悪く「カレーはちょっちキツイかも」と思っていたが、絶対に一人では行かないし、Youtubeで話題だということで気になって、行ったみた。そして実は健康面からもベストタイミングだったように感じている。

またなぜモロやんカレーが流行っているのかも、店内に潜入してよく分かった。こういう質の良い飲食店にありがちなのが、

「味は良いから来てもらえればわかるんだけど、、、」という感じで、せっかくこだわって料理を作っているのに、そもそもお店に来てもらえず、潰れてしまう、、、というお店が圧倒的に多い。しかしモロやんカレーは多店舗展開(フランチャイズ)もしていて成功してる数少ない飲食店の一つである

やはり飲食店でよくあるのが、コミュニケーションが苦手な職人さんが、お店を切り盛りしていて、せっかっくいい味なのに良さが伝わっていないということが多分にあるからである。しかしもろやんカレーでは、店長さんがいない店でかつ日本語が母国語でない外国人(おそらくインド人?)がフランチャイズの店長をしてるのにも関わらず流行っている

そこで超ヘルシーカレー「もろやんカレー」からカレーのレポートもしつつ、モロやんカレーの戦略からコロナウイルスで低迷する飲食店が繁盛する方法について考察してみた


潜入したもうやんカレーの外観


今回、行った場所は、もうやんカレー246(渋谷店)である。渋谷駅から徒歩10分程度でいけるが、宮益坂を登るので「少し遠いな」というのが正直な感想である。

外観は一言でいうとダサい(笑


 (この看板の配色とかめちゃくちゃダサいと思う。なぜこんな配色なのか、、、おそらく覚えてもらうためにわざとだと思う)

また正直いって「え?ここにカレー屋あるの?しかもあのモロやんカレー?」という感じである。多分、普通に歩いていたら気づかないぐらいのレベルな気もする。下にある黒板の看板でわかる程度である(隣にはタンス屋があってまさか横にカレー屋がある感じは全くしない笑)



そしてそのままビル奥に入っていっても、何か怪しいツボや占いをされそうな外観である。カレー屋なのに怪しい感じがいなめない、なんとも言えない独特の空気感を醸し出している。


また居酒屋としても利用が出来るようになっているらしく、次回カレー好きな人と飲む時はもうやんカレーさんを使わせて頂くのも手かなと思った。

お店の内装とカレーを食べるまで


実際に、中に入ってみるとまたもや独特のインド感?を醸し出した内装である。そして店内のスタッフは外国の方(おそらくインド?)で、外国人らしい日本語で、まずはカレービュッフェ代の支払いをお願いされる。

代金は1100円+税。まあ都内でしかも渋谷のランチだったら平均的な金額だと思う。(ビュッフェ形式を考慮すると安いかもしれない)

実際、店内はそこまで広いわけではない。そして机ごとに番号が降ってあって番号をスタッフから促される。そして席に付いたら、カレーを自分でよそいに行くスタイルである。


実際にカレービュッフェを食べてみて


カレーは僕が見た限り、焦がしビスヌカレーとほうれん草カレー、そしてポークカレーの3種類である。


僕はお腹一杯になってしまったのでほうれん草カレーはまた次回の機会に食べるつもりである。


特に食べてみてめちゃくちゃ辛い印象は無く、変な甘さもなく、カレー味はする程よい美味しさだったように思う。

そしてカレー以外に美味しかったと思うのが、「タンドリーチキン」である。というか僕はこちらの方がハマった。ちょうど良い油っこさがカレーとマッチしていて、何個かおかわりした記憶がある。


(カレーに野菜が何個分も入ってるのにも関わらず、キャベツとコーンをプラスしてしまった)

またカレー以外にも良いと思ったのがもうやんのおうどんである。丁度よい面の硬さでおうどんだけでも美味しく頂ける一品である。しかも味も僕好みのスパイスが効いていていい感じであった!(語彙力がない笑)


正直行って、もう少しお腹と体調に余裕があったら、20辛ソースとかも食べて見たかったが今回は断念、、、

でもそれが食べれなかったとしても非常に価値の高いカレー屋さんだっと思う。1000円+税で色々なカレーやおうどんが食べれたのは非常に良かった!

コロナで低迷してる料理店がもうやんカレーから学べること

ここからは僕の私見なので、あなた自身の頭を使って「なぜもうやんカレー」が流行っているのか考えてみて欲しい。


もうやんカレーがヒットしてる理由1:〇〇性がある



まず僕が考える一つ目の理由。それは「意外性」である。

どんな意外生かというと、カレーなのに超ヘルシーということである。通常カレーというと辛くて刺激物で、体に良くない、特にお腹の調子が悪い日には食べない方がいい、みたいな印象があると思うが、モロヤンカレーは完全に逆を付いている。

もとトレーナーの店長が、野菜をどんぶり一杯分食べることになる、という触れ込みつきである。これなら今日はカレーを食べたからちょっと胃があれてもしかたないなという自分を痛めつけるプレイを避けることが出来る。


恐らくもうやんカレーを食べた人は、「カレーなのに胃もたれもしないし、逆に普通のランチやディナーよりも大量の野菜が入っていてヘルシー」という口コミをすると思う。

そうすればその話を聞いた人も「なにそれ?聞いたことない!面白そう!」という反応をする人が何人かはいるだろう。
だからこそ口コミが口コミを呼んだりして流行っているのだと思う(僕もかわいい女の子から「面白いお店ある?」と聞かれたドヤ顔で「カレーが好きならもうやんカレー」と答えてるかもしれない笑)

これは別に商売をしていないコミュ障でも同じだと思う。たとえ少しコミュニケーションが苦手でも、「何この人!意外!」と感じてもらうことでより興味を持ってもらうことが出来る。

