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器の小さい男

病院へ行く入居者に寒いからとニット帽を被せたらめちゃくちゃキュートでとても可愛かったので、1月1日のビンゴ大会の景品は全部ニット帽にしようと思っています。

こんにちは、コッシーです。


さて、今日の記事は温厚が服を着て歩いているくらい普段滅多に怒らない僕が珍しくイラっとしてしまったお話です。反省の意味も含めて記録として残しておきたいと思いますので、取りとめのない話ですがお付き合いくださると幸いです。


事の発端は僕の発注ミスからでした。

うちの会社では事務用品や消耗品の発注を本社が一括で行っており、各事業部が必要な物を発注書に書いて本社にFAXします。

それを本社の事務の女の子がアスクルなどに発注をして各事業部に届くように手配をします。

欠品している物や廃番となった物は事務の女の子が直接各事業部の発注者に連絡をして調整するようになっています。


先日、事務の女の子からこんな連絡をもらいました。

「コッシーさんの頼まれたペーパータオルが欠品しています」

どうやら普段頼んでいる入居施設で使用しているペーパータオルが欠品をしているとのことでした。ペーパータオルは日常で使用している物であり無くなると困ってしまいます。代わりとなる商品があるかを確認しました。

すると、「こんなのがあります」と代替商品画像が送られてきました。そこで僕はきちんと規格を確認すれば良かったのですが、持ち前のチャランポランな性格が災いし、「それで良いよー頼んどいてー」と軽く返事をしてしまったわけです。


実際に施設に届いたペーパータオルは施設のペーパータオルのボックスに入るようなサイズではなく規格が全然違いました。

間違えて発注した数が1個や2個なら諦めて使っていたかもしれませんが、ダンボール1箱分頼んでしまっていたので返品した方が賢明だと思いました。

「ごめん、頼んでもらったペーパータオルだけど…僕の確認ミスで全然規格外でした。申し訳ないですが返品の手続きをお願いします。本当にごめんなさい!!」

そう事務の子にメールすると、「分かりました。返品の手続きをするのでダンボールから出さないようにしてください」そう返事があった後に続けて、「次回から発注ミスを防ぐためサイズの指定をお願いします」と言われました。

それを言われた時、僕は違和感を覚えました。いやもっとはっきり言うと、イラっとしました。

サイズなら注文履歴を見て、今までずっと頼んでいたペーパータオルの詳細を見れば一目瞭然です。そんな事が分からない子ではありません。僕に対して不満を持っているんだと感じました。

いつもなら「間違えて発注した僕が悪いしな」と自分の中で消化するんですけど、その時はなぜかイライラしてしまいまして、「サイズなら注文履歴を見れば分かると思うけど、確認できない?」と返事をしました。

多分僕のイライラが伝わったのでしょう。事務の子からは、「同じペーパータオルが今後頼めるとは限りませんので、ペーパータオルボックスのサイズを教えていただきたいです。そうすれば別のペーパータオルが規格に合うかが分かりますので」と返ってきました。

この返事に僕のイライラはさらに高まりました。

ペーパータオルボックスのサイズは当然今までずっと頼んでいたペーパータオルがジャストサイズです。だって今までずっとそれを頼んできていましたから。そんな事は少し考えれば分かるはずです。事務の子は明らかに僕への不満を露わにしていました。

「申し訳ないけど、ボックスのサイズは今までずーーーーっと頼んでいたペーパータオルのサイズがジャストです。それは履歴で分かると思います。それともミリ単位でボックスのサイズが必要ですか?それを確認しないと合うペーパータオルを頼めないという事ですか?」

イライラが頂点に達して、めちゃくちゃ嫌な言い方を事務の子にしてしまいました。送信してから自分の行為に嫌悪感を覚えました。


そもそも発注をミスしたのは僕です。僕がしっかり確認しておけばこんなことにはなりませんでした。それを棚に上げて何も悪くない事務の子にイライラをぶつけるなんてとんだ大馬鹿野郎です。

バカバカ!コッシーのバカ!お前がイライラしてどうすんだ!事務の子の気持ちも考えろ!

そう反省した僕はすぐに本社に行きました。そして事務の子に「嫌な言い方してごめん!!」と直接頭を下げました。事務の子は「こちらこそごめんなさい!」と逆に謝ってくれました。

「いや悪いのは僕だから!本当にごめん!何なら2,3発殴って良いよ!」

「そうですか、じゃあ遠慮なく(笑)」

なんてやり取りをして笑いあったので、多分わだかまりはないと思います。


自分で言うのもなんですが、普段僕は本当に怒ったりしません。その僕が今回なぜあんなにイライラしたのかを考えてみました。

はっきりとした原因は分かりませんが、おそらく僕は発注ミスを完全に自分の責任だと思っていなかったのかなと思います。

事務の子が僕にペーパータオルを提案する前にサイズを確認できたと思いますが、それをせず僕に提案をしてきました。僕も確認不足でしたが事務の子も確認不足だったと思います。僕1人のせいではなく事務の子にも否があったと思っていたのだと思います。

それなのに事務の子は僕だけのせいのように振る舞い、なんなら僕に対して苛立っていました。それが僕を苛立たせた原因ではないかと思います。

なんという器の小ささ!!

何が温厚が服をきて歩いてるだ、何が普段ほとんど怒らないだ。

統括責任者が聞いて呆れます。

そんな事で事務の子に対して嫌な言い方をしてしまうなんて…本当に上に立つ人間としてあるまじき行為だと思います。

事務の子は僕より年下でしかも女性です。年上の男性の上司から嫌な言い方をされて本当に傷ついたと思います。もしかしたら怖かったかもしれません。笑い合い和解はしましたが、この事を決して忘れてはいけません。

自分ではどんぶりくらいはあると思っていた器ですが、どうやらおちょこよりも遥かに小さい器だったみたいです。

しっかりと反省をして二度とこんな思いをさせないように気をつけます。

事務の子には今度特性ローストビーフでも作って渡したいと思います。


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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