Kosuke Shirai | 白井 洸祐

IDL[INFOBAHN DESIGN LAB.] 所属のデザインストラジテスト。 S…

Kosuke Shirai | 白井 洸祐

IDL[INFOBAHN DESIGN LAB.] 所属のデザインストラジテスト。 Societal Lab.主宰、一般社団法人Cycle Living Lab. 理事、"IDx" (IDL magazine) 共同編集長を務めます。書いて考えるタイプ。

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    多様な背景を持つIDLメンバー(=IDLists)が、国内外のデザイントレンドや、仕事や生活するうえで日々感じているちょっとした「問い」や「気づき」を、わかりやすいストーリーとともにお伝えするナラティブマガジンです。

最近の記事

小さなコンポストがひらく「循環」のデザイン

ここ数ヶ月、立て続けにコンポストを扱う機会に恵まれた。それ自体のポテンシャルを実感するとともに、サステナビリティにおけるしくみの大切さについて考えをめぐらせることになったので、ひととおり書き綴ってみたい。 子どもたちへの感嘆と、さらなる可能性と今年はやたらと「コンポスト」づいていた。 コンポストとは、生ごみをはじめ有機物を分解・発酵させて堆肥をつくる取り組みのことだ。近年は扱いやすいプロダクトも生まれ、家庭でも広がりを見せている。 数年前からつながりのあるローカルフードサ

    • 企業にとってのフィールドの意味

      価値を探り、生み出すためのフレームワーク前の記事では、これまで僕自身が取り組んできたソシエタルデザインについて、さわりとなる考え方を書いた。 それは社会と企業、生活者とをつなぎ、新たな価値を生むデザインのこと。 リビングラボをはじめ、さまざまな共創の取り組み・しくみが生まれている。 これらのプロジェクトが生まれる前段に、価値探索フェーズがある。 課題や価値の源泉は、所与のテーマや固有の産業だけとは限らない。 可能な限りリサーチやヒアリングを重ねながら、仮説を構築していく。

      • 2022年夏の近況と、「ソシエタルデザイン」ことはじめ

        ようやく実現した〈ギャザリング〉先日、7月末の暑い日、京都市内でイベントを開催した。 コロナ禍を経て、本当に……3年ぶり? 直近のオフラインのトークイベント開催や登壇がすぐには思い出せないほど久々すぎて、隔世の感が否めない。 会場が隣接していたこともあって、これまで「不要不急」でなかなかお会いできなかった方が、次々と京都オフィスを訪れてくれた。ついにイベントの当日は、ゲストのご訪問で予定が埋まってしまう(アポイントをすべてこなすには本来3日ほど必要だった。が、今回は断念)。

        • また会えるということ

          今年は、思いがけずたくさんの別れを経験した。突然のステイホームがはじまり、容易に人とは会えなくなってしまったことの影響を、今になって噛み締めている。 別れは急にやってきて突然誰かがいなくなるのはショックなことだ。身近な人は当然のこと、知人の場合はあとになって聞かされることも多い。どちらにしたって、別れはいつでも突然やってきて、その一瞬から、心が動かなくなってしまう。 健康だとばかり思っていた。仕事熱心で、人望や環境にも恵まれていて、はたから見ても充実した人生。あるいは一緒

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