そして「もっと話を聞いてみたい」と他人に思わせる意外性を自分の中で見つければ、一定の人には自分の対人魅力を高めることが出来るだろう


もうやんカレーがヒットしてる理由2:〇〇観が明確


そして2つ目の理由は、「独特の世界観」である。「も」のトレードマークが示すように、おそらくモロやんカレーのイラストを見たら、「あ、これモロやんカレーっぽいな」というのがひと目見てわかると思う。
しかもカレーのインド感というか外国感からはかけ離れて、日本感を出しているところがよりインパクトを残してると思う。(日本式カレーとうたってるところも良い)


なのでひと目見たときは「ダサい」というのが僕の印象であったが、逆にオシャレでかっこよくなくても、インパクトを残せばこうやって覚えてもらうことが可能であることがわかる。(もちろんブランドイメージでどうするか?を考えることも重要だとは思うが、、、)

ここからコミュ障の僕らが学べることも一緒である。決して「ファッションをダサいものにしろ!」と言ってる訳ではなく、自分なりの世界観すなわち「じぶんワールド」を持つことは重要である。もちろんそれに合わない人もいるだろうが、そういう人は「住む世界、星が違う人」だと認識しておけばいいだけである。

重要なのは、皆から好かれようとしないこと。自分が付き合いたい人を決めて付き合うことである。嫌な人と付き合うほど人間の人生は長くないと僕は思う(まだ2019年時点で若干29歳ではあるが笑)

※ちなみにもうやんカレーも付き合いたくない人をしっかり設定していてフードファイターの人はお断りという文言をしっかりと掲示しているし、食べ残しをする人にはしっかりと罰金制度を設けている。


なので例えあなたがコミュニケーションが苦手だとしても気にする必要はない。それよりも素の自分を出した時に、嫌な顔せず楽しく会話してくれたり、相談に乗ってくる人と付き合うことが重要だと僕は思う。

もしあなたがコミュ力を上げたいのだとしても、結局どんなにコミュ力を上げたところで「分かり合えないヤツはわかり会えない」というのが僕の結論である。なぜならすごい説明上手な人が話していても、聞き手の思い込みや観念のせいで全く聞く耳を持たないヤツが結構いることに気づいたからである。

なのでまずは素の自分を理解してくれる人と仲良くなって、話すことに慣れてから少しちょい上のレベルを目指せばいいし、別にあなたが望んでいなければ目指さなくてもいいと思う(本人が幸せならそれで良いと思う)


もうやんカレーが繁盛してる理由3:〇〇を常に伝えている


そして3つ目の理由は、「自分の思想を伝える活動をしっかりしている」ということである。

店内には、「もうやんカレーとはどんなカレーなのか?」がしっかりと明示してあるポスターが貼られていたり、「なぜヘルシーなのか?」「なぜ美味しいのか?」がしっかりと言語化されている

また漢方が入っていたりや化学調味料を使ってないことから「翌日の便通が良い」など、しっかりとこのカレーが他とは違う意外性も伝えている。(カレーを食べて便通が悪いのは誰しも経験したことだと思う。僕だけじゃないはず笑)


そしてこんなメリットが書かれていると、今この記事を書いてる僕ですら「また行こうかな」と感じてしまう。また健康に気を使ってる女性は一度、この伝えられ方をしたらリピーターになるなとも感じた(実際めちゃくちゃキレイで寡黙そうな女性がカレーを一人で食べにきていた)

そしてしっかりとトイレにまで、「もうやんカレーを食べたらどうなるのか?」が具体的な食材の分量の解説まで張り紙で書いてあるのである。しかもこのトイレの真っ赤な怪しい感じと相まって、より印象に強く残るのだと思う。


ただもしかしたらコミュ障のあなたは「結局、コミュ力ないといけねえじゃねぇか!」と思ってるかもしれないが、そうではない。しっかりと自分の思想を伝える準備をしておけばいいだけである。

だからこそ自分はどんな人と仲良くなりたくて、その人にどんな関係性になりたいのか、そしてその人達に魅力的な人だと思ってもらうためには、自分のどんな一面を出していけばいいのか、ココらへんを事前に準備しておいて、自己紹介の時etcに話せばいいだけである。

これだけでも大分変わると思う。僕自身コミュ障ではあるが、コンサルタントと名乗り初めて、どんなコンサルをしているのか、自分は他のコンサルト何が違うのか、実際のコンサルではどんな話をしていけばいいかが分かって準備できるようになってから本当に人付き合いが変わったように思う(もちろんまだまだ修行が必要だとは感じてはいるが、、、)

まとめ:遊びが人生を自由にす



今回、彼の"遊び"に付き合ってみて、「最近の人はこういうのに興味があるんだな」と知ることで、世間のニーズを知ることでき、大変勉強になった。
特に僕のような引きこもりはついついネットの情報を見てニーズを読み取ろうとするが、時たま彼のように外に連れ出してくれる友達を持っていれば、ネットでは知り得ない(というかそもそも検索しようとしない)情報に触れることが出来る。実はこういう体験が新しい刺激になってビジネスに生かされたりすることが多分になることにここ1年間で気づいた

なのでもしあなたが、「最近つまらないな、、、」「なんか日々の生活がマンネリだな」と感じるのであれば自分が今ままで知ろうとしない情報に触れてみることが大事である。そういう風にインプットを変えることで、自分から出てくるアウトプットを変えることが出来る。

そうすることで新しい自分の一面が見えたり、新しい仕事やビジネスのアイデアが出てくるのではないかと最近は常々感じるようになった。

もしあなたが、家と会社の往復する生活を繰り返しているのだとしたら、少し行き来する道を変えてみたり、イベントやワークショップ等に行って新しく付き合う人や環境を見つけていくことが大切なのかもしれない。

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