「戦争は悪！なぜなら戦争は悪だから！」という刷り込み教育を受けてきた世代が映画版ジャイアンの法則で「戦争って悪いことばかりじゃないんじゃない？」って錯覚したって話なので、「戦争がなぜ悪なのか」をちゃんと説明してあげればいいだけだと思うんですけど。なんで安易にSNS批判とか若者批判をしたがるんでしょうかね。

ここで問題なのは「ネットのウソを見抜けないこと」であって、SNSはデマが拡散する危険性を孕んでいる...みたいなのは見当違いもいいとこです。

ついでに言うと「戦争は悪じゃないかもしれない」という意見が生まれることは問題でも何でもないと思います。今まで「戦争は悪だから悪」と漠然と認識していた人が、ふと「戦争は悪じゃないんじゃないか」と疑問を持ち、色々調べて考えた結果「やっぱり戦争は悪だった」という結論に至ればそれでOKですし。そしてその思考の過程で、「なぜ戦争は悪なのか」ということについて理解が深まるはずなので、何も悪いことはないですよね。

「戦争は悪だから悪」という教育は、失敗から学ぶ機会を奪うだけです。
「なぜ悪なのか」を理解していない平和意識なんて、そりゃネットのそよ風ごときで簡単に揺らいでしまうでしょう